事件が起きました

 

今回は趣旨を変えて自分の派遣バイト体験談を話していこうと思います。

派遣バイトをやってみたいけどどんな感じなんだろう、と思っている方がいたら読んで参考にしてみてください。

 

 

あれは、2020年12月31日大晦日の出来事でした。

 

 

 

・仕事探し(12月26日)

バイトをしておらず、お金に困っていた私は、ネットで大晦日限定のライブスタッフの派遣バイトを見つけ、応募しました

(金欠という理由ともう一つ、ライブスタッフがとても面白そうと魅力を感じたという気持ち

 もありました)

 

 

 

 

・説明会(12月28日)

説明会の日になり、私は指定された場所(本社)に足を運びました。

その時、説明会に来ていたのは私一人だけのようでした。

 

席に案内され数分後、担当者の方が来てなぜこの仕事を選んだのか、他の日も入れるかなどの簡単な質問に答えた後、作業着や仕事場、集合時間など当日の打ち合わせをし、その日は無事終了。

 

そして、29、30日に指定された持ち物を用意し準備万端。 

しかし、事件は起きてしまいした。

 

 

 

 

・バイト当日(12月31日)

夜中からの仕事ということで20時頃に家を出て電車に乗り駅に向かいました。

(ちなみに夜遅くに電車に乗るのはこの時が初めてで、いつもと違う雰囲気にワクワクし

 ていましたw)

 

駅に着き集合場所までの道のりをスマホで検索しながら向かいました。

無事に到着しましたが周りには自分と同じ作業服を着ている人は見当たらず、まだ来ていないのかと思いつつ待っていました。

 

そして数十分が経ち・・・

 

 

誰も来ない 

 

 

 

もしかして場所を間違えたかと思い会社に電話すると、「本日の業務は終了しました。」

 

 

・・・なんだと 

 

 

 

このままいても仕方ないと思いとりあえず周りを歩きました。

すると作業服を着ている人たちを見かけ「あ、いた!」と思い話しかけました。

 

違った。

別の会社の人たちでした。

もしや先に行ってしまったのかと思い現場まで行きました。

ところが現場まで着くと人がいないどころか建物の明かりは消えており門もしまった状態。

 

完全に心が折れ家族に電話をすると「もう帰ってこい」とのお声をいただき、終電に間に合うよう走って駅に向かいどうにか電車に乗ることに。

その時の時間が23:46頃であり電車の中で年を越すこととなりました。

 

 

 

 

この出来事をきっかけに派遣バイトはやめておこうと思いました。

いや~あのときは今思い返しても本当に苦しい思いをしましたw 交通費が無駄になったのも痛いですが何より貴重な時間が削れたのがとてもデカかったです!

 

派遣バイト全てがこんな感じでは無いと思っていますが、これからやってみようと思っている方がいらしたら十分におきおつけを。

お金がないから、時間が有り余って暇だから←(これに関してはあまりいないと思いますが)とりあえずやってみようと思っているのであれば一度踏みとどまり、よく考えてから応募してみては。

 

あなたの貴重な時間が無駄にならないように。

身につけよう! マーケティングスキル Part2

マーケティングテクニックの続きを紹介していきます。

マーケティングを学んでおくことで、コピーを書くときの手助けになります。

 

 

 

 

積極的に売り込まずに売る方法

絶対に見るなと言われると、無性に見たくなる

 

「絶対に開けないでね」と言われると開けたくなる。

「お願い ここから先のページは読まないでください」と書いてあると読みたくなる。

「あそこに近づかないで」と言われると近づきたくなる。

 

人は禁止されたり、断られたりすると、逆にその対象に対して興味が湧くという性質があります。

これを心理学でカリギュラ効果と言います。

 

カリギュラ効果・・・禁止されたり、制限された行動をかえってやりたくなってしまう心理現象

          1980年に米国で公開され、過激なシーンで話題になった映画「カリギュラ」の

          公開規制により、かえって観たがる人が増えた現象から命名された

 

こういった人間心理を理解していると、「まだ申し込みをしないでください」「お願い。まだ買わないで」などの表現を使い、逆に購買意欲を刺激できます。

 

この禁止法は頻繁に使うと効果が薄れますが、ポイント的にセールストークや広告で使用すると意外に効果があります。

 

 

人間心理・・・人は断られたり、禁止されたりすると、逆にその対象に対して興味が湧く

具体的行動・・・交渉、セールス、接客の場面であえて販売しない、契約させないことを伝えてみよう

 

 

 

不安を煽って行動喚起に結びつける法

失敗したくないと思うと、行動力が上がる

 

人間には2方向の欲求があると言われています。

ひとつ目が前向きな欲求(プラスの方向)。

「幸せになりたい」「お金持ちになりたい」「仕事で成功したい」といったもの。

ただし、前向きな欲求は多くの人が持っていますが、なかなか「行動」につながらないという特徴を持っています。

 

「幸せになりたい」と思っても幸せになるための方法を具体的に考えて、行動を起こす人はなかなかいません。

「お金持ちになりたい」と思っても投資や金融の勉強をしたり、商売をする準備を始める人は少ないですし、「仕事で成功したい」と思ってもどうすれば成功するかを考えて、実行に移す人は多くありません。

 

ふたつ目が後ろ向きな欲求(マイナスの方向)。

「失敗したくない」「損したくない」「笑われたくない」といったもの。

前向きな欲求に比べて「行動」する人が多いのが特徴です。

 

「大事なプレゼンで失敗したくない」「みんなの前で恥をかきたくない」「部下にバカにされたくない」と思うから、あらかじめ綿密な計画を立てたり、事前練習をしたり、前もって対策を練ったりします。

この原則によれば、もしセールストークや広告コピーで前向きな表現をしても、相手の反応が弱いときには、あえて後ろ向きな表現に変えるのも一つの手かもしれません。

 

(前向き)「あなたにはこのドレスしか似合いません」

(後ろ向き)「このデザインであれば、どんなパーティーでも恥をかくことはありません」

 

(前向き)「このセミナーを受けるとお金について詳しくなります」

(後ろ向き)「このセミナーでお金で損することを防げます」

 

(前向き)「ダイエットでスリムな体づくりを目指しましょう」

(後ろ向き)「将来健康に困らないためにダイエットを」

 

コツ・・・後ろ向きなコピーは不安を煽るため、多用するのは避けましょう。

 

人間心理・・・人は後ろ向きな欲求の方が行動に結びつきやすい

具体的行動・・・営業トークやキャッチコピーで後ろ向きな欲求の代表的なフレーズが「失敗しない」

        「ミスしない」「恥をかかない」「損をしない」など。

        不安を煽ることでお客さんの行動喚起を刺激する場合にこうした表現を検討しよう

 

 

 

罪の意識が残らない訴求法

手軽さを誇張すると、逆にネガティブに感じる

 

人は「幸せになりたい! 絶対幸せになりたい!」と思う反面、幸せなことが続くと、かえって不安になることがあります。

人の心は快と罪の意識が常に葛藤しているもの。

この心理を考えると、たとえば主婦向けに惣菜をPRするとき

 

          「毎日の調理の手間が省けてラクができます!」

 

という説明だけだと「快」のフォローだけで、「罪の意識」のフォローができていないことに。

調理をしない手抜き主婦という「罪の意識」が残ってしまうわけです。

 

そこで、

 

           「育ち盛りのお子さんのために!

