クロージングコピーが担う重要なカギ

検索結果や広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするランディングページ

このページを構成するのに必要な要素「クロージングコピー」

ページの最後を締めくくったり、ユーザーに起こしてもらいたいアクション(コンバージョン)まで誘導する大切なコピー。

 

クロージングコピーがあるかないかで、コンバージョンに大きく影響する場合があります。

 

効果的なクロージングコピーのコツやテクニックをお伝えしていきます!

 

 

 

○クロージングコピーの役割

 

 クロージングコピーは、購入をその場で決めていただく「最後の一押し」的な役割を担っています。

 自社の製品が他所のものより優れているとアピールするとともに、今買わなければ損をすると焦燥感を駆り立て、

 購入までに繋げる重要な役割があります。

 

 ポイント・・・理想的に商品情報を得ようとしていたユーザーの本能に働きかけること

 

 ユーザーが商品に対しての知識をある程度持っていた場合、あと足りないのは「今購入しなければならない」

 という必要性。

 商品の魅力は、それ以前のコピーでしっかりと訴求しているため、クロージングでは「見込み客が今すぐ行動を

 起こす理由」の提示を第一に考えます。

 

 

 

○4つのポイント

 

 クロージングコピーにはいくつかのパターンがあり、商材ごとに使い分けることが大切です。

 また、商材によってはこれらの種類を組み合わせることも有効となってきます。

 

 オファーの見せ方

 比較対象を設ける

 ベネフィットを再確認させる

 追伸を入れる

 

 

 オファーの見せ方

 ビジネスにおいてオファーとは条件提示のことを言います。

 「ご購入くださるなら、〇〇円値引き、さらにおまけとして〇〇をお付けします。」といった提案。

 購入を迷っているユーザーの気持ちを固めるのに重要となっており、見せ方には4種類あります。

 

 ○限定性の場合

 人は限定ものや希少性のある商品に弱いです。

 買うつもりがなかった商品でも、「残り1つ!」とアピールされていたら、理由もなくつい購入してしまいます。

 これには「二度と来ないであろうチャンスを逃したくない」「この幸せを他人に取られたくない」という人の欲望

 と密接な関わりがあるのです。

 限定性には次のような種類があります。

 

 ・条件限定  初回購入のみ、当サイトでご購入いただいた方のみ、会員様のみ・・・

 ・時間(期間)限定  キャンペーン期間だけ、今から24時間以内・・・

 ・数量的限定  100個限定、先着○○名様・・・

 

 

 ○保証の場合

 クロージングを読んでいただいている時点で、ユーザーは商品購入を躊躇している可能性があり、一つの原因と

 して考えられるのは「買い物で失敗したくない」と言う警戒心。

 保証にはその警戒を解いて、失敗しても損はないという安心感を抱かせ、ユーザーの不安を取り除く効果がありま

 す。

 保証には次の2通りがあります。

 

 ・返金および返品保証  効果がなければ全額ご返金

 ・成果保証  効果が現れるまで全面サポートいたします

 

 

 ○特典の場合

 特典とはおまけです。

 商品を購入するだけで得をすることから、「他で同じものを買うよりここで買いたい」「今しか特典がつかないか

 ら今買いたい」という心理に訴えることができます。

 また、特典そのものに魅力があり、特典を入手するために商品を購入するといったケースもあります。

 特典には例えば、以下のようなものがあります。

 

 ・関連商品  メイン商品の姉妹製品、シリーズ商品

 ノベルティ  企業、オリジナルグッズなど希少性のある限定品

 ・サポート品  商材のわかりやすい説明書など

 

 

 ○簡易性の場合

 購入や問い合わせをためらう理由として多いのが、「面倒臭い」という理由。

 今あるものとの買い替えの際に出る湯用品処理、購入後の組み立て・設置、サービス導入後の運用など、

 面倒な内容は商材によるでしょう。

 

 そこで、購入後も楽チンだという点をアピールする必要があります。

 簡易性のオファーは次のような感じ。

 

 ・不用品の無料引き取り

 ・購入後の組み立てや設置サービス

 ・運用代行サービス

 

 

