変化球で問いかける2
その他訴求のPart2です。
今回は「キーワード」に関することを話していきます。
ただ、キーワードといっても以前紹介した「キーワード訴求」とは違うので、ご了承ください。
ここで紹介する型は3つです。
・型29 「1ワード見出し」にする
文法
キーワード
ポイント
訴求するターゲットと訴求商品・サービスが決まっている場合、たったひとつのキーワードは、とてつ
もない威力を発揮します。
しかし、1ワードのみで伝えるのは案外難しく、外した場合のリスクは大きいです。したがって、小規
模で2つのコピーを見比べるテストし、効果的な1キーワードの確信を得たうえで、本格的に展開する
必要があります。
・型30 「2ワード見出し」にする
文法
キーワード+キーワード
ポイント
「ぷるぷる、ピン!」(株式会社富士フィルム ヘルスケア ラボラトリー)などといった性質の異なる2つの
キーワードを羅列すると、余計な接続詞がない分すっきりに見えます。
重要かつ難しいのは、訴求する情報や製品の特徴から代表的なUSP(武器になる言葉参照)を抜き出
し、2つに絞り込むことです。
・型31 「3キーワード見出し」にする
文法
キーワード+キーワード+キーワード
ポイント
性質の異なる3つのキーワードを単に羅列します。 「学生!家族!3年!」(ソフトバンク株式会社)
2ワードと同様、余計な接続詞がなくすっきりして見えますが、3ワードにするとリズムが出てきま
す。
また、訴求する情報や製品の特徴から代表的なUSPを3つ並べるだけで、リズミカルで高バランスな
コピーになります。その意味で、1ワードの絞り込む難しさ、2ワードのバランスの難しさをリズミカ
ルに解決してくれます。
キーワードを中心とした話でした。文章量や言葉が他と比べると少ないためリスクがありますが、その反面ほかではうまく出せないインパクトを兼ね備えています。型29でも説明したのと同様に、実践で扱うときはテストをし、これが効果的だと確信したのち、展開する必要があります。
読み手の興味を引きたい、インパクトのあるコピーを作りたいと思ったらこれらの方を実践してみてはいかがでしょうか?