           手軽にできるおかずをもう一品増やしてみませんか?」

 

といったように罪の意識が残らないように訴求すると受け入れられやすくなります。

 

人間心理・・・人の心の中では快と罪の意識が葛藤している

具体的行動・・・セールストークや広告コピーでは「快」と「罪の意識」の両方をフォローしよう

 

 

 

お客様の行動喚起を促す方法

名指しされると、行動を取りはじめる

 

1964年にニューヨークで女性がナイフで襲われる事件がありました。

被害者の女性は30分以上犯人に襲われ、その間助けを求めていました。

警察によると女性の声を聞いた人は少なくとも38人にのぼったそうです。

しかし、警察に通報したのはたったの1人だけでした。

おそらく、事件を目撃した人もいたはずですが、多くの人は自宅近くで起きた事件に無関心だったわけです。

 

社会心理学者のジョン・ダーリー氏とビブ・ラタネ氏はこの事件を調べ、さらに実験の結果から、多くの人が無関心だった原因を次のように指摘しました。

「多くの人が気づいたからこそ、誰も行動を起こさなかった」

つまり、人は重大な問題や状況に直面したら自分で責任を負うことを避け、「きっと他の人が対処するだろう」と考え、行動を起こさない傾向があるということです。

 

特にその問題や状況に関わっている人が多ければ多いほど「誰かが対処するだろう」という思いは強まり、そして、「大勢の前で自分が関与して失敗するのは恥ずかしい」という思いも強くなります。

これが「傍観者効果」です。

 

この理論は広告やコピーでも使えます。

「皆さんにお得なお知らせです」といったように訴求対象も行動指針もアバウトであれば、お客さんは傍観者傍観者になる可能性が高いということです。

 

人間心理・・・人は名指しされて行動を指示されると自分ごとだと思う

具体的行動・・・広告コピーは訴求対象者ととってもらいたい具体的行動を明示しよう

 

 

 

お客様に嫌われないコピー術

自分のことばかり話すと、相手はうんざりする

 

年末にあなたの手元に友達から二通の手紙が届いたとします。

一通は次のような手紙。

「先月、私はハワイに行ってきました。

 青い空と広い海と美味しい料理を毎日楽しみました。

 寒い日本とは違うので私もリフレッシュ!

 日本に帰ってきても、英会話教室やダンススクールもあってなにかと忙しいです(笑)。

 来週、そちらに行く用事のついでに会えないかと思いますがどうでしょうか?」

 

もう一通はこのような感じ。

「お元気ですか?

 先日、久しぶりにメールをいただきとても嬉しくなりました。

 そういえばお子さんは来年大学受験ではありませんか?

 これから入学試験だと思いますが、志望校に合格できるよう祈ってます。

 来週、そちらに行く機会があります。

 よければ久しぶりに会ってあなたの話を聞きたいです。」

 

この二通を見比べて、親しさを感じるのは後者の方だと思いませんか?

この違いが生まれるのは、主語が違うからです。

前者の手紙の主語は「私」、後者の主語は「あなた」です。

主語を「私」にして自分のことばかり伝えていたら、相手はあなたを自己中心的な人物だと感じてしまいます。

 

ビジネスでも、相手に何かを伝えたいなら、主語を「あなた」にしましょう。

広告コピーなら「この商品は」「わが社は」ではなく、やはり「あなた」です。

広告コピーでは「あなた(お客様)」を念頭に置きましょう。

 

人間心理・・・人は自分のことばかり話したり、自画自賛する人にうんざりする

具体的行動・・・キャッチコピーを考えるときは、「あなた(お客様)」を念頭に置いてつくろう

 

 

 

広告の信憑性を上げる方法

発信者が誰かがわかると、信頼性が生まれる

 

企業のポスターなどで、顔写真が入っている方が入っていない方よりも信用されます。

これは、人は「顔の見えない不特定多数や組織」よりも「顔の見える1人の個人」に関心をもつ心理が働くからでしょう。

SNSもチラシもDMも営業ツールも情報発信をするときには「顔の見えない会社や店舗」からではなく、

「会社や店舗の中の顔の見える個人」から情報発信するようにしたほうが相手には強い関心を持ってもらえます。

 

お客さんは無機質な会社やお店に興味があるのではありません。

関心があるのは「顔の見えるあなた」です。

 

人間心理・・・人は不特定多数や組織よりも、「顔の見える個人」に関心をもつ

具体的行動・・・情報発信をするときには、訴求対象に関心や信用を抱いてもらうために発信者が誰か

        具体的にわかるようにしよう

 

 

 

権威で訴求するコピー術

第一印象の身なりが良いと、人格までよく見えてくる

 

心理学用語に「ハロー効果(後光効果)」と呼ばれるものがあります。

身なりが立派な人は仕事ができる、有名大学卒業者は新人であっても一目置かれるといったように、初めの印象によって、その人が高く評価されるというものです。

 

ビジネスの場で応用する場合、たとえばプレゼンテーション、交渉、接客をする際には何かハロー効果につながるものと企画をつなげると相手に好印象を与えることができます。

商品POPを書くとき、「お買い得! 5本指ソックス」よりも「〇〇新聞『中高年の健康増進特集記事』で紹介! 5本指ソックス」と書いたほうがハロー効果が働きます。

 

逆に身なりがだらしないなどの第一印象によりネガティブイメージが植え付けられることもありますのでご注意を。

 

人間心理・・・人は視覚、肩書き、マスコミ、統計、医療、学問、権威などにプラスの印象をもつ

具体的行動・・・ハロー効果が見込めるものは名刺、営業資料、サイトに明示しよう

 

 

 

自分ごとだと思ってもらうコピー術

自分ごとだとわかる説明だと、受けては関心を抱く

 

前回商品には、「商品価値」と「付加価値」という2つの側面があることをお話しました。

 

商品価値は、その商品本来が持っている価値。

ビールなら爽やかにのどを潤し、おいしくてリラックスさせてくれるアルコール飲料ということです。

 

評価価値は、お客さんが抱く価値。

商品価値にお客さんがさらに付加価値を感じる部分。

ビールでは、高級感やプレミア感という付加価値が感じられるようなこと。

 

このうちの評価価値をお客さんにうまく受け止めてもらうことができれば、その商品は高く買っていただくことができます。

評価価値は、実績や経験、知名度などによって変わってくるのですが、既存の商品の評価価値を上げるのに簡単な方法が、ネーミングやキャッチコピーを変えることです。

事例で説明します。

以下のAとBは商品価値は同じですが、コピーによって評価価値が変わります。

 

A:ざるそば 500円

B:信州の風味豊かなそば粉のみ使用。 毎朝店主が3時から手打ちしています。限定50食。 

   ざるそば 750円

 

A:人気の芋焼酎 3,500円

B:酒販店主だけが知る幻の芋焼酎 10本限定入荷! 