 比較対象を設ける

 クロージングコピーまでたどり着いたユーザーが、商品購入などコンバージョンにつながる行動をためらう理由に

 は「類似品でもっと良いもの・安いものがあるのでは?」「後でより良い製品を見つけたらやだな」といった迷い

 もあります。

 

 そこで必要なのが、競合のサイトに移動される前に、その場で比較検討してもらうこと。

 もちろん、自社製品に有利に働くよう比較しなければいけませんよ。

 このとき、競合他社商品名を載せることはタブー。

 その場で検索されてしまっては意味ないです。

 

 比較対象の見せ方について説明していきます。

 

 ○リンゴとミカンの比較

 セールスの世界でよくある手法として、見込み客の目先を変えるという発想。

 例えば、10,000円の黒毛和牛を売りたいランディングページで比較対象は高級レストランとします。

 同じお肉でありながら提供方法や価格も離れている両者ですと、厳密な比較ができません。

 

 お肉で比較すれば価格や口コミなどで全面的にぶつかり、仮に自社商品に明らかなウィークポイントがあればすぐ

 に劣勢がつきます。

 

 ここで行うべきは、ミカンを食べたいユーザーに対し、どの銘柄のみかんを食べたいかではなく、ミカンとリンゴ

 をどっちを食べたいかを問てしまうという、いわば論点のすり替えなのです。

 

 

 ○アンカリング効果

 アンカリング効果・・・最初もしくは同時に提示された特定の特徴や価格、情報が印象に強く残ってしまい、

            意思決定や判断に影響をおよぼす傾向のこと

 

 例:通常価格5万円の家具が今なら2万5千円

 

 例のように半額で買えることを印象付け、わざわざ他社商品をリサーチする前に購入を決断してもらえる可能性が

 高まるでしょう。

 

 

 ベネフィットを再確認させる

 ベネフィットは、商材を入手したことでユーザーにもたらせるメリットのこと。

 ベネフィットは必ず一度、クロージング以前のボディコピーで触れておく必要がありますが、ここでもう

 一度ベネフィットを強調し、購入すればユーザーが悩みを解消し幸福を手に入れられることを印象付けます。

 

 また、ボディコピーで登場したベネフィットに加え、クロージングで初登場する新たなベネフィットを提示すると

   さらに効果的です。

 ボディコピーでベネフィットを説明したのであれば、クロージングでは精神的なベネフィットを付け加え、購入メ

 リットをよりイメージしやすく表現しましょう。

 

 

 追伸を入れる

 クロージングコピーの最後には、まとめ的な追伸を入れて締めます。

 追伸はファーストビューの後にいきなり読むユーザーもいる重要なパーツ。

 ページのとちゅうで一旦最下部までスクロールし、追伸に目を通してからボディコピーなどに戻る人も少なくあり

 ません。

 

 それでは、いかに追伸に盛り込むべき6つのポイントをご紹介していきます。

 「比較対象を設ける」で例に挙げた黒毛和牛で例文をお見せしていきます。

 

 1 前の文章を読ませる

 「我が農園で特別な方法で育てた黒毛和牛の、他の牛とは違う貴重性をお分かりいただけたでしょうか?」

 

 2 ユーザーの悩みに共感を与える

 「美味しい黒毛和牛を食べたいけど、お財布に余裕がない・・・なんてことありますよね」

 

 3 申し込みの迷いを明確にし、理解する

 「しかし、我が農園で育てた黒毛和牛ならお手軽な価格で購入することができます。

  もちろん味に問題はなく他の黒毛和牛と同じ美味しさでご提供!」

 

 4 申込みを促す

 「今なら通常価格の30%オフでご購入いただけるうえ、食品企業とコラボして開発したタレをお付けい

  たします。」

 

 5 売り手の熱意を伝える

 「職員は皆田舎出身ということもあり、常に自然に触れ合ってきた経験を生かし、他の農園に負けない

  くらい健康な牛を育ててきました。」

 

 6 ベネフィット・オファーについて伝える

 「お祝いに何か豪華な食事をしたい・せっかくのボーナス何かに使いたいと思ったら、ぜひ贅沢なお食事、自分へ

  のご褒美としてご購入ください!」

 

 

 

クロージングコピーでは、ユーザーが悩んでいることを知り、その解決策や提案を促してあげましょう。