早慶の煽りキャッチコピーのポスターが面白い
今から6年前の2015年5月、東京六大学野球が行われました。
試合はもちろんですが、中でも1枚のポスターが反響を呼んでいました。
関西から早稲田大学・慶應義塾大学の受験者が何人いるのかまとめてみた
こちらのポスターを仕上げたのは、株式会社電通。
なぜこのような内容になったか、当時担当していた近藤雄介さんは次のように語っています。
「早慶戦の結果がニュースになることはありましたが、始まる前から注目されることはなくなっていまし
た。メディアに注目されるようにと考えついたのが、煽り合うポスターだったのです」
「煽り合う」というスタイルに考えついたのは、早稲田大学と慶應義塾大学のライバル関係を野球の早慶戦のイメージにつなげてもらうため。
関係者だけではなく、一般の人も引き込む内容を意識したのです。
早慶のライバル関係は、誰もが知っていること。
対立構造を明確に表現することによって、メディアでも早稲田vs慶應の図で盛り上がり、より取り上げて
もらいやすくなるのです。
結果、このポスターが大きな反響を呼び、2015年春の早慶戦の観客動員数は、神宮球場で行われていた同時期のプロ野球の観客動員数を上回り、1日で3万4000人のお客さんが集まりました。
お互いに皮肉を言い合うコピーって斬新でなんだか面白いですよね~。