  7,000円

 

すでに商品の知名度が高く、ブランド力があり、実績があるなら、キャッチコピーなどを変えて訴求方法を改める必要はありません。

しかし、商品価値がしっかりあり、他社の商品との優位性もはっきりしているのに売れ行きが上がらないのなら、評価価値を全面に押し出すアプローチを進めるべきです。

これからのお客さんは、自分の個性や嗜好のあったものを多くの商品から探すことを余儀なくされます。

その選択肢に入るには、キャッチコピーでその商品ならではのユニークさを目立たせることです。

 

人間心理・・・人は自分の個性にあった評価価値から商品を選ぶ

具体的行動・・・競合とはっきり違う優位性がわかるキャッチコピーを考えよう

 

 

 

人がどういったときにどのような行動を取るのかを想像し、それに絡んだマーケティング要素を含んだコピーを書いていきましょう!

身につけよう! マーケティングスキル

コピーライティングを書くにあたって身につけておいても損はないスキル。

それはマーケティングスキル」

これを身につけておくことで、お客さんの購買意欲、心理などを操ることも可能です。そして、このスキルを身につけているといないでは、全然違います。

というわけで、今回はマーケティングのテクニックをご紹介していきます!

 

 

 

ターゲットを絞り込むコピー術①

自分の関心ごとには人は振り向く

 

マーケティングの基本原則として言われること、それは「ターゲットを絞りなさい」。これは、キャッチコピーを考える際にも言われること。

ビジネスでは不特定多数の人を相手にするのではなく、性別や年齢、趣味、嗜好、年収などから販売対象の層を絞り込むことが重要です。

 

キャッチコピーは見込み客に対する呼びかけ、注意喚起の意味をもちますが、

「みなさん、聞いてください! いい話がありますよ」

と言ったように不特定多数を相手にしたキャッチコピーは無駄打ちが多くなります。

そのため、「これ、自分のことじゃないか!」「私に言っている!」と思ってもらえるキャッチコピーとは何かを考えなくてはなりません。

 

商品やサービスをどんなに強烈に売り込んでも、「これは自分に関係ない情報だ」と思われてしまうと、その時点でお客さんは相手にしてくれません。

だからこそキャッチコピーで、

「あ、これは自分のことだ!」「私のことだわ!」

と、自分が関心のあることだと認識してもらいましょう。

 

 

人間心理・・・人は自分事だと思わないとふりむいたりしない

具体的行動・・・キャッチコピーは訴求対象を絞り込んでつくろう

 

 

 

ターゲットを絞り込むコピー術②

「〇〇で困っている方へ」と、呼びかける

 

「生理痛でお悩みの方へ

 医師おすすめの医薬品 タスケルンにおまかせください」

こちらも同様に、ターゲットを特定化したキャッチコピーの一つです。

 

「健康」「仕事」「人間関係」「お金」「家族」「ペット」「ダイエット」「恋愛」「勉強」「借金」「事故」「ストレス」など人の悩みはさまざまです。

 

しかし、広告ではターゲットの困っていることや悩んでいることを探すことはできません。

だから、困っている人や悩んでいる人にこちらの存在に気づいてもらう必要があります。

その場合に、

「〇〇で困っている方へ」

とキャッチコピーで呼びかけることが有効です。

そこで対象が振り向いてくれたら、

その人たちへの情報提供 → 商品やサービスの具体的な説明

へと展開していきます。

 

 

人間心理・・・人は自分が困っていることへの情報に対して、小さなことでも関心を寄せる

具体的行動・・・商品やサービスが持つ機能がどんな人たちの悩みを解消するのかを特定し、

        その部分を訴求対象が自分事だと思うコピーをつくってみる

 

 

 

奇数をコピーに入れる方法

日本人は偶数よりも奇数を好む

 

広告コピーにおいて、特徴を表すポイントを表すとき、偶数ではなく奇数が多い傾向にあります。

「受験必勝術 3つのポイント」

「健康になる秘訣5選」

「確実に痩せる 3つの方法」

 

2004年「ほぼ日刊イトイ新聞」で

「あなたは偶数が好きですか?奇数が好きですか?」

というアンケート調査の結果が発表されました。

結果、

・52.8%の人が奇数が好きと回答

・年齢を経るほど奇数好きになる傾向がある

・女性の方が奇数好き

・もっとも好きな数字の上位は「3」「5」「7」

 

この特性を広告などに使う場合、扱う商品やサービス、特典の中で他社と差別化できる要素や特徴がいくつかある場合には、それらを「3」「5」「7」と結びつけて表現すると効果的だということです。

 

また、訴求対象にキャッチコピーで印象に残す常套手段のひとつに「具体的な数字を使う」というものがあります。

「5人中3人が満足」

などのように、具体的な数字を使うと印象が強くなる傾向が認められています。

 

 

人間心理・・・偶数よりも、「3」「5」「7」などの奇数を好む

具体的行動・・・自社、自店の特徴をいくつか訴求する場合、奇数で羅列してみる

 

 

 

エスを引き出す方法

はじめに「イエス」と答えると、次に「ノー」と言いづらい

 

人は相手に対して何回か賛同(Yes)の態度を示すと、その後は反対意見(No)を唱えたり、反論をしづらくなる傾向があると言われています。

これを利用し、意図的に相手の答えが「Yes」となる質問を織り込んだセールステクニックを「イエス誘導話法」といいます。

 

たとえば

「ライバルを負かしたいサーカーテクニックを得たいと思いませんか?」

「今よりも偏差値を上げたくないですか?」

胃もたれを気にせずたくさん食べたくありませんか?」

たいていの場合、ほとんどの人が「イエス」と答えます。

 

このような問いかけに「イエス」と答えると、続きはこのようになります。

「5月から『元プロの方が教えてくれるサッカー教室』が開かれます。参加してみませんか?」

「東大卒の先生が教えてくれる塾が始まります。無料体験いかがですか?」

「今なら、胃もたれを防げる薬が送料無料で500円で用意してあります。お試しにいかがですか?」

 

はじめに「イエス」という意思表示をしたら、これらの勧誘に対してきっぱりと「ノー」とは言いづらくなるのです。

 

 

人間心理・・・初めの質問で「イエス」と答えた後の次の質問では「ノー」と言いづらくなる

具体的行動・・・商品販促のキャッチコピーをつくるとき、まずは訴求対象が受け入れやすい問いかけを行うようにしよう

 

 

 

マジックワードを使ったコピー術

インパクトの強い単語は記憶にとどめやすい

 

次の2つのキャッチコピーのうち、どちらが関心が湧くでしょうか?

