もう悩まない!ターゲットの設定方法

コピーを書くときに重要となってくるのが、「ターゲットの設定」です。

ターゲットの設定とは、文章を読んでくれる相手を決めること。

ターゲット設定がうまくいくかどうかで、コピーの反応率も変わっていきます。

 

今回は、ターゲットの設定方法について解説していきます。

 

 

                    この記事でわかること

               ・ターゲットについての考え方

               ・ターゲットの設定方法

 

 

 

ターゲットについての考え方

ターゲット設定の考え方は次の3つです。

 

・考え方1:ターゲットは必ず絞り込む

 

・考え方2:絞ることで具体的なメッセージが書ける

 

・考え方3:絞り込みすぎない

 

 

 

考え方1:ターゲットは必ず絞り込む

 

ターゲット設定の基本は「ターゲットを絞り込む」こと。

 

ターゲットを絞らずに「みんなに読んでほしい」という気持ちでいると、

誰もあなたの文章を読んでくれません。

 

なぜなら、人は誰しも『自分』に興味があります。

学生時代のクラスの集合写真を思い出してみてください。

写真を渡されたとき、真っ先に自分を探したのではないでしょうか?

 

人は自分のことに関しては興味が強いです。

だからこそ、「え、これって私のこと?」などと感じてもらうコピーが必要になります。

 

 

 

ターゲット設定の重要性を伝えた有名な話

 

ゲーリーハルバートという、世界で最高のコピーライターと称された男のセミナーでのお話。

 

とあるセミナー中、ゲーリーハルバートは参加者にこんな質問をしました。

 

「仮に、私とキミたちがハンバーガー屋を始めたとしましょう。

 それで、誰が一番売れるか競争をします。

 では、その競争に勝つために、あなたはどんな”条件”がほしいですか?」

 

参加者の答えはバラバラでした。

 

・隠し味に使う秘密のソースが欲しい

・最高のハンバーガーを作るために最高の牛肉が必要だ

・最高の場所が欲しい

・最も安く売れるようにしたい

 

などなど。

 

しかし、ゲーリーハルバートはこう答えました。

 

「イイでしょう。

 キミたちににその条件を全てあげます。

 そのかわり、私はたった一つだけ欲しいものがあります。

 それさえあれば、私は、キミたち全員を打ち負かすことができます。」

 

「えっ?いったい、何が欲しいんだ?」と参加者たちは聞きました。

 

ゲーリーハルバート

「私がたった一つだけ欲しいもの、、、それは、、、

 

 腹をすかせた群衆だよ!

 

 

 

参加者のほとんんどは、商品・場所・価格をいかに素晴らしくするか?ということに意識が集中してしまいました。

 

商品・場所・価格ばかりに集中すると、ビジネスが失敗する最大の原因となります。

なぜなら、お客さんのことが見えていないからです。

 

「いい商品を作れば、お客さんは自然と寄ってくる」といった考えは、お客さんを無視した商品・サービス中心のとても危険な考え方です。

 

しかしビジネスで成功を収めたいのであれば、「いい商品を作ること」よりも、「腹をすかせた群衆」を探すこと、つまり、あなたにとって最高のターゲットを探すことが、最も大切にする考え方なのです。

 

 

         ”自分が売りたい商品ではなく、お客さんが欲しがっている商品を提供する”

 

 

ターゲットを絞って、その人が欲しいものを提供する。

それが、コピーを書くときも、ビジネス全体を通してもいえる、成功の秘訣です。

 

 

 

考え方2 : 絞ることで具体的なメッセージが書ける

 

ターゲットを絞ることでメッセージを具体的にすることができます。

具体的にできるということは、ターゲットにあった言葉や表現でコピーを書くことができるという意味。

 

ターゲットを具体的にすることで「そのターゲットに何を伝えたいのか?」が考えやすくなります。

例えば、小学生に政治の話をする場合と、大学生に政治の話をする場合とでは、使う言葉や表現が大きく変わると思います。

 

ターゲットを具体的に絞るからこそ、ターゲットに響く言葉や表現が使える。

だからこそ、ターゲットは絞る必要があることを覚えておいてください。

 

 

 

考え方3:ターゲットは絞り込みすぎない

 

「ターゲットは絞れ!」ここまでそうお伝えしてきましたが、絞りすぎにも注意です。

ターゲットを絞りすぎてしまうと、そもそもビジネスが成り立たなくなってしまいます。

 

(例)

 ×「日本にお住まいの方へ」

 これではターゲット設定ができていません

 ↓

 △「関東圏にお住まいの方へ」

 少しはターゲットを絞ることができました

 ↓

 ○「千葉県にお住まいの方へ」

 よりターゲットを絞ることができました

 ↓

 ×「千葉県成田市芝にお住まいの方へ」

 これでは絞りすぎていて、ビジネスが成り立たない可能性が高いです。

 

 

(注意)ターゲットを絞りすぎると市場がなくなる

市場とは自分がビジネスをする業種や業界のことだと考えてください。

一般的に、市場の中は一定数の「お客様(見込み客)」が存在します。

 

しかし、ターゲットを絞り込みすぎるとお客様がいなっくなってしまい、そもそもビジネスが成り立たなくなります。

これが、市場がなくなるという状態です。

 

