ターゲット別ドンピシャ訴求

コピーを作る際、ターゲットを決めようと今まで話してきました。今回はターゲットに視点を置き、もう少し深掘りしていきます。どのようなターゲットがいるのか、狙う層ごとにどう変えていけば良いのかを解決します!

 

 

 

・3つのターゲットタイプ

 どのような商品でも、ターゲットは3タイプに分かれます。

 

 タイプ1 その商品が欲しい! めっちゃ興味を持っている

 タイプ2 その商品を少し知っているけど、まだ欲しくない

 タイプ3 ベネフィットに興味はあるけど、その商品を知らない

 

わかりやすく、具体例を載せますね。

例:チョコレート

 

 タイプ1 その商品が欲しい! めっちゃ興味を持っている

 例:チョコレートを多用するケーキ屋

 

 タイプ2 その商品を少し知っているけど、まだ欲しくない

 例:学生や高齢者など脳を活性化させたい人

 

 タイプ3 ベネフィットに興味はあるけど、その商品を知らない

 例:血圧を下げたいが、それにチョコレートがうってつけと知らない人

 

あなたの商品を買ってくれそうな人はどのタイプでしょうか。次に、どのタイプを狙えば良いか事前にわかる方法を紹介していきます。

 

 

 

最も買ってくれるタイプ」を判断する方法

どのような商品でも、タイプ3からタイプ1に向かうほどターゲット数は減りますが、欲求は強くなります。しかし、タイプ1はターゲット数は少ないですが競合が多い層なので、勝負できる商品は滅多に見つかりません。したがって、ほとんどの商品がタイプ2か3で勝負することになります。そこで自分の商品を買ってくれるタイプを判断する必要があります。その判断方法をお教えします。

 

 

タイプ1 その商品が欲しい! めっちゃ興味を持っているターゲット

 

(判断基準) 1、ブランドの強さがある

       あなたの商品が、その業界で抜群の信用力と価値を誇り、多くの人が認知している

 

       2、顧客との強い信頼関係がある

       何度もあなたの商品を買ってくれたり、SNSに熱烈なフォロワーがいる

 

       3、超強力なオファーがある

       ※オファー=魅力的な取引条件

       もし、競合他社よりも圧倒的に優れたオファーがあるなら、ブランドの強さがなくても、

       ファンがいなくても、狙えます。

 

 

タイプ2 その商品を少し知っているけど、まだ欲しくない

 

(判断基準) 1、魅力的な差別化要因がある

       「他との圧倒的な違い」がキーポイント。競合商品や、過去商品と比べて明らかな違いがあ

       り、他よりも優れている理由があるなら、勝負できます。

 

       2、他よりも良いオファーがいる

       商品クオリティが競合他社と同じであれば、オファーの良し悪しでお客さんは購入を決断し

       ます。つまり、他社の商品に対して、より良いオファーができるなら勝負できます。

 

 

タイプ3 ベネフィットに興味はあるけど、その商品を知らない

 

(判断基準) 1、差別化が難しい

       競合商品や過去商品との圧倒的な違いがない、もしくは、他よりも劣っている場合

 

       2、他よりもオファーが弱い

       商品クオリティは他と同じだが、オファーが劣っている場合

 

       3、わかりにくい商品

       「これまでにない商品やサービス」を売るケース。ターゲットが、その商品の価値をまった

       く知らない場合。

 

 

これらの判断方法を使って、狙うべきターゲットタイプを考えてみてください。

 

・「動くペルソナ」の作り方

狙うべきターゲット層が決まったら、ペルソナ作りです。 次の項目に当てはめて考えてみましょう。(全て考える必要はありません。)

 

項目

名前・年齢・性別・居住地・職業・役職・年収・貯蓄額・趣味・興味関心・性格・家族構成・人間関係・生活パターン・価値観・悩み・口癖など

 

必要であればこの他にも追加してもらって構いません。

 

・ペルソナの完成基準

ペルソナ作りに欠かせないのは、名前をつけること。名前をつけると、ターゲットの顔をイメージできます。また、ペルソナ完成の基準ですが、顧客像の表情や声がイメージできるか。さらには、「動き」まで想像できるようになれば、完了です。

 

 

適当にターゲットを決めればいいのではなく、きちんとした手順で決めていきましょう。

コピーを考えるだけでも充分大変ですが、それと同様にターゲットを決めるだけでもよく練られた戦略が必要となってきます。

つまずきそうになっても、欠けてはいけない部分なのであきらめずに決めていきましょう。