武器になる言葉の基礎知識
「キャッチコピーの本質」を知る2つの質問
セールスコピーは訴求作りが8割。「誰に何を言うのか?」をしっかり考えることが大切です。
しかし残り2割の「表現」も重要です。訴求を魅力的に表現することで、セールスコピーは最大の効力を発揮します。
「何をどう書くのか?」つまりコピーの表現です。
突然ですが、次の問いに答えられますか?
質問① 「キャッチコピーとは何か?」
質問② 「なぜ、キャッチコピーが必要なのか?」
もし回答できなくても大丈夫です!
経験者の方でもスラスラ回答できる人は多くありません。売れるキャッチコピーが書けない理由はまさにここです。目的が曖昧な状態で書き始めているのです。
まずは基礎知識をしっかりと習得しましょう。
キャッチコピーの基礎知識
キャッチコピーは、広告の一番目立つところに大きく表記されています。
○どの媒体にもキャッチコピーが存在する
まずキャッチコピーとは、お客さんの視界へ最初に飛び込むコピーだとお考えください。
メールなら「件名」、ブログなら「タイトル」、YouTubeなら「サムネイル」や「タイトル」がキャッチコピー
にあたります。
広告を作るとき、各媒体のどの部分がキャッチコピーになるのかを把握しておきましょう。なぜなら、キャッチコ
ピーの良し悪しで、広告のレスポンスが大きく変わるからです。
なぜ、キャッチコピーで反応が大きく変わるのか?
その理由はたった1つ。お客さんは、キャッチコピーを見て、その広告を読むかどうか判断するからです。
つまり、キャッチコピーで注意を掴まなければ、その後のコピーも読んでもらえません。
読まれなければ商品の価値が伝わらない=売れない、ということです。どれだけボディコピーが良くても、デザインがおしゃれでも、便利な機能があっても、お金をかけて広告しても、キャッチコピーがダメだと、全てが水の泡になります。
ここで最初にした質問の答え合わせをしましょう。
質問① 「キャッチコピーとは何か?」
答え 読み手の注意を一発で掴み、続きを読む気にさせる言葉
質問② 「なぜ、キャッチコピーが必要なのか?」
答え キャッチが悪いと広告が読まれない。つまり、売れないから
売れるキャッチコピーを作るには、優れた訴求が欠かせません。優れた訴求を魅力的に表現した短い文章が、売れるキャッチコピーになるからです。
一発合格なんて目指さなくてOK
キャッチコピーを書くときに、注意していただきたいことがあります。それは一発合格を目指さないこと。
できるだけたくさんのキャッチコピーを書きましょう。
○30個作って後日に見直す
キャッチコピーを作れば作るほど、新たなアイデアが生まれ、クオリティも良くなります。初心者の方は、少なく
とも30個は考えるようにしましょう。
また、複数考えたあと、数日間放置して見直すことも重要です。冷静になってから見直すと改善すべき点がわか
り、さらにいいキャッチコピーに変わります。
復習も兼ねた内容となりました。キャッチコピーとは?なんで必要なの?を今一度考え直すと、やる気が失った時のモチベーション維持や、アイデアを考える際の新しい切り口につながるかもしれません。また、コピーが出来上がったらそのまま満足せず、時間をおいて客観的に見直してみましょう。なにか気づく部分や見落としている点が見つかるかもしれませんよ。