やってはいけないオファー 5選
オファーって、つまりはとにかくいいことだけ言っていけばいいの?というわけではありません。たしかに相手にお得感を伝えるのは重要ですが、それだけでは成功しません。
成功とは逆の「失敗」について見ていきましょう。
・失敗するオファー5つのタイプ
① 他社と似たようなオファー
「ライバル社が送料無料だから、こちらも送料無料にしよう」といった考え方は、正しくもあり間違え
でもあります。他社がやっていることは最低限満たすべきですが、それではライバルの背中を追ってい
るだけ。お客さんから「そんなの当然でしょ」と思われてしまいます。
多くから選ばれるには、他よりも優れたオファーが必要です。
② 価格競争のオファー
低価格でも収益が得られるモデルなら、このオファーが有効です。しかし、さらに低価格の商品が参入
してきたら、どうでしょう?待っているのは、泥沼のような価格競争です。また、商品によっては、値
下げしすぎると「安かろう、悪かろう」と思われるケースもあるので要注意。
③ 価値が低いオファー
「見積もり無料」「相談無料」「査定無料」のようなオファーがありますが、これらはお客さんにとっ
てあたりまえのことであり、何の価値も感じられません。オファーは、お客さんが高い価値を感じられ
るものにしましょう。
④ わかりにくいオファー
オファーはわかりやすさが命。短い言葉で表現して「なるほど!それはすごい」と思ってもらえるよう
なオファーでなければ、反応は得られません。「どういうこと?」「もう1回説明してほしい」と言わ
れるオファーはNGです。
⑤ ハードルが高いオファー
飲食店のポイントカードで、スタンプが20個たまると500円引きというオファーがあったとします。
こういったポイントカードの多くが、財布の中身を整理するときに捨てられてしまいます。
しかし、すでにスタンプが15個押されているポイントカードを渡されたらどうでしょう?近いうちに
そのお店へ足を運ぶはずです。
こように、ハードルの高いオファーは、面倒に思われるだけです。
いかがだったでしょうか。相手に伝えたいのであれば今回紹介したオファーは避けるべきです。たしかに、お得感を伝えたい気持ちはわかります。しかし、それが前面に出過ぎて結果お客さんに不信感を与えてしまいます。一度よく見直してから、つかっていきましょう。