コピーを上達させたい? ならば写経だ!

皆さん!突然ですが「写経」ってご存知ですか?

写経とは「般若心経(はんにゃしんぎょう)」というお経を書き写すことを言います。

効果として、ストレスが軽減されリラックスできるとか。

実はこの写経、コピーと意外な関係性があったのです!

 

[目次]

コピーライティングの写経とは

始める前の注意点

やり方

 

・コピーライティングの写経とは

 コピーで言う写経とは、成果や反応の良かったセールスページを書き写すことを言います。

 読むだけでなく、実際に書き写すことで、反応のとれるコピーのコツやテクニックを身につけられます。

 

 

 

・始める前の注意点

 「な~んだ、ただ書き写すだけでいいんだ!」というわけではありません。

 参考にしているコピーを見ながら、「どうしてこの言い方なのか?」「どのようにしてこの流れにしたの

 か?」とページを分析する必要があります。

 

 しかし、一定の知識がないと、分析しても答えがわからず、「どこがどう良いのかがわからない」状態で

 写経することとなってしまいます。

 これだと、せっかく写経しても得られるものが少ないです。

 

 そのため、ある程度コピーライティングの基礎知識を持った状態で行うと良いでしょう。

 

 

 

・やり方

 

 写経で書き写すべき項目

 ・文字

 ・文字の大きさや太さ

 ・文字への装飾(下線、目立つデザインなど)

 ・配置

 ・画像の大まかな内容

 

 全て書き写すことで、「どんな言葉を使うのがいいのか?」という視点以外にも、「どこを強調したらい

 いのか」「どんな画像を使えばベストか」といったこともわかるようになります。

 

 そして、この方法で一番重要なのが「分析しながら書き写す」ということ。

 ただ書き写していくだけでは、決してコピーライティング能力は身につきません。

 

○分析のポイント

 ①ユーザーの心境の変化を意識して、ページの構成・流れを分析する

 ②書き手はどうしてこの書き方をしたのか?を常に考える

 ③あなたが「確かに!」「これはすごい!」と感動したポイントとその理由を考える

 

 

 ①ユーザーの心境の変化を意識して、ページの構成・流れを分析する

 

 写経を行うとき、ページの流れと同時に「ユーザーの心境の変化」を想像しましょう。

 「このコンテンツの次にこのコンテンツが来たらユーザーはどんなことを思うか」と、ユーザーの心境の

 変化を想像しながら、「なぜこの構成・流れがいいのか」を考えましょう。

 

 コピーライティングで成果を出す型というのは、ある程度決まっていますが、必ずしもそれがいいとは限

 りません。

 実際に、決まった型以外の構成でも、反応の良いページはあります。

 

 ユーザーの知識レベルや、ページまでとぶ経路などによって、最適な構成は変わります。

 構成・流れの分析は、「ユーザーの心境ありき」だということを押さえながら行いましょう!

 

 

 ②書き手はどうしてこの書き方をしたのか?を常に考える

 

 コピーライターは、細部まで意図があってコピーをつくります。

 そのため、写経を行うとき「ユーザーのどんな心情を考えて、この言葉をいれたのか?」を意識します。

 

 「たしかにこの書き方をされたら、ユーザーは悪い気しないなぁ」

 「この言い回しは、信頼性があって安心する」   など。

 

 そして、そういったあなたの気づきは、写経している紙に一緒に書き込むといいでしょう。

 

 後で振り返ったときにわかりやすいですし、あなたが実際にコピーライティングをして、「ここでユーザ

 ーを安心させる言葉を入れた方がいいな・・・」と考えたときには、写経の紙を見返すことで参考になり

 ます。

 

 

 ③あなたが「確かに!」「これはすごい!」と感動したポイントとその理由を考える

 

 写経では、ユーザーの気持ちやライターの意図だけでなく、自分自身の感動や感性も大切です。

 自分が「なんだか買いたくなってきた」「こう言われると説得力あるかも」と思った箇所には、さりげな

 いライターの意図があります。

 

 どうしてそう思ったのか?を明確にすることで、ユーザーと同じ心境の変化をたどることができる。

 「人はどんな言葉で感動するのか?」がわかるようになると、ユーザーの気持ちを理解してうえで、適切

 な言葉が選べるようになり、コピーライティングの能力がぐっと上がります。

 

 

 

一見関連性のない2つに思えますが、意外なところで繋がりがありました。

ただ書き写すのではなく、きちんと分析しながらやってみましょう。

そうすることで、だんだんと書き手の意図や気持ちがわかってくると思います。