販売力アップ! 続きを読ませる編

販売力を強化させる表現技術の最後「続きを読ませる技術」について語っていきます。

ポイントは3つですが、どれも重要な部分なので無視できないものです。

 

 

続きを読ませる技術①

「リズム感を高める」

 

セールスコピーをスラスラ読んでもらうには、リズム感が重要です。文章のリズム感を高める方法は2つ。

1つ目は「販売力アップ! 伝える編」でもお伝えした、一文を短くする方法。2つ目は分割した文章の文末を、おなじ言葉にしないこと。次のコピーを読んでみてください。

 

文末がおなじ文章例

睡眠には肌質の改善効果があります。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは肌のターンオーバーを向上させ、美しい肌質を作るのに不可欠です。

入眠後20分~30分後に最も深い睡眠が訪れます。この時間帯に成長ホルモンが分泌され、肌の修復や新陳代謝が行われます。

 

 

全ての文章が「す。」で終わっています。「です」「ます」のような「す」で終わる文章や「でした」「ました」のような「た」で終わる文章が連続すると、単調でメリハリのない文章になり、テンポよく読み進められません。下記の改正例は全ての文末が重ならないようにしていますが、長文になると難しいでしょう。その場合、文末がおなじ文章は連続2回までを目安、最大でも3回までにしましょう。

 

 

リズムアップした文章例

肌質の改善効果がある睡眠。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは肌のターンオーバーを向上させ、美しい肌質を作るのに不可欠。

入眠後20分~30分後に最も深い睡眠が訪れる。この時間帯に成長ホルモンが分泌され、肌の修復や新陳代謝が行われます。

 

 

続きを読ませる技術②

小見出しを効果的に使う」

 

小見出し・・・ボディコピーの文中に設ける見出し。

 

小見出しは2つの役割を持ちます。

 

役割1 文章の圧迫感を減らす

セールスコピーの文章は多くなりがちですが、小見出しを入れることで適度にスペースが生まれます。

その結果、見た目上の文章びっしり感が軽減され、読みやすそうな雰囲気が得られます。

 

役割2 飛ばし読みする人の注意をつかむ

コピーを読むとき、全体にサッーと目を通す人もいます。

小見出しが良いと、全体をパッと見ただけで情報の価値が伝わり、飛ばし読みする人を広告本文へ誘導できます。続きが気になる、ザイガニック効果の高い小見出しを用意しましょう。小見出しは第2のキャッチコピーです。

 

 

続きを読ませる技術③

「問いかける」

 

突然ですが、①と②の違いがわかりますか?

 

①礼儀は大切です。

②なぜ、礼儀は大切か?

 

①は普通の文章ですが、②は続きを読み進めたくなってしまうはずです。その違いは、問いかけているかどうか。

ちなみに、このパートの出だし「突然ですが、①と②の違いがわかりますか?」もこの技術を使っています。問いかけ表現は続きを読ませるうえで効果的です。ただし、強引に増やすと読みにくくなるので、全体の流れを崩さないようにしましょう。

 

 

 

 

3つの章に分けて紹介してきた販売力アップのテクニックですが、1つ注意してもらいたいのがブラッシュアップの時に活用するのであっていきなり使わないということです。いったん書き上げたら時間を置き、その後見直しおかしいと感じるところがあったら、今まで紹介してきたテクニックを活用してより良いコピーに仕上げてください。