 

      「ウルトラダイエット発売中!」   「驚異のウルトラダイエット新発売!

                             誰でも無理なくできる3つのシンプルノウハウ」

 

おそらく、右の方でしょう。

実は右の方には魔法の言葉(マジックワード)が含まれているのです。

魔法の言葉には、次のようなものがあります。

 

      前代未聞・空前絶後・緊急告知・初公開・史上初・業界初・新開発・新発見・驚異・保証・

      話題沸騰・絶賛・流行・警告・速報・魔法・テレビで話題・奇跡・衝撃・究極

 

これらの魔法の言葉をキャッチコピーの文頭、文中、文末に活用することにより、普通のコピーが印象度の高い文章に変身します。

 

 

人間心理・・・強いインパクトの短い単語は、受けて側の目や耳を惹くと同時に、強く印象に残る

具体的行動・・・キャッチコピーをつくるときに、訴求対象にインパクトを残す単語は何かを考えてみよ

        う

 

 

 

価値をあげるコピー術

お客様が買っているのは商品ではなく、付加価値

 

商品やサービスには2つの価値があります。

その2つとは、「商品価値」と「評価価値」。

 

商品価値・・・商品が本来持っている本質的な価値のこと

評価価値・・・その商品を取り巻く付加価値によって形成される価値のこと

 

たとえば、「お守りはいかがですか?」は商品価値の訴求です。

「2人で持っていると願いが叶う!幸福お守りはいかがですか?」であると、評価価値になります。

 

ところで、お客様はモノやサービスの本当の価値=商品価値というものは案外わかっていないものです。

もし、モノやサービスの本当の価値=商品価値がわかっている人がいたらそれは「プロ」です。

その方たちは「お客様」にはなりません。

実はお客様の多くは商品価値ではなく、評価価値に惹かれて商品やサービスに魅力を感じます。

その評価価値を上げる(高める)方法はいくつかありますが、その中で最も簡単な方法はネーミングやコピーをよく考えることです。

 

 

人間心理・・・商品やサービスの価値には、「商品価値」と「評価価値」の2つがある

具体的行動・・・評価価値を上げる最も簡単な方法はネーミングやコピーをよく考えること

        コツは興味関心を刺激することは何かを深く考えること

 

 

 

KSKK文章作成法

淡白な文に感情を入れると、臨場感や現実味が出る

 

ブログやフェイスブックなどソーシャルメディアの中心的な情報発信手段は文章となります。

文章を書くことに苦手意識を持っている方は作業がなかなか進まないと思います。

そういった方でも簡単に文章作成ができる「KSKK文章作成法」というテクニックがあります。

次の頭文字を取って命名された手法です。

 

K=感情

S=思考

K=行動

K=会話

 

この「感情」「思考」「行動」「会話」の要素を文章に取り入れると臨場感や現実味のある文章が書けるようになります。

たとえば「私は部下に怒りを感じて、怒鳴りつけてしまった」という文章はとても淡白な感じがします。

ここに「感情・思考・行動・会話」を加えて表現すると次のようになります。

 

「私は部下の『この書類のどこに間違いがあるんですか!』(会話)という一声に怒りを感じ(感情)、『こんなに

 一生懸命に教えているのに、なぜ彼はわかってくれないのだ』という悔しさが頭をよぎりました(思

 考)。

 次の瞬間に頭に血が上り、手はワナワナと震えだし、思わず相手を怒鳴りつけてしまったのです(行

 動)。」

 

このように、「感情」「思考」「行動」を意識したり、「会話」を挿入することを注意して書くだけで、文章に立体感が生まれます。

ソーシャルメディアを使っての情報発信をするときに注意が必要なのは、「相手に共感してもらうこと」です。

書き手としては理解しているつもりでも、読み手からは理解できなかったりすることもあります。

その際に必要なのが、「この内容で読んでほしいと思っている人(読者)にわかる内容になっているか」という、第三者の目からの検証です。

読み手に説明が足りないと思えば、「KSKK」の視点で文章を補足すれば、徐々に立体感のある文章に変わっていきます。

 

 

人間心理・・・「感情」「思考」「行動」「会話」が入った説明は現実味が出る

具体的行動・・・文章を書いたら「感情」「思考」「行動」「会話」の視点で推敲しよう

 

 

 

承諾を得やすくする説得法

簡単な要求を承諾すると、次の要求は断りにくい

 

最初に相手が受け入れやすい情報を与えて承諾を得て、その後ネガティブな情報を提供すると受け入れられやすい、ということがわかった実験があります。

これを「ロー・ボール・テクニック」といいます。

 

ロー・ボール・テクニック・・・はじめに相手が取りやすいロー・ボール(低い球)を投げれば。その次

               には取るのに難しいハイ・ボール(高い球)も取ってしまうという心理

               術

 

例として、次のようなPOPはどちらが効果的でしょうか?

 

A 「タブレット50%オフ。 ただし展示品につきキズあり」

B 「キズありタブレット50%オフ」

 

最初にロー・ボールを投げるという観点からAの方が効果的と言えます。

 

ちなみに、自分自身がロー・ボール・テクニックによる説得を受けていると気づけば、「一度購入すると意思を表示したのにそれを覆すのは言いづらい・・・」と考えずに、冷静に提示された条件を分析・判断し、「では、少し検討する時間をください」ときっぱりと対応することが必要です。

 

 

人間心理・・・人は最初に受け入れやすい要求を承諾すると、その後で受け入れがたい要求も承諾する

       傾向がある

具体的行動・・・相手にリクエストするときは最初に相手が受け入れやすい要求を出すようにしよう

 

 

 

他にもいくつかテクニックはあるので次回紹介していきます!

これらのマーケティングテクニックを駆使して、コピーを書いてみてはいかがでしょうか?

