募集が募らない求人広告から募集が募る求人広告へ変えるテクニック

就活やバイト探しのとき、求人サイトを見て検討する方が多いでしょう。

好きな仕事、給料、待遇などで決めることが大半だと思いますが、キャッチコピーを見てビビッときて応募すると

いった方もいらっしゃるでしょう。

 

ぜひ、応募してみたいと思ってもらえるような求人広告で使えるコピーのテクニックとは何か、見ていきましょう。

 

 

 

○応募したくなる求人キャッチコピー

 

キャッチコピーのテクニックを使い、求職者を集めるコツを5つご紹介していきます。

 

 

① 短い文言で切れ味よく

 

キャッチコピーを書く際、長すぎず印象に残るようにしましょう。

キャッチコピーに文字制限はありませんが、人が一度に知覚できる文字数が13文字以内とされているため、なるべく短めに抑えた方が良いです。

 

使う言葉も、小学生がわかるレベルまでにしましょう。

簡単な言葉を使うことで、パッと見たときに印象に残りやすくなります。

 

 

② ベネフィットを示す

 

自社で働くとどんな恩恵が得られるのかをキャッチコピーに入れるのも重要です。

ベネフィットを示すと、求職者が抱えている悩みや不安を解消し、働く意欲が高まります。

 

ベネフィットとは「利益や恩恵」のことを指します。

求人広告におけるベネフィットは「会社で働いて得られる利益」のこと。

例えば、未経験分野でも働けるか不安を抱いている人に「業務未経験歓迎!」「未経験OK 正社員登用実績多数」などが挙げられます。

 

 

③ 数字や実績で具体的に示す

 

具体的な数字や実績を示すことで、アピールポイントとなります。

 

似たような文章でも数字や実績が書いてある方が記憶に残りやすいです。

例えば、「少ない残業」よりも「残業月20時間以下」、「職員の大半が未経験からスタート」よりも「60%以上の方が未経験から始めています」など、具体性を持たせましょう。

 

 

④ 違和感を演出する

 

わざと違和感のある演出をすると、印象に残りやすくなります。

 

例えば、面白法人カヤックの「カヤックの就活はルールなし」というコピー。

ルールなしって何してもいいの? 自由にしていいってこと?など違和感を感じ、その細かな詳細が知りたくなり

採用ページへ進んでしまう人も少なくありません。

 

キャッチコピーは求職者の注目を集める大きな目的でもあるため、一見マイナスの意味を持つ言葉を使うなどして、あえて読み手に違和感を与えるのも一つのテクニックです。

 

 

⑤ 視点を変えてみる

 

思い切って、お客様視点からの言葉に変えて、普通のキャッチコピーとは違う切り口で作成する方法もあります。

 

例えば、すかいらーくグループのアルバイト採用ページでは「居心地が良い理由は、あなたでした」というように、第三者目線での言葉で、「お客さんからこんな言葉をもらえるなんて、一体どんな仕事なんだろう?」と興味を抱く人も多いはずです。

 

 

 

○効果の悪い求人広告の特徴

 

「なかなか募集が集まらない」「応募数が少ない」、、、など、悩んでいる人事・採用担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

世にあふれている求人広告の中で、なかなか狙った効果が出ていないと思っているのは少なくありません。

おそらく、以下のようなものが原因でしょう。

 

・キャッチコピーが奇をてらい過ぎて、言葉遊びになっている

 

・色々と詰め込み過ぎて、何が言いたいのかが伝わらない

 

・誰を対象(ターゲット)にしているのかがわからない

 

・良いことばかり書かれており、真実味がない

 

・情報量が少なく、判断がつきにくい

 

 例:「職業 営業」 「〇〇を売るお仕事です」

 

などがあります。

 

おそらく、「他の求人よりも目立ちたい」「とにかく良いことを言わなければいけない」「対象を広げないと応募してくれない」「写真はキレイでカッコよくなければいけない」という誤解のもとこのような結果になってしまうのでしょう。

 

考え自体は別に悪くはありませんが、本質的なことを理解していないと、誤った方向に進んでしまうことになります。

 

 

 

○求人で伝わりやすい文章を作成するには

 

いくらキャッチコピーがよくできていても、大事な求人の内容がわかりにくいと応募は期待できません。

求職者に伝わりやすい文章を書くコツを紹介します。

 

 

① 要点が簡潔にまとめられている

 

求人広告ではなるべく長い文章よりも、短い文章で端的に伝える方が好ましいです。

特に未経験者を募集する場合は専門用語などは使わず、誰にでもわかりやすい言葉を使った方がよいです。

 

 

② 将来像がイメージできる

 

配属先や雇用形態、職種や役職、業務形態など、求職者が採用後の将来像をイメージしやすくなる情報を

しっかり載せましょう。

 

採用後、どの部署に配属されるか、どのポジションで働くのかが明らかになっていると、自分が働く姿を

イメージしやすくなり、応募への意欲につながります。

 

 

③ 求める人物像がはっきり伝わる

 

「未経験者歓迎! 先輩がしっかりサポート!」「実務経験のある方大募集 大手企業で働いてみませんか?」

など、求める人物像がはっきり伝わるように書くことが大切です。

 

人物像が具体的に書かれていると、「この仕事なら私でもできそう!」「自分の経験にピッタリだ!」という気持ちになり、応募につながります。

 

未経験者でも良いのか、経験者であればどの程度のスキルが必要なのか、どのポジションで働いて欲しいのかなど、求人を読んだだけで求める人物像が伝わる工夫が必要です。

 

 

 

 

たくさん応募が来て欲しいと思うばかりに、奇をてらい過ぎたコピーにならないように気をつけましょう。

 

「要点が簡潔にまとめられている・将来像がイメージできる・求める人物像がはっきり伝わる」

上記の3つを意識して、求人を呼びかけてみましょう。