「購入意欲が高い客」に有効なキャッチコピー
前回紹介したターゲット3タイプの内、タイプ1に効果的なキャッチコピーの表現方法をお伝えしていきます。
タイプ1の感情
その商品が欲しい!めっちゃ興味を持っている
・かなり具体的にその商品を探しており、条件が合えば買う気マンマン
・すでに、あなたのファンでありセールスを待ち望んでいる
タイプ1はターゲットの欲求が高いため、商品と魅力的なオファーをズバッと語ることが重要です。
訴求をわかりやすく修正するだけでも十分な効果が得られるので、「初心者必見!コピーの書き方4ステップ」がもっと簡単な表現方法になります。
今回はストレートなキャッチコピーを、より効果的に見せる表現法を11個紹介していきます。
表現法① 「商品名」と「オファー」を強調
タイプ1のお客さんは「商品名」と「オファー」に強い興味を持っています。つまり、この2つを目立たせることが重要です。
例として・・・
「大切な家族を守りたい」
マスク50枚セットを大量入荷
(しかも、10%オフ)
「大切な家族を守りたい」がベネフィットで、「マスク50枚セット」が商品名。「大量入荷」「10%オフ」がオファーです。
これでも十分ですが、コロナウィルスによってマスクが品薄の状態だったときを思い出してください。
「マスク50枚セット」は、タイプ1強く求める内容のため、商品名とオファーを目立たせた次のキャッチコピーが、より有効になると思います。
マスク50枚セットを大量入荷
しかも、50%オフ
(大切な家族を守りたい)
ターゲットタイプ1は、ベネフィットよりも商品名とオファーが注意を掴みます。
表現法② 「あの」をつける
「あの〇〇が」という表現を見たことはありませんか?
これは、人気や話題性を匂わせる表現方法です。シンプルですが、読み手の期待感を高める効果があります。
次のコピーを見比べてみてください。Bの方が注意を掴めます。
A、「掃除ロボット」が50%割引 B,あの「掃除ロボット」が50%割引
掃除の手間が省け 掃除の手間が省け
自由な時間が増えます 自由な時間が増えます
表現法③ 「人気の」「話題の」をつける
この2つを使うと期待感を膨らませます。
タイプ1は、人気や話題性が感じられる言葉を見ることで、その商品への欲求をさらに高めます。
A、「掃除ロボット」が50%割引 B,人気の「掃除ロボット」が50%割引
掃除の手間が省け 掃除の手間が省け
自由な時間が増えます 自由な時間が増えます
ちなみに「人気の」「話題の」と似た、次のような言葉に変えても問題ありません。
「大好評の」「大評判の」「口コミ沸騰中の」「大流行の」「大ブームの」「大注目の」
表現法④ 「いま」をつける
表現法③に「いま」を加えると期待感がさらに強化されます。
A、「掃除ロボット」が50%割引 B,いま人気の「掃除ロボット」が50%割引
掃除の手間が省け 掃除の手間が省け
自由な時間が増えます 自由な時間が増えます
表現法⑤ 「人気の」「話題の」を具体化する
誰に人気なのか、どこで話題なのかを具体的に示すとメッセージの信憑性が高まり、商品の価値を魅力的に伝えることができます。
近年「インスタで話題」のようなSNSでの人気を伝えるコピーは効果的です。
掃除の手間が省け 「掃除ロボット」が50%割引
自由な時間が増えます 掃除の手間が省け
自由な時間が増えます
表現法⑥ 「売れている」を見せる
人気商品なら、キャッチコピーで「売れている」ことを遠慮なく伝えましょう。多く人から選ばれるものを人はいいと感じるからです。
「売れている感」を伝える言葉
「いま売れている」「お申込み殺到」「売り切れ続出」「行列のできる」「リピーター続出」など
「売れている感」が伝わるなら、どのような言葉でも問題ありません。
表現法⑦ 「ついに」を見せる
シンプルですが、こちらも期待感の膨らむ言葉です。入手困難な商品で使用すると、読み手の期待値が跳ね上がります。
A、マスク50枚セットを大量入荷 B、ついに、マスク50枚セットを大量入荷
表現法⑧ 「緊急性」を加える
タイプ1は商品への欲求が強いので、背中を押すコピーが効果的です。
コピーに「お急ぎください」と加えましょう。
A、マスク50枚セットを大量入荷 B、お急ぎください、マスク50枚セットを
大量入荷
大量に在庫があったとしても、「お急ぎください」と一言あるだけで緊急性がアップし、急いでしまいます。
「緊急性」を伝える言葉
「売り切れ御免」「次回入荷未定」「在庫限り」「早い者勝ち」など
表現法⑨ 「ザイガニック効果」
※ザイガニック効果・・・完成したものよりも未完成のものに興味を持つ心理効果
ザイガニック効果を使い、続きを匂わせることで読み手が気になるコピーを作ることができます。
A、マスク50枚セットを大量入荷 B、マスク50枚セットを大量入荷しました
が・・・
シンプルですが、最後を「が・・・」にするだけで、キャッチコピーが未完成な情報となり、続きが気になるザイガニック効果の高い表現に変わります。
表現法⑩ 「オファーの価値」を魅力的に伝える
※オファー・・・お客さんに約束する取引条件のこと
・表現で変わるオファーの価値
たとえば「豪華特典プレゼント」というオファーを、「3000円相当の特典をプレゼント」と変えるだけで印象が変わります。
「送料無料」といったオファーも、「送料800円が無料」や「送料は弊社が全額負担します」と表現することも可能です。
どの表現が良いかは、案件によってテストする必要がありますが、オファー表現はレスポンスに影響することが多いので、もっとも価値が伝わる表現を考えるようにしましょう。
表現法⑪ 「オファーの理由」を捕足
オファーが強烈すぎると読み手から「本当に大丈夫かな?」「だまされないか?」「粗悪な商品では?」と疑われてしまうことがあります。
例えば、次のようなコピー
仙台和牛が今なら半額
これのみだと、「賞味期限が近いのでは?」と疑う人もいるでしょう。
オファーが強烈なのは悪くありませんが、このようなリスクを回避するためにも理由を添えましょう。
仙台和牛が今なら半額
形が不揃いのため、切り落としとしての商品ですが味などには問題ございません。
タイプ1に着目した話でした。1人のターゲットに対し複数の表現方法が存在するので、どの方法が一番効果的かテストしてみると良いでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
最後に紹介した表現方法をまとめておきます。
① 「商品名」と「オファー」を強調 ② 「あの」をつける
③ 「人気の」「話題の」をつける ④ 「いま」をつける
⑤ 「人気の」「話題の」を具体化する ⑥ 「売れている」を見せる
⑦ 「ついに」を見せる ⑧ 「緊急性」を加える
⑨ 「ザイガニック効果」 ⑩ 「オファーの価値」を魅力的に伝える
⑪ 「オファーの理由」を捕足