武器になる言葉の基礎知識

「キャッチコピーの本質」を知る2つの質問

 

セールスコピーは訴求作りが8割。「誰に何を言うのか?」をしっかり考えることが大切です。

しかし残り2割の「表現」も重要です。訴求を魅力的に表現することで、セールスコピーは最大の効力を発揮します。

「何をどう書くのか?」つまりコピーの表現です。

 

 

突然ですが、次の問いに答えられますか?

質問① 「キャッチコピーとは何か?」

質問② 「なぜ、キャッチコピーが必要なのか?」

 

もし回答できなくても大丈夫です!

経験者の方でもスラスラ回答できる人は多くありません。売れるキャッチコピーが書けない理由はまさにここです。目的が曖昧な状態で書き始めているのです。

まずは基礎知識をしっかりと習得しましょう。

 

 

 

キャッチコピーの基礎知識

キャッチコピーは、広告の一番目立つところに大きく表記されています。

 

○どの媒体にもキャッチコピーが存在する

 まずキャッチコピーとは、お客さんの視界へ最初に飛び込むコピーだとお考えください。

 メールなら「件名」、ブログなら「タイトル」、YouTubeなら「サムネイル」や「タイトル」がキャッチコピー

 にあたります。

 広告を作るとき、各媒体のどの部分がキャッチコピーになるのかを把握しておきましょう。なぜなら、ャッチコ

 ピーの良し悪しで、広告のレスポンスが大きく変わるからです。

 

 

 

なぜ、キャッチコピーで反応が大きく変わるのか?

 

その理由はたった1つ。お客さんは、キャッチコピーを見て、その広告を読むかどうか判断するからです。

つまり、キャッチコピーで注意を掴まなければ、その後のコピーも読んでもらえません。

読まれなければ商品の価値が伝わらない=売れない、ということです。どれだけボディコピーが良くても、デザインがおしゃれでも、便利な機能があっても、お金をかけて広告しても、キャッチコピーがダメだと、全てが水の泡になります。

ここで最初にした質問の答え合わせをしましょう。

 

質問① 「キャッチコピーとは何か?」

 

答え  読み手の注意を一発で掴み、続きを読む気にさせる言葉

 

質問② 「なぜ、キャッチコピーが必要なのか?」

 

答え  キャッチが悪いと広告が読まれない。つまり、売れないから

 

 

売れるキャッチコピーを作るには、優れた訴求が欠かせません。優れた訴求を魅力的に表現した短い文章が、売れるキャッチコピーになるからです。

 

 

 

一発合格なんて目指さなくてOK

キャッチコピーを書くときに、注意していただきたいことがあります。それは一発合格を目指さないこと。

できるだけたくさんのキャッチコピーを書きましょう。

 

○30個作って後日に見直す

 キャッチコピーを作れば作るほど、新たなアイデアが生まれ、クオリティも良くなります。初心者の方は、少なく

 とも30個は考えるようにしましょう。

 また、複数考えたあと、数日間放置して見直すことも重要です。冷静になってから見直すと改善すべき点がわか

 り、さらにいいキャッチコピーに変わります。

 

 

 

復習も兼ねた内容となりました。キャッチコピーとは?なんで必要なの?を今一度考え直すと、やる気が失った時のモチベーション維持や、アイデアを考える際の新しい切り口につながるかもしれません。また、コピーが出来上がったらそのまま満足せず、時間をおいて客観的に見直してみましょう。なにか気づく部分や見落としている点が見つかるかもしれませんよ。

キャッチコピー 13の表現法

キャッチコピーを、より魅力的に伝える13の表現法をお伝えしていきます!

タイプ①②③のいずれでも有効な表現法なので、しっかりと使いこなせるようにしましょう。

 

 

 

表現法①

ベネフィットを語る

 

おさらいとして、ベネフィットとは商品やサービスから得られる嬉しい未来のこと。お客さんは商品ではなく、ベネフィットを求めてお金を払います。つまり、ベネフィットを語らないコピーは何も売らないコピーと同じです。

次の2つのキャッチコピー、どちらに魅力を感じますか?

 

A キャッチコピーを習得

B 売れるキャッチコピーを習得

 

 

おそらくBに魅力を感じたと思います。

Bは「売れる」というベネフィットがあります。キャッチコピーでは、必ずベネフィットを語りましょう。ベネフィットがないキャッチコピーはお客さんから読む価値のない情報と思われます。

 

 

 

表現法②

ベネフィットを具体的に

 

次の2つのキャッチコピーのうち、どちらに魅力を感じますか?

 

A 上手くなる野球練習法

B 1年で、プロレベルまで上達する野球練習法

 

Bに魅力を感じたでしょう。その理由は、ベネフィットが具体的に語られているから。

具体的なベネフィットは、情報の価値を高めます。また、具体性は信憑性を高めるため、読み手の警戒心を解くのにも役立ちます。

「初心者必見! コピーの書き方4ステップ」では「ギリギリまで無駄な言葉は省く」とお伝えしましたが、ベネフィットを具体化する表現では省かないように注意しましょう。

 

 

 

表現法③

ベネフィットを現実的に

 

次の2つのキャッチコピーのうち、どちらが信用できますか?

 

A 1年で、プロレベルまで上達する野球練習法

B 1日で、プロレベルまで上達する野球練習法

 

どう考えてもBのキャッチコピーは怪しいですよね。たった1日でプロレベルにまでなれるなんて想像できません。信用できるのはAです。

オーバーなベネフィット表現は逆効果。読み手から「うそくさい」と思われたら、その時点でページを閉じられてしまいます。現実で魅力的な表現を心がけましょう。

 

 

 

表現法④

読み手を絞り込む

 

「〇〇のあなたへ」という表現です。この表現が効果的な状況、それはターゲットが絞り込めない媒体で広告するとき。

「〇〇のあなたへ」という表現は、折り込み広告やポスティング、看板、セグメント機能が弱いバナー広告など、不特定多数が接触する媒体で、特定のターゲットから注目を集める効果をもたらします。

 

○ターゲティングコピーのコツ

 注意点は、読み手を具体的に絞り込んだ表現にすること。

 料理クラブのチラシの例で見ていきましょう。

 

   A 「料理が得意になりたい方へ」        B 「〇〇市にお住まいのかたへ」

     お夕飯のとき                  お夕飯のとき

     ご家族を驚かしてみませんか?          ご家族を驚かしてみませんか?

