簡単に売れるLPのキャッチコピー

LP（ランディングページ）を制作する場合、画像の方に意識が向いてしまいがちです。

しかし、本当に大切なのはキャッチコピーです。

画像を優先しすぎて、いつもと同じような典型文になってはいないでしょうか。

それはとてももったいないことです。

画像選びにはセンスが必要ですが、キャッチコピーを作るのはコツさえ掴めば意外と簡単です。

売れるLPを作成するためのコピーライティングのコツを解説していきます。

○LP（ランディングページ）とは

まず、LPを知らない人に説明していきます。

LP（ランディングページ）とは、一般的にWEB広告をクリックした先に現れるページのことを指します。

ユーザーが広告から一番先に着地するページのため、離脱を防いだり、CV率を高めたりするためのさまざまな工夫が必要となります。

○LPのキャッチコピーの種類

LPで使われるキャッチコピーの種類は3種類。

キャッチコピー・ボディコピー・クロージングコピーとなります。

キャッチコピー

ページのメインであり、ファーストビューで目に入るコピー。

必然的に、大きく少ない文字数でわかりやすく表現されます。

その名の通り、LPを見た人の心を掴むためのコピーであり、LPの内容に興味を持ってもらうための導入部、いわゆる「つかみ」の役割を果たします。

ボディコピー

LPで紹介する商品やサービスを説明するコピー。

特養やメリットといった商品やサービスの内容を紹介する部分。

クロージングコピー

LPを見たターゲットに行動を促すためのコピー。

キャッチコピーで興味を引き、ボディコピーで説得して購買意欲を持ってもらい、クロージングコピーで行動につなげるための一押しをする。

それが、販促を目的としたLPでのコピーの役割と流れです。

○わかりやすいキャッチコピーを

最初の導入部で興味を持ってもらえなければ、ボディコピーやクロージングコピーは読んでもらえません。

それは、商品やサービスを説明する機会さえ与えられないということ。

それほど、キャッチコピーは重要なのです。

そのために、キャッチコピーはわかりやすいものでなくてはなりません。

一目でどんな内容かわかるからこそ、ターゲットの心を掴むことができるのです。

ただ、長すぎるキャッチコピーは読むのに時間がかかるため、避けたほうがいいでしょう。

LPのキャッチコピーは、パッと見た瞬間の第一印象がとにかく大切です。

その一瞬で読めて伝わるキャッチコピーが、売れるキャッチコピーとなります。

まず、伝えたいことを書き出し、そこから言葉を削って読みやすい文字数まで短くしていきましょう。

○ユーザーにとってのメリットがわかるキャッチコピー

導入部であるキャッチコピーで確実にターゲットの心を掴むには、メリットをわかりやすく伝えることが大切です。

そして、商品やサービスの利点ではなく、それを購入したり申し込んだりすることによってターゲットが得られるメリットを伝えるほうがより効果的です。

自分にメリットがある、今の悩みを解決できることを提示すると、ターゲットの購買意欲を刺激することが出来ます。

そのために、ターゲットに自分に関係ある商品、サービスだと認識してもらうことが必要となります。

具体的には、自分のことだと感じられるようにターゲットへ呼びかけることが有効です。

例えば、どれだけ秀逸なキャッチコピーでも、コスメやメイク用品のLPで男性の興味を引くのは難しいでしょう。

しかし、「可愛い彼女さんにもっと可愛くなってほしくありませんか？」というキャッチコピーなら男性の興味を引くかもしれません。

つまり、大切なのはターゲットの選定となります。

同じ商品・サービスでも、「誰」をターゲットにするかによってキャッチコピーは変わっていきます。

できるだけ具体的なターゲット像を想定し、どのような言葉なら心に響くかを考えましょう。

○ユーザー自身が簡単にできそうだと思うキャッチコピー

売れるキャッチコピーを制作するコツとして、ターゲットは手間を嫌うという点を理解しておきましょう。

商品でもサービスでも、手間がかかると思うとそれだけで買う気を失ってしまうということはよくあります。

つまり、それは簡単だと思わせることができるキャッチコピーは、ターゲットの心を掴みやすいということです。

具体的には、「寝る前にやるだけ」「読むだけで日本史の理解が深まる」「焼くだけで美味しい料理が作れる」といった「〇〇だけ」というコピーが有効です。

悩みを解決できるという切り口は、キャッチコピーを考えるうえで重要な部分です。

そして、そういった本来の悩みに加えて、解決のための「手間がかかる」「時間がかかる」という虹的な悩みが付加されることもあります。

簡単に出来そうだと思わせるキャッチコピーは、二次的な悩みの解決につながるための成果になりやすいといえるでしょう。

○キャッチコピーに使っている数字は効果的？

ターゲットの悩みを解決するうえで、具体的な数字を出すことはコンバージョン率アップに効果的です。

しかし、その数字もターゲットの興味に合致していなければ意味がありません。

キャッチコピーに使用する数字にもいくつかのパターンがあります。

①具体的な効果を示す数字

「１週間で3キロダウン」「ウエストー5cm」などといった、悩み解決に必要な期間や効果を示します。

具体的な数字を見せることで、ターゲットが持つイメージを明確にすることが出来ます。

②情報がどのくらいあるのかを示す数字

「成功する3つの必勝法」「信頼できる5つの理由」などのように、情報がどのくらいあるかを提示する数字です。

記事型LPなどでよく見られ、ボディコピーでの説明につなげやすいという効果があります。

数字はそれだけで目を引く効果があるため、単に「減量できる方法」とするよりも強いキャッチコピーとなります。

・信頼性を示す実績の数字

「売り上げ実績No.1」「20万部突破」「リピート率90%」といった、過去の実績を示す数字。

これらは、商品やサービスに対する信頼性を高めてくれます。

自分以外の人がもうすでに認めているという点で興味を引きやすく、買ってみようかなと思わせることが出来ます。

ボディコピーなど基礎的な知識も復習がてら話していきました。

LPを作る際、画像も大事ですがキャッチコピーも疎かにしないようにきちんと考えましょう。