最強35の型 価格訴求
前回は新情報訴求を語りました。
今回は、最強35の型第2回目「価格求訴」について話していきます。
⚪︎価格訴求とは
購買行動で最重要なのは「価格」。人は常にメリット・ベネフィットを求め続け、「価格」を追う習性
があります。その習性を最大限に利用し、「価格」をキャッチコピーに使いましょう。
型は全部で5つ。一気に説明していきますね。
・型9 「価格」をメインにする
文法
価格+商品・サービス
ポイント
極端に高いか、安いか、インパクトのある価格を前面に押し出すと、否応なしに目が惹きつけられま
す。
中途半端な価格ではなく、100円など極端な価格の方が効果は絶大です。
・型10 「割引価格」をメインにする
文法
商品・サービス+割引価格
ポイント
割引価格を大きく見せることで、「何が何でも得したい」という気持ちに火をつけることができます。
とくに、「〇〇割引」より「半額」の方が目に飛び込んでくるので、そこもポイントです。
・型11 「特価品」をメインにする
文法
商品・サービス+特価品・特化表現
ポイント
特価とは特別価格なので、ある程度比較できる案内が好ましいです。
つまり、誰がみても安いという相場で勝負するか、横に置いた通常価格に大きく×印をつけ、特価品を
大きく目立たせるなどが効果的です。
・型12 「支払いの簡単さ」をメインにする
文法
商品・サービス+支払いの簡単さ
支払いの簡単さ+商品・サービス
ポイント
古典的な方法ですが、分割払い購入を案内すると、売れることが実証されています。購入負担が少ない
からです。
高価格を「月単位」にして細かく分解して見せるのも、同様の効果が得られます。支払い負担や複雑な
支払いが少ないことは、顧客の大きなメリットになります。
・型13 「無料提供」をメインにする
文法
商品・サービス+無料提供
無料提供+商品・サービス
ポイント
顧客は常に無料情報を求めています。しかし、ビジネスにおいて無料の乱発は実現できない仕組みです。
したがって、集客目的の商品を無料にし、その後、したたかに稼ぐ商品を用意する戦略が必要です。
価格訴求 3つのヒント
ヒント1 ⚪︎こんな商品に合う
「入口商品」が最適
商品には2種類あります。客寄せパンダとなる「入口商品」キャッシュを生む「本商品」です。
価格訴求は、売り手にとってビジネス効率を悪くさせかねないが、まず「入口商品」、
その後に「本商品」が待ち受けている戦略を講じれば、価格訴求コピーは極めて効率的になり
ます。
ヒント2 ×こんな商品には合わない
「ブランド品」には向かない
商品やサービスの価値は通常「価格」で表されます。価格訴求コピーによりやすい価格
を表現すれば、一時的に反応は上がります。 しかし、長い目で見た場合、それらの商
品価値は下がります。
したがって、ブランド品や安売りしたくない高付加価値商品にはあまり使用しない方が
良いです。
ヒント3 価格訴求コピーのテクニック
「数字」 「メリハリ」 「赤」
テクニック1 数字
とにかく数字は、万国共通なので目を惹きやすいです。価格訴求なら迷わず、「割引価格」
「割引率」などバシッと表記しましょう。 「半額」表記も効果絶大です!
テクニック2 メリハリ
数字や「半額」という文字は、読み手のメリットになります。
これらは、他の文字と比較して大きく訴求すると、目に止まる確率がグンっと上がります。
テクニック3 赤
価格訴求の場合、昔から「赤」を使うことが常套手段として用いられていました。
商店街の「大安売り」の札にも赤が使われています。
今回は価格訴求について書いていきました。
やはり商品を買う際やサービスを利用するときは、価格に目がいってしまいますよね。
大半の人が目を向ける部分をどう工夫するかによって、商品の売り上げなどが変わってくると思います。そのような点で言えばとても重要的な役割だと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました!それではまた。