 

 Bのように、徹底的に絞り込んだ表現にすると、強いカクテルパーティー効果が得られます。

 

 

 

表現法⑤

心の声に置き換える

   

先ほど紹介した「〇〇のあなたへ」というターゲティングコピーですが、さらに魅力的に伝える方法があります。

それは、ターゲットの心の声に置き換える表現法。

たとえばアンチエイジング系の商品で、次のようなターゲティングコピーがあったとします。

 

アンチエイジングに興味があるあなたへ

 

悪くはありませんが、これではターゲットの注意を一瞬で掴むのは難しいです。

この場合、「〇〇の」をターゲットの心の声に置きかえることで、より鋭いターゲティングコピーを作れます。

 

(直し)

若かったあのころに、戻りたいあなたへ

 

このように心の声に置きかえると、読み手の共感を得やすくなります。一度でも脳内でつぶやいたことのある言葉は、読み手にとって馴染みがあるため、より強烈なカクテルパーティー効果が期待できるからです。

 

 

 

表現法⑥

数字を上手に使う

 

「数字表現」は、キャッチコピーの効果を高めるうえで非常に重要です。

たとえば、左と右のコピーを見比べてください。

 

とても大きな国 ↔︎︎ 日本の10倍大きい国

予約が取れない ↔︎︎ 3ヶ月予約待ち

リピーター続出 ↔︎︎ 10人中9人がリピート

参加者全員が満足 ↔︎︎ 参加者100人全員が満足

翌日にお届け ↔︎︎ 24時間以内にお届け

 

パッと見て気になるのはどちらでしょうか?

意味や価値が瞬時に伝わるのはどちらでしょうか?

右側のコピーのように数字を使った表現は、見た目に目立つ効果が高く、伝えたいことを一瞬でイメージしてもらえます。

 

○数字表現の注意点

 しかし、何でもかんでも数字で表現すれば良いというわけではありません。「数字表現」を効果的に使う

 には、次の3つの注意点があります。

 

 1 具体的な数字

 2 価値が即理解できる表現

 3 単位を魅力的にコントロール

 

 1 具体的な数字

  キリの良い数字はスッキリ見えますが、キャッチコピーの場合、具体的な数字の方が反応は増えます。

 理由は、具体的な数字が信憑性を高めるから。次のコピーの場合どちらが信用できますか?

 

       A 1000人全員が満足      B 1000人中861人が満足

 

 もし、Aが事実ならすばらしいですが、顧客の100%が満足する商品は存在しないでしょう。

 Bの具体的な数字を語るコピーの方が信憑性を高め、情報の価値を高めます。

 

 2 価値が即理解できる表現

 たとえば、購入者のほとんどがリピートする人気のパンがあったとします。リピート率は90%。この事実 

 を伝える際、どちらのコピーが良いでしょう?

 

       A リピート率90%の生食パン   B 10人中9人がもう一度買ってしまう生食パン

 

 「リピート率」は売り手側が使用する言葉。消費者目線で考えると、リピート率90%よりも「10人中9人

 がもう一度買ってしまう」と伝えた方が、人気ぶりをすぐに理解してもらえます。

 

 数字表現はターゲットがその価値を即理解できる表現にこだわること。

 

 3 単位を魅力的にコントロール

 人、個、日、分、秒、kg、g、mg、%、円など、基本的に数字には単位が付属します。この単位をコン

 トロールすれば、もっと魅力的に数字表現できます。

 

       A 1日6000個売れている     B 15秒に1個売れている

 

 AもBも同じ意味ですが、Bのほうがハイスピードで飛ぶように売れている感じがしますよね。

 状況に合わせて単位を魅力的にコントロールすれば、数字表現はさらに効果を発揮します。

 

 数字をキャッチに使う注意点

  数字表現はキャッチコピーへのレスポンスに大きく影響しますが、数字だらけのキャッチコピーだと読

  みにくくなりますので、文章量の20%以下を目安に使いこなしましょう。

 

 

 

表現法⑦ 

結果・実績を見せる

 

もし、すばらしい実績があるなら、キャッチコピーで見せましょう。「お客さんは広告を信じない」という高い壁を乗り越えるうえで、大きな効果をもたらします。

たとえば、次はフィットネス講座を案内する内容です。たった1行の実績があるだけで、情報の価値が大きくアップしています。

 

     

       A 痩せるフィットネス講座      B 痩せるフィットネス講座

                          (受講生の90%が成功)

 

 

 

表現法⑧

ビフォーアフター

 

ビフォーアフター・・・過去と現在の決定的な違いを語る表現

 

もし、商品にビフォーアフター実績があるなら、キャッチコピーで見せましょう。古典的な方法に思われるかもしれませんが、今でも効果的です。

 

注意点・・・つまらないビフォーアフターなら見せないほうがマシ。

      ビフォーアフターは「これはスゴい!」と感動できる内容が求められます。

      

      ビフォーアフターを画像で表現できる場合

      キャッチコピーのすぐ下に置くのが効果的

 

      ビフォーアフターを画像で表現できない場合

      どんな状態が、どのように変化したのかを「お客様の声」で伝えるのがオススメ。

      なるべく数字を入れて表現

 

 

 

表現法⑨

社会的証明を見せる

 

バンドワゴン効果・・・「人は多くから選ばれている方を選ぶ」という心理効果

 

この心理効果は、多くの実験で明らかにされています。広告に対して使う際にも次のようなコピーに効果が見られます。

「〇〇ランキングで1位」 「たった3日で10000人が殺到!」 「〇〇業界ナンバーワンのシェア」

 

コピーを読むほとんどの人が「本当か?」と疑っていますから、商品の人気がわかる証拠を用意できるならば、キャッチコピーで見せましょう。論より証拠です。

もし、お客の顔写真がたくさんあるなら、アイキャッチ画像として、キャッチコピー付近に大量掲載する方法もオススメです。

 

 

 

表現法⑩

権威を見せる

 

以下のコピーは権威を活用しています。

耳鼻科医も認めた、花粉症対策

 

権威とは、医師、弁護士、専門家、大学教授、アスリート、芸能人、セレブなど社会的に信用力の高い人が認めている事実のこと。権威が備わったコピーは、説得力が増します。

 

○人物だけでなく組織にも注目

 権威は「人物」だけでなく、信用力の高い「組織」にも使えます。「皇室御用達」なんて、わかりやすい

 表現ですよね。

 他にも、「歯科医師会が認めた」「NASAが開発」「米国警察で正式貸与品」「グーグルも採用」など、

 いろいろな権威が存在します。

 権威があるだけで情報の価値がアップしますので、あなたの商品にも持たせてみましょう。

 

 

 

表現法⑪

カンタン、すぐに、誰でもできる

 

「〇〇するだけで」「たった〇〇で」「飽き性な私でも」など本当かよ!とツッコミを入れたくなるようなコピーを見たことはありませんか?

