手に取ってもらえるパッケージのコピー
お菓子や化粧品、特にお土産屋さんなどで見かける食べ物のパッケージってどれも魅力的ですよね~。
ビジュアルももちろんですが、コピーを見て食欲や興味・好奇心が刺激され、購入を決めてしまうなんてこともありますよね。
今回は、パッケージに乗せるからこそ効果が発揮するコピーのテクニックを解説していきます。
○商品パッケージにキャッチコピーはいらない?
商品を購入する際、文字(キャッチコピー)よりも写真(ビジュアル)に目が行きがちです。
商品だけでなく、トイレのマークや雑誌の表紙などにも意識を向けてしまいます。
これは言葉で説明されるよりも、マークや写真の方が情報や魅力を伝えることができるからです。
商品パッケージにおいても、商品の写真やイラストなどをパッケージの表面に大きくレイアウトしたデザインとなっています。
こちらも、商品の写真やイラストを使うことで、情報をダイレクトに伝えることができるためです。
○商品パッケージに有効なキャッチコピー
しかし、写真だけでは伝えられない魅力もあります。
どんな材質か、感触、製造方法など伝わりにくい場合があります。
そういったときに、キャッチコピーを活用します。
では、商品パッケージに有効なキャッチコピーとは何か?といったポイントを上げていきます。
1. ターゲットを、パッケージを見ている購入予定者に絞る
今、パッケージを手に取って見ている人、今すぐ、この商品を必要としている人に向けてアピールしましょう。
その際、それを購入したら、どんな良いことがあるのか?を考えましょう。
例として、商品が育毛剤、ターゲットが薄毛に悩んでいる男性とすると、
(例)
もう悩まない! これ一本で、若かった頃に大変身!
のような感じになります。
ターゲットにアピールしなければ、他社製品とそんなに変わらないものと見られてしまいます。
しかし、きちんとターゲットにメッセージを送ることで、反響のある、共感を得られるキャッチコピーに激変します。
2. 数字でわかりやすくする
商品を手に取ってもらっても、説明がわかりにくければ棚に戻されてしまう可能性があります。
そんな可能性を回避するために、キャッチコピーに具体性を持たせましょう。
もっと言うと、「数字」を含ませるのです。
(例)
× 塗ると若返ったように見える シミ消しクリーム
⚪︎ 塗ると5歳若返ったように見える シミ消しクリーム
数字ははっきりと比較しやすいため、人の目を惹きつける効果があります。
キャッチコピーに数字が入っていると、商品をイメージしやすいため、誤解を与えずに済みます。
3. 一度に全部を伝えない
あれもこれも伝えたいという気持ちが先走り、結果文章が長くなってしまうことがあります。
文章が長くなってしまうと、何を伝えたいのかがわかりません。
一度、商品の良さを全て書き出し、他社と被っているもの、わざわざ伝える必要のないものと削っていき、最終的に残った一つの魅力を伝えるようにしましょう。
また、パッケージにはスペースに限界があります。
文章が長くなったり、たくさんのことを記載してしまうと、商品名や写真が見えなくなってしまうので避けましょう。
ターゲットや魅力だけではなく、ポスターやパッケージといった載せる媒体によっても表現方法は変わってきます。
あくまで商品名や写真がメインとなってくるので、コピーの大きさや長さについてはよく検討していきましょう。