魅力的な条件とは

キャッチコピーと少し離れて、「オファー」についてやっていきます。オファーとは「お客さんへ約束する魅力的な取引条件」のことです。商品価格や特典、保証、サポートなどいろいろなオファーが存在します。

 

ここで訴求、キャッチコピー、オファーの違いがよくわからないといった方に一度整理しましょう。

 

・訴求

 売れる提案のこと。「誰に何を言うか」で考える。

 

・キャッチコピー

 訴求を魅力的に伝える短い言葉。読み手の注意を一発で掴み、続きを読む気にさせることが目的。

 

・オファー

 魅力的な取引条件のこと。ターゲットタイプ①、②では訴求やキャッチコピーにオファーが入ることもあ

 る。

 

 

オファーは非常に重要です。オファーを見直すだけで、広告のレスポンスが爆発的に伸びることもめずらしくありません。ターゲットタイプ①、②の訴求を考えるとき、オファーは徹底して考えたい要素の1つです。

 

 

 

 

・売れるオファー6つのタイプ

 

① 価格オファー

  簡単に言うと「割引」のこと。料金を安くするキャンペーンやクーポンなどのシンプルなものか

  ら、「他店より1円でも高ければさらに値引き」「野菜詰め放題500円」のようなひとひねり加えた

  オファーまであります。

 

 

 

② リスクリバーサル

 

  リスクリバーサル・・・購入後に考えられるリスクや不安を取り除く約束のこと。

 

  「ご満足できなければ全額返金」のような返金保証が一般的です。海外ホテルの「日本人スタッフが対

  応します」もリスクリバーサルの1つです。

  

 

 

 特典オファー

  お客さんが喜ぶものをプレゼントするオファー。「パソコン購入でプリンターをプレゼント」など

  シンプルなものから、「10分以内に配達できなければクーポン券プレゼント」のような、ひとひねり

  加えたオファーもあります。ポイントカードも特典オファーに入ります。

 

 

 

④ 無料オファー

  有料のものを無料で提供するオファー。有料品をお試しとして無料提供するオファー、商品を無料提供

  し、気に入れば代金を後から支払ってもらうオファー、見込み客を獲得するために無料のコンテンツを

  提供するオファーなど、様々なものがあります。

 

 

 

⑤ 時短オファー

  サービスの圧倒的なスピードを約束するオファー。「翌日配送」「見積もり30秒」、「24時間以内に

      修理スタッフ派遣」など、いろいろなオファーがあります。このオファーは早ければ早いほど助かるケ

  ースで大きな効果を発揮します。

 

 

 

⑥ 利便性オファー

  お客さんの面倒な手間を売り手に負担するオファー。「中古車の出張査定」「中古本の出張買取」、

  「保険の一括見積もり」など、お客さんがこれまでに面倒の感じていたことを、売り手が負担します。

  「コンビニ併設」のように、立地の利便性を訴求するオファーや、「手ぶらでBBQ」のように、お客

  さんにとって斬新な利便性を訴求するオファーもあります。

 

 

 

世の中にあるオファーの多くが、この6つのタイプのいずれかにあてはまります。オファー作りは引き出しの多さが重要となってきます。外などで広告を見たとき、「このオファーはおもしろい!」と感じたらメモや写真に撮っておいた方がいいでしょう。

 

 

売れるオファーのミックスタイプ

 上記でお伝えした「売れるオファー6つのタイプ」ですが、それぞれのタイプをミックスして使うことも

 できます。

 

 オファーのミックスタイプ例

 ・30分以内にピザをお届けできなければ、代金はいただきません。

  (時短オファー+リスクリバーサル)

 

 ・通話料が3ヶ月無料! さらにiPadをプレゼント!

  (無料オファー+特典オファー)

 

 ・今なら半額! さらに30日間の返金補償付き!

  (価格オファー+リスクリバーサル)

 

 ・所要時間10分。1,000円でヘアカットできます。

  (時短オファー+価格オファー)

 

 ・月額1,500円でDVD借り放題! ご自宅にお届けします。

  (価格オファー+利便性オファー)

 

 

オファーを考えたら、さらに別のタイプを追加できるか考えてみましょう。組み合わせによっては、他にはない強烈なオファーが生まれます。

 

 

 

何度か言っていると思いますが、コピーは相手にとってどんな良いことがあるかを伝える。オファーも同じで、お客さんにとってのメリットを伝えましょう。

悩んだらお客さん目線に立って、自分だったらこんな情報が欲しいと考えていくのも一つの手だと思います。 外にあるポスターなどを見て、どんな伝え方をしているんだろうとリサーチして気に入ったものはメモをしていきましょう。