 

 

 

ターゲットの絞り込み具合を確認する2つの方法

ターゲットが絞りすぎていないかを確認する方法をご紹介します。

 

 

方法1:キーワードの検索ボリュームを調べる

 

Googleキーワードプランナーという無料ツールを使って、ターゲットが検索するであろうキーワードの検索ボリュームをチェックしてください。

キーワードプランナーを使うと、月間の検索ボリュームをおおよそ確認できます。

 

検索ボリュームの数字が0や100などの数字だと、市場としてはかなり小さいことが予測できます。

市場が小さすぎると、ビジネスが成り立たなく可能性もあるので、ターゲットが調べそうなキーワードをいくつか検索して、

検索ボリュームの数字をチェックするようにしてください。

 

検索ボリューム「0」という数字だけは、必ず避けるようにしてください。

 

 

 

方法2:広告を参考にする

 

ターゲットを絞り込みすぎたかどうかを確認するためには、広告を参考にします。

広告が出ているかどうかでターゲットを絞り込み、設定してください。

 

「広告が出ているかどうか?」一番簡単な確認方法はGoogle検索です。

自分のターゲットが検索するであろうキーワードを検索してみて、広告が出ているかどうかをチェックしてみてください。

 

 

もし、広告が出ていない場合は、絞り込みすぎかもしれません。

少しターゲットの範囲を広げて、再設定することがオススメです。

 

 

 

 

誰でも使えるターゲット設定方法 4ステップ

セールスレターなどを書く際に実施する、ターゲットの設定方法についての4ステップです。

 

・ステップ1  商品に興味がありそうな人をリストアップ

 

・ステップ2  リストアップした人の悩み・欲求を明確にする

 

・ステップ3  もっとも深刻な悩み・欲求を持っている人をターゲットにする

 

・ステップ4  ターゲットを絞りすぎていないかチェックする

 

 

 

ステップ1 商品に興味がありそうな人をリストアップ

 

自分の商品・サービスに興味がありそうな人、興味を持ってくれそうな人をリストアップしていきます。

 

宰相はリストアップするだけなので、あまり難しく考える必要はありません。

ターゲットになりそうな人を、できるだけ幅広くリストアップすることを心がけてください。

 

 

 

ステップ2 リストアップした人の悩み・欲求を明確にする

 

リストアップした人たちはどんな悩みを抱えているのか?

どんな欲求を抱えているのか?

こうした内容を明確にしていきます。

 

               ・悩み   ・不安   ・願望

               ・欲求   ・痛み   ・恐怖

 

一番いい方法としては、リストアップした人に直接聞く(インタビュー)ことです。

もし直接聞くことができない場合は、Yahoo知恵袋や教えてgooなどを利用して、ターゲット層がどんな悩みや不安を抱えているのかをチェックしてみてください。

 

 

 

ステップ3 もっとも深刻な悩み・欲求を持っている人をターゲットにする

 

リストアップした人が抱える悩みや欲求の中で、「これが1番深い!」と感じるものを1つ決めます。

そして、その1番深い悩みを抱えている人をターゲットにします。

 

「これが1番深い!」と判断する基準は、主観でも構いません。

しかし、できるならターゲットになりそうな人に直接聞いてみることが重要です。

 

 

 

ステップ4 ターゲットを絞りすぎていないかチェックする

 

ターゲットを設定したら、ターゲットを絞りすぎていないか確認してください。

 

Googleのキーワードプランナーを使う。

もしくは広告を確認する方法で、ターゲットの絞り込み具合をチェックするのがオススメです。

 

 

 

 

ターゲット設定の精度を上げる1つのポイント

ターゲット設定を実践する際の参考にしてください。

 

ターゲット精度を上げる1つのポイント

ターゲットが悩み・不安を解消するために、お金お払ったことがあるかどうかを確認する

 

自分が設定したターゲットが、過去に悩みや不安を解消するためにお金を払ったことがあるか?

これを確認しておくことが重要です。

 

・どんな商品・サービスを買っていたのか?

・どのぐらいの価格のものを買っていたのか?

・どのぐらいの頻度で買っていたのか?

・今でも購入しているのか?

 

お金を払ったことがある人の方が、お金を払ったことがない人に比べて、自分の商品を購入してくれる可能性が高いです。

 

売り上げにつながるターゲット設定をする上ではとても重要なポイントです。

ぜひ、ターゲット設定の際は意識するようにしてください。

 

 

 

 

コピーを書く際に、ターゲット設定は重要となります。

誰に向けて書くのか、ここがハッキリするだけでも内容がより具体的で明確なものになり、反応をあげることができます。

 

 

ターゲットについての考え方

・考え方1:ターゲットは必ず絞り込む

・考え方2:絞ることで具体的なメッセージが書ける

・考え方3:絞り込みすぎない

 

 

誰でも使えるターゲット設定方法 4ステップ

・ステップ1  商品に興味がありそうな人をリストアップ

・ステップ2  リストアップした人の悩み・欲求を明確にする

・ステップ3  もっとも深刻な悩み・欲求を持っている人をターゲットにする

・ステップ4  ターゲットを絞りすぎていないかチェックする

 

 

以上のポイントを踏まえた上でターゲット設定をしてみてください。