普通のまんじゅうが売り上げ3倍になったお話

私がコピーライティングに関する話を調べていく中で面白いと感じたお話をご紹介していきます。

 

 

 

 

とあるコピーライターの方がかけだしの頃に担当した「まんじゅう」の体験談です。

 

当時、食品プロモーションだったAさんは、ある「まんじゅう」を担当していました。

そのまんじゅうは売れなくもないが、爆発的に売れないといったものでした。

 

Aさんが実食してみると、まんじゅう独特のパサパサ感がなく、薄皮であんがぎっしり入っており、

とてもおいしいものであったらしい。

 

気になったAさんは調べてみると、1度購入したらリピーターがつくロングセラーでしたが、

新規購入者が増えずに、いつまでたってもパッとしない「普通のまんじゅう」のままでした。

 

そこでコピーに問題があるのではないかと考えたAさんは、コピーを工夫してみることに。

 

 

いままでは「おいしい、おまんじゅう!」という平凡なコピーでした。

コピーに寄り添うビジュアルは、数個のまんじゅうの画像のみ。

 

そこで、真ん中からパックリ割ってあんがギッシリ入っている写真を撮り直し、

 

 

「ここまであんがギッシリ。だからおいしい!!」

 

 

という新しいコピーに書き直してみました。

 

 

その結果、新しいコピーになって数日後、コールセンターの電話がひっきりなしになったそうです。

そう、まんじゅうの注文が殺到したのです!

キャッチコピーを変えただけで、「普通のまんじゅう」が輝きだしたのです!

 

結果として、往来の3倍以上の売り上げになり、その後も伸び続けました。

 

 

Aさんは顧客データを分析すると、往来購入者はそのままで、新規購入者が格段に増えていました。

つまり、新しいコピーは新規購入者に刺さったのです。

 

 

 

この経験を聞いたとき、コピーひとつで成果を何倍にも伸ばせ、ターゲットを見据えた戦略は成功すると言うことを知ることが

できました。