「カンタン」「すぐに」「誰でもできる」の三拍子を謳ったコピーは、お悩み解決商品でよく使われます。

 

○信憑性を高める3つのポイント

 「カンタン」「すぐに」「誰でもできる」という表現は、非常に効果的です。

 しかし、誇大広告の印象が高まるため、読み手から拒絶されるリスクも伴います。

 ※誇大広告・・・広告内容が大げさで、実際以上に商品が素晴らしい物であるかのように誤解させる広告

 

 もし、「カンタン」「すぐに」「誰でもできる」の三拍子を使いたいならば、次の3つのいずれかを入れ

 ましょう。

 

 ① ベネフィットはリアルサイズ

 ② 社会的証明や権威を提示

 ③ 証拠を見せる

 

注意点・・・ウソを伝えることは絶対にダメです。

      事実が伴う場合にのみ、「カンタン」「すぐに」「誰でもできる」の三拍子は使えます。

 

 

 

表現法⑫

五感に訴える

 

次の3つのキャッチコピー例、ABどちらに魅力を感じますか?

 

   1  A お肌がよろこぶ、         B ぷるるん潤い、キュッとひきしめ

        スキンケア              話題のスキンケア

 

   2  A ヘルメットの中が、涼しく快適   B ヘルメットの中が、ひんやり快適

 

   3  A 濃厚な肉汁が、          B 濃厚な肉汁が、

        たっぷりあふれだす!         お口いっぱいジュワ~とひろがる!

 

 

見比べると、Bのほうが魅力的に感じたはず。理由は、ベネフィットを五感に訴えているから。

五感とは、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚のこと。わかりやすくいうと、目、耳、舌、鼻、肌で感じられることです。

五感に訴える表現は、嬉しい未来をもっとリアルにイメージできるため効果的です。

 

○五感に訴えるコツ

 五感に訴える表現をするとき、快楽に満たされる瞬間に注目しましょう。ベネフィットを体験するとき、

 お客さんの目、耳、舌、鼻、肌は何をどのように感じるのか? ここを追求すれば、五感に訴えるいい表

 現が見つかります。この表現は、美容やグルメ系以外の商品にも使えます。たとえば、集客効果をベネフィットと

 した次のコピーを見比べてください。

 

 A たくさん集客できます        B お申し込みの電話が鳴り止みません

 

 Bは、たくさん集客できるベネフィットが具体的にイメージできますね。その理由は「電話が鳴り止まない」と

 いう表現で「聴覚」に訴えているからです。

 

 

 

表現法⑬ 

続きを読ませる

 

キャッチコピーの役割は、読み手の注意を一瞬で掴み、続きを読ませること。そこで続きを読ませるために知っておきたい心理効果があります。それはザイガニック効果(ツァイガルニク効果)。

 

○ザイガニック効果とは?

 ザイガニック効果・・・完成したものよりも未完成のものに興味を持ってしまう心理効果

 

 キャッチコピーでは、あえて未完成の情報を伝えることで、読み手の好奇心を高めることが可能になりま

 す。

 

ポイント・・・キャッチコピーを読んだ人に「なんで?」「どうして?」と思わせる

 

       A たった10秒!           B たった10秒!

          このクリームを塗れば、        虫刺されの痒みが

          虫刺されの痒みが治ります       治る方法

 

Aは、キャッチコピーを見るだけで、ベネフィットが手に入る答え(痒み止めクリーム)がわかります。

しかし、Bは答えとなる商品が隠されているため、続きを読まなければ完結しません。

読み手が「なんで?」「どうして?」と思うのは言うまでもなくBですよね。

 

 

 

 

以上で、キャッチコピーを強化する13の表現法をお伝えしていきました。

全ての表現法を毎回使う必要はありません。使えそうな表現法、効果がありそうな表現法をその都度選ぶようにしましょう。

もっともダメなのは、「表現にこだわりすぎて意味がわからなくなること。」

キャッチコピーは訴求を魅力的に表現した言葉です。何よりも訴求がパッと伝わる表現にこだわりましょ

う。

売れるコピーのコツ 100選! Part10

今回で最後のPartとなりました。

ここまでみてくださった方には感謝しかありません!

それでは、参ります!

 

 

 

91 売り手の頭の中に正解は無い

 

  キャッチコピーにこのコトバはあった方が良いのか?画像は載せた方がいいのか?申し込みボタンはヘ

  ッダーにあった方がいいのか? という質問そのものが間違っており、それがあるないをテストするの

  が正解です。そうすると、意外な結果が出ることもあります。

 

 

 

92 命令よりもお願い

 

  部下や友達に仕事を振るとき、「これやっといて」より「この書類を任せたい」と伝えた方が効果的。

  年齢・性別問わず、人は「命令」は嫌がるけど「お願い」ならば聞く耳を持ってくれます。

 

 

 

93 売り込むのではなく、求められるコピーを

 

  「売るぞー!」って気持ちになったら、まずは肩の力を抜きましょう。そしてコーヒーでも飲みながら

  こう考える。

 

  「どんな人が欲しがるかな?」

  「なんて言えば振り向いてくれるかな?」

 

  こうすると読み手目線のコピーが書けるようになります。売り込むのではなく、求められるコピーが身

  に付きます。

 

 

 

94 読まれるコピーとは?

 

  商品の良さを語るのではなく、読み手の欲求が叶う方法を教えましょう。

  この発想で考えたコピーは読んでもらえます。

 

 

 

95 説得が失敗する理由

 

  説得させるのに重要なのは、読み手に気づかせること。その欲求が満たされない原因、それを満たすた

  めに必要なこと、もっと賢い方法に気づかせてあげましょう。他人を変えることはできません。自分で

  変わろうとするきっかけしか与えられません。

 

 

 

96 売れるコピーを書くコツ

 

  この3つを正しく実践するだけで売れるコピーが書けるようになります。

 

  ①ターゲットを絞る

  ②彼らが求めることを知る

  ③それが叶う理由を魅力的に語る

 

 

 

97 売れるコピー3原則

 

  ①ベネフィットを伝える

   お客さんは商品から得られる嬉しい未来(ベネフィット)にお金を払う。

 

  ②ターゲットを絞る

   読み手を具体化しなければ、彼らが求めるベネフィットはわからない。

 

  ③問いかける

   他人は変えられない。自ら気づき行動できるよう問いかける。

 

 

 

98 普通のコピーと売れるコピーの違い

 

  普通のコピー・・・最初に商品を伝え、良さを語っている。

           つまり、商品に強い興味を持つ人しか読まない。

 

  売れるコピー・・・最初にベネフィット(手に入る嬉しい未来)を伝え、

           それが叶う理由を教えている。

           だからたくさんの人に読んでもらえる。

 

 

 

99 キャッチコピーが全てのきっかけ

 

  お客さんは広告を

 

  ①読まない

  ②信じない

  ③行動しない(買わない)

 

  ①を突破しなければ②も③もありません。だからキャッチコピーは重要なのです。

  「読んでみよう」と思わせる最初に一言がなければ何も生み出せません。

 

 

 

100 セールスコピーとは何か?

