初心者必見! コピーの書き方4ステップ

今までテクニックについて語っていきました。今回はコピーの書き方を説明していこうと思います。

 

 

ムダな言葉を省く

復習として、キャッチコピーとは訴求を魅力的に表現した短い言葉のことです。

つまり、凝った表現にせずとも、訴求を読みやすく、わかりやすくするだけで立派なキャッチコピーになります。そのためには、ムダな言葉を省くことが重要ですが、それはさほど難しくありません。

次の4ステップにならえば、誰でも簡単に魅力的なキャッチコピーを作れます。

 

 

ステップ1  ターゲティングコピーを省く

「武器になる言葉」や「変化球で問いかける3 型33」でも紹介した「〇〇の方へ」という読み手を絞り込んだ部分。この部分をターゲティングコピーと呼びます。

ターゲティングコピーは、絞り込んだ読み手から注目される「カクテルパーティー効果」を生みます。

カクテルパーティー効果・・・自分に関係する、興味を持つ情報へ意識が動く現象

「〇〇の方へ」といった表現は、ターゲットから「自分のこと?」という反応が期待できます。

しかし、ベネフィットを表現するコピーに、読み手を絞り込んだ要素がある場合は省いても構いません。

次の例を見てください。

 

例:よく切れる包丁

お使いの包丁が使いにくいと感じ始めた方へ

こちらを使用すると切れ味が抜群に変わり

調理時間が短縮できます

 

「お使いの包丁が使いにくいと感じ始めた方へ」がターゲティングコピーで、ベネフィットを表すコピーは「使用すると切れ味が抜群に変わり調理時間が短縮できる」です。

このとき、ベネフィット部分に「この包丁」という言葉を入れると次のようになります。

 

(修正前)

お使いの包丁が使いにくいと感じ始めた方へ

この包丁を使用すると切れ味が抜群に変わり

調理時間が短縮できます

 

ベネフィット部分に「包丁」という言葉が入っているのでわざわざ「包丁が使いにくいと感じた方へ」と呼びかける必要がなくなります。

直すと次のように。

 

(修正後)

この包丁を使用すると切れ味が抜群に変わり

調理時間が短縮できます

 

このコピーだけでも充分、ターゲットの注意を惹きつけられます。

ベネフィット部分にターゲットを絞り込んだ言葉を加えれば、長いターゲティングコピーは省いてもOKです。

 

ステップ2 長文を分割してリズム良く

キャッチコピーが長いときに注意したい点は、リズム感が悪く読みにくくならないようにすることです。

はじめにお客さんは広告を読もうとしません。そのため、第一声となるキャッチコピーは、リズム良くサクサク読める表現が大事です。

 

(修正前)

〇〇式ダイエットは××さん監修のもと

激しい運動や食事制限をせずに

1ヶ月でー5キロ減らすことができます。

 

長めのキャッチコピーですが、短文に分割することで、リズム良く読めるようになります。

コツ→長い一文を「。」で終わらせた複数の短文に分割。

 

〇〇式ダイエット。

1ヶ月でー5キロ減。

激しい運動や食事制限なし。

××さん監修。

 

キャッチコピーに「。」はないので最後に取ってあげます。

 

(修正後)

〇〇式ダイエット

1ヶ月でー5キロ減

激しい運動や食事制限なし

××さん監修

 

ステップ3 不要な言葉を徹底削除

キャッチコピーから不要な言葉を徹底的に削除することも必要です。

ポイント意味が伝わるギリギリまでムダな言葉を省くこと

 

英語勉強法という本があると仮定し

(修正前)

「書籍 英語勉強法」

3、4回繰り返し使うでけで英語能力UP

英語の本当の勉強の仕方が身に付きます。

 

(修正後)

「書籍 英語勉強法」

4回繰り返し使うだけで英語の本当の勉強の仕方が身に付きます。

 

読むストレスを減らすには、意味が伝わるギリギリまで不要な言葉を減らすことが肝心です。

 

ステップ4 問いかける

「こんなにもすごいぞ」と言われるよりも「なぜすごいか知りたい?」と聞かれた方が興味が出ます。

読み手に問いかけるコピーは効果的です。

先ほどのギリギリまで不要な言葉を省いたコピーも、ベネフィットの問いかけ表現で、さらに続きが気になるものに変わります。

 

代表的な問いかけ3つ

「なぜ」 「どうして」 「理由」

 

「書籍 英語勉強法」

なぜ、4回繰り返し使うだけで英語の本当の勉強の仕方が身に付くのか?

 

「書籍 英語勉強法」

どうして、4回繰り返し使うだけで英語の本当の勉強の仕方が身に付くのか?

 

「書籍 英語勉強法」

4回繰り返し使うだけで英語の本当の勉強の仕方が身に付く理由とは?

 

 

ただし、表現が変になってしまうようなら、無理に使う必要はありません。

 

 

 

わかりやすいコピーを書くには徹底してムダを省く必要があります。

わかりずらいなと思ったら、いくつか言葉を削ってみたら変わると思います。なくなっても意味が通じる言葉を削るのがコツです。

つい文量が多くなってしまうという方は、思い切ってどこか捨ててみてはいかがでしょうか。きっと劇的に変わると思います。