キーワード訴求 Part1
今回は書き手(コピーライター)目線になって書いていこうと思います。
コピーを書こうとしても、いい案が出ず悩んでしまう。そのような経験は少なくないと思います。 そんなときにいい方法が。
「キーワード」を設定して、それに関連するものを考え、書き出してみることです。
キーワード訴求は、書き手自身が書きやすく、文章にリズムが出て、説明が簡潔に。
結果として、読みてもリズムに乗って読みやすくなります。
型は全部で10個。Part1、2と5個ずつに分けて紹介します。
・型16 「〇〇する方法」とする
文法
説明文+方法
ポイント
人は、ラクして成果を得る「方法」を求めています。「方法」が成果を得る「答え」になると知ってい
るからです。
そこで、「~する方法」と先にキーワードを設定しておくことで、読み手の答えに近づくコピーを書き
出すことができます。
コツとして、「〇〇の方法」の〇〇の中に読み手が得になることや理想の姿を入れましょう。
・型17 「どうやって、このようにして、どうして」とする
文法
どうやって、このようにして、どうして+成果・失敗
ポイント
先に疑問詞を設定し、その後に具体的成果・失敗を組み立てます。
読み手に「おや?」と思わせた直後に手に入れたい答えが明示されているので、とてもわかりやすい表
現を演出できます。
・型18 「理由、なぜ」を入れる
文法
成果+理由
なぜ+成果
ポイント
人は「結果」を見て、「原因」を探究したくなる習性があります。
この方の文法は、因果関係をシンプルに書き出す便利なキーワード。
答えの詳細を知りたくなるので、誘導したい次のボディコピーにもつなげやすいです。
・型19 「どれ、どの、このような」を入れる
文法
どれ、どの、このような+事象、悩み、サービス、商品
ポイント
実はコピーライティングで大変なのは、どこをUSP(武器になる言葉参照)に設定するかです。そんな
ときに役立つのは、先に「どれ、どの、このような」を設定すると必然的に次に書き出す言葉のポイン
トが絞り込まれます。
ちなみに、「どれ、どの」は「どっち?」という疑問詞に変えるとカジュアルに応用でき、「このよう
な」を「こんな方」へと変化させれば、人を特定することもできます。
・型20 「他に(誰か)」を入れる
文法
事象、サービス、商品+他に(誰か)
ポイント
「他に(誰か)」は、書き手が再度聞き返すニュアンスがあるので、購入を躊躇している顧客、他と比
較して迷っている顧客に効果的です。
書くのに悩んだときの解決策はいくつかあります。初めから良いコピーを書こうと思うのではなく、商品、サービスに関するキーワードをたくさん出し、その中から組み合わせたり、これにしようと決めることで思いつきもしなかったアイデアが出てくるものです。
考えに行き詰まったら、一度別の方法を試してみてはいかがでしょうか。