変化球で問いかける3
その他訴求の最終Partとなりました。
このPartでは読者、ターゲットに対しての呼びかけを重視した方法を紹介していきます。
人は自分に関することには興味を持ちます。その習性を活かしてのテクニックなので効果は期待できます。
そのことを意識しながらぜひご覧ください。
・型32 広告主から相手に「直接」語りかける
文法
口語体+情報提供
ポイント
コピーライティングにおいて、カジュアルな口語体で発信するには意外と難しいです。
※口語体・・・とっても、すごく、御社などといったいわゆる話し言葉
しかし、読み手と同じ目線の語りかけるような口語体コピーを書くと、親近感が湧きます。
(例:ここだけのはなし・・・、 〇〇って知ってた!? など)
・型33 「特定の個人やグループ」に呼びかける
文法
特定ターゲットの特性+特定ターゲットの年代・パート
ポイント
特定のターゲットをコピー化するのは、コピーテクニックの中でも極めて強力な型のひとつです。
人は自分のことかな?という訴求には目に留まるからです。
ポイントとして狙う対象層を表記すると良いです。 特定ターゲットを入れるとイメージをはっきりと
伝えられます。
(例:16時以降やる気が出ないあなたへ! 40代体が重いと思ったら など)
・型34 「質問形式」にする
文法
軽いタッチ+疑問文
ポイント
質問形式にすると、すぐ真横で尋ねられている雰囲気をつくれます。
少し押しが弱いですが、その分警戒心を解くのに有効です。
テクニックとして、「少しドキッとする質問」にすることです。
鋭すぎず、甘すぎず、読み手が「あ、このままではやばいな」と思うぐらいにまで留めるのがポイント
です。
・型35 ベネフィットを「事実と数字」で伝える
文法
数字+事実
事実+数字
ポイント
「最強4つの法則」でも記述した通り、人は常に「自分にとって何が得か」といったベネフィットを求
めています。
その思いに応えるように、「事実」と「数字」で端的に伝えることほどわかりやすく強く惹かれるもの
はありません。
(例:もう1個、無料プレゼント 24時間受付中)
その他訴求 3つのヒント
ヒント1 これだけは押さえておきたいキーワード
型33「特定の個人やグループ」は、効果抜群
読み手を特定し、絞り込むことで該当者は「自分のことかな?」と注目させることができま
す。
ヒント2 捨てる対象を選ぶ
全員に刺さるキャッチコピーはない
相手を特定し、絞り込む=捨てる対象を選び抜くということになります。相手を選び抜くこと
は非常に難しいですが、コツとして先に「捨てる対象」を選ぶことで、残った「拾う対象」が
出てきます。
ヒント3 その他訴求コピーのテクニック
年齢軸
型33「特定の個人やグループ」で、相手を特定する方法はいろいろあります。中でも「年齢
軸」は、誰もがどこかにヒットするので使いやすいです。
「広い対象」「やや絞った対象」「ピンポイント対象」と3つのタイプがあります。
広い対象・・・年齢なんか関係ない
やや絞った対象・・・60代必見、10代の若者へ
ピンポイント対象・・・社会に出る22歳の方へ、56歳まだまだ元気でいたい
対象を特定し、泥臭くアピールするなどコピーには使い分けが必要です。
ターゲットを特定するだけでも、コピーを作るときに手をつけやすくなります。
細かい部分では「武器になる言葉」でも紹介した通り、どこをターゲットにするか、何を伝えたいかを考える必要があります。
全員が同じ情報を欲しがっているわけではありません。年代、仕事柄、抱えている悩みによって知りたいことはバラバラです。その何を知りたいかを見つけなければ刺さるコピーは出来上がりません。
逆を返せば、ターゲットの欲しい情報がわかると刺さるコピーが自ずと湧いてきます。
コピーを考えるのに戸惑ったら、一度誰に対してなのかを再確認し、ターゲットは本当にこの情報を知りたがっているのかを見つめ直してみてはどうでしょう。