具体性を持たせよう
コピーに具体性をもたせるにはどうすればいいのか?
その答えは「数字」を加えることで解決します。
では、どのようにして加えれば良いのかポイントを抑えていきましょう。
1 「具体的」な数字を用いる
キャッチコピーに数字を使うメリットとして、説明が「具体的」になります。
数字を使うことにより、顧客はその商品やサービスがどれほどの評価や性能なのかを知ることができます。
例えば、「たくさんの女性が愛用しているコスメです」というキャッチコピーがあるとします。
見たとき「たくさんってどれぐらいの?」「何人が愛用しているの?」といった具体的な想像ができないため、
評価や性能をうまく知ることができません。
では次のようなコピーはどうでしょうか。
「90%以上の女性が愛用しているコスメです」
90という具体的な数字を使っているおかげで信憑性が増し、興味を持ってもらう人も増えるでしょう。
このように、数字を使う際は抽象的な表現は避け、できれば端数まで記載しましょう。
その方が効果をより発揮できます。
2 「根拠」をもって伝える
商品やサービス紹介の際に具体的な数字を記載しても、「なぜその数値なのか」と思われたときに具体的な根拠がなければ相手を失望させてしまいます。
そのため、多くの企業では数字の入ったキャッチコピーを使用する際、根拠となる説明文も載せて記載してあります。
「お客様満足度第1位」「業界実績No1」などといった書き方。
このように数字を用いたコピーを書く際、根拠となるデータや集計方法も記載しておくと良いでしょう。
他の方法で言うと、イナバ物置の「100人乗っても大丈夫」のようにビジュアルを使い一瞬にして説得させる方法も。
会社の従業員100人が物置の上に持っている写真は、どんな説明文よりも説得力があると言うこと。
3 読み手の「身近な数字」に置き換える
数字を使ったキャッチコピーの大前提として、具体的な数字を根拠を持って提示する。
しかし、これだけでは不十分です。
最後に「読み手にとって身近な数字に置き換える」という工夫が必要。
お掃除ロボットで例を出してみましょう。
例えば一度の吸引でゴミを一粒も残さない吸引力を持ったお掃除ロボットができたとします。
このお掃除ロボットにコピーをつける際、やってはいけないのが「読み手が理解できない専門用語の羅列」。
「〇〇社が独自開発したセンサーを使用」「〇〇部分は従来比で3倍軽量化」などと言われても、相手からしたら「だから何?」と思われ、すごさが伝わりません。
となると、「30分のお掃除がたった10分で完了!」とした方が、その性能の良さを伝えられるでしょう。
特に専門職の中では専門用語となっている単語は、いざ業界の外に出ると全く通じないケースがあります。
ターゲットは誰で、その人が普段どう言った言葉を使っているのかを想像する必要があります。
数字を使用する際、その数字の「根拠」となるものを載せましょう。
これにより、その数字の効果をより一層補強できるでしょう。
そして、最後に読み手の「身近な数字」に置き換えましょう。
具体的・根拠がある・身近
この3つのポイントを抑えておけば、数字を効果的に使ったコピーが作れるでしょう。