 

  セールスコピーは、売るために嘘をつく技術ではありません。どんな商品でも、それを強く求める人は

  どこかにいます。

  つまりセールスコピーとは、そういった人を探し、彼らの心を動かす提案を考え、それを魅力的に語る

  技術のことです。

  ウソにまみれた文章で売る方法ではなく、欲しい人へ物を売る方法。

 

 

 

 

100個の売れるコピーのコツをお話していきました。どれか一つでも皆様の役に立てていたら嬉しい限りです。何かわからなくなったり、参考にしたいとなったときは再度読み直してもらっても構いません。

ここまでお付き合いしていただきありがとうございました!

売れるコピーのコツ100選! Part9

9回目となりました。

8190のコツを紹介していきます。

 

 

 

81 読み手に頭を使わせない

 

  コピーを作る際に気をつけたいことは、それは「難しい表現は絶対ダメ」。読み手は広告を読むのに頭

  を使いたくありません。例えば医者がターゲットの場合、専門用語以外はわかりやすい言葉を選びまし

  ょう。

  コツは「12歳でもわかるように表現しよう」。

 

 

 

82 わかりやすく伝える方法

 

  わかりやすく伝えるには? まずは「魅力的なベネフィット」を語りましょう。これがないと読む価値

  を感じられず、わかろうとしません。「わかりやすい」の前に「わかりたい!」と言う感情を芽生えさ

  せることが、何よりも大切。

  そのほかにも・・・

 

  ①12歳でもわかる表現           ⑤数字で表現

  ②具体的に語る               ⑥ムダな形容詞をカット

  ③不要なコトバを省く            ⑦長文は短文に分割

  ④漢字30%、ひらがな70%                       など色々あります。

 

 

 

83 具体化+アホ化=わかりやすい

 

  難しいコトバは、具体化してからアホっぽい表現にするとわかりやすくなります。

 

  例・・・「算定基礎届」

 

  ①具体化

   「毎月支払う社会保険料や、将来もらえる年金を計算するために出す書類」

 

  ②アホ化

   「バカ高い社会保険料や、将来もらえる年金をミスらないための書類」

 

 

 

84 ペルソナ作りのコツ

 

  ペルソナ・・・理想とする顧客像

 

  ペルソナを考えるにあたって重要なのは、目を閉じてターゲット像をイメージしたとき、その人の声が

  聞こえるか?表情が見えるか? その人が頭の中で動きはじめたらOK。ちなみに、ペルソナにそれっ

  ぽい名前をつけると、いっきに動き出すことがあります。名前はイメージの塊です。

 

 

 

85 キャッチコピーテストの大原則

 

  キャッチコピーのテストは1つの要素だけを変えること。差が出たとき原因がわからなくなってしまう

  からです。

 

  A 真冬でもジワっと汗ばむインナー

  B 真冬でもポカポカ嬉しいインナー

 

  ちなみに全く反応がない広告だと、このテストは意味がないので要注意。

 

 

 

86 パッとみて価値が伝わる書き方

 

  ベネフィットをタイトルにして、特徴を箇条書きにするとパッとみて価値が伝わりやすくなります。

 

  ※虫歯をミネラルで殺菌するアメリカの新しい虫歯治療。歯をほとんど削らないから痛くない

        ↓

   「痛くない虫歯治療」

   ・歯をほとんど削らない

   ・虫歯をミネラルで殺菌

   ・アメリカの新しい歯科治療

 

 

 

87 違う角度から見る

 

  小学生の頃どうしても飛べなかった縄跳び(特に二重跳び)。「どうして飛べないのだろう」ではなく

  「どうしたら飛べるのだろう」という考えを持っていたら、もっと早く飛べるようになっていたかもしれない。

      物を売るときでも、どうしても売れないときは、違う角度から考えてみましょう。

 

 

 

88 画像下のコピーは読まれる

 

  画像下に入れる文章をキャプションと呼びます。この部分は高確率で読まれます。

  あなただったらなんと書きますか?間違えても画像の説明を書いてはいけません.広告文に引きずり込む

    コトバを書きましょう。その文章は、次の文章を読ませるために存在します。

 

 

 

89 リサーチに必要なコト

 

  あくまで例えだが、クライアントに「園児が喜ぶおもちゃを開発してほしい」と依頼された。おもちゃ

  に全く興味がなかったが、結果1日で100万個の売り上げをだした。

  これを可能にしたのはリサーチ。リサーチでは、自分が持たない価値観を分かろうとする姿勢が何より

  も重要。

 

 

 

90 キモいラブレターでいいの?

 

  「コピーはラブレターのように書け」と言われることもありますが、ラブレターの大半はちょっとむず

  痒い表現。「じゃぁむず痒い表現を書けば良いのか?」って話ではありません。ラブレターは気になる

  相手からもらえると嬉しい。つまり、熱いメッセージを送る前の関係づくりが重要。

 

 

 

 

リサーチはコピーライティングのみならず、他の分野でも重要となってくるものです。最後にリサーチを行う際の手順とポイントを載せて終わろうと思います。それでは!

 

 

1. リサーチの目的や仮説を決める

2. 調査表を作成しリサーチを実行

3. 結果を回収してデータ分析 / レポート

 

1. リサーチの目的や仮説を決める

 リサーチから何を知りたいのかや、どのような仮説を検証したいのかを明確に定めましょう。

 現状で抱えている問題点を洗い出し、その問題点をもとに、リサーチしたい情報や、どんな仮説を検証し

   たいのかをまとめます。

 

2. 調査表を作成しリサーチを実行

 目的や仮説を決めたら、次は調査票(アンケート)を作成しましょう。特に定量調査では、直接対面で

 質問を行うわけではないので、できるだけわかりやすく、読み手に誤解を与えないように注意して作る必

 要があります。

 

 設問数は25問まで、10分以内に回答できるボリュームに抑える

 設問数や設問文に注意をしないと、有効な回答を集められません。例えば設問数は、20問前後で回答者

 のモチベーションが下がるといわれています。回答者のモチベーションを維持できるよう、設問数は多く

 とも20~25問ほどに収めましょう。

 

3. 結果を回収してデータ分析 / レポート

 調査で得た一データは回答を集計して比率を出すだけでなく、複数の項目を組み合わせることで、相互関

 係が見えたり、新たな情報を発見することができます。

 

 ※liskul.com/marketingresearch(初心者がマーケティングリサーチで失敗しないための主な方法、コツ、

     相場のまとめ)参照