POPのキャッチコピーの伝え方

皆さんはお店に入った時、商品の近くに置かれている「POP」に目を通したことはありますか?

基本は商品の説明などが書かれており、時々思わずクスッとしてしまうような文も書かれている時があります。

そんなPOPをより強力な販促ツールとして活用するためには、お客さんの購買意欲をかき立てるキャッチコピーが大切です。

そこで今回は、POPを作る際のキャッチコピーの伝え方について、大切なポイントを解説していきます。

 

 

 

○キャッチコピーの重要性

わずか10~15文字程度の短いフレーズにもかかわらずPOP広告にキャッチコピーがあるかないかで、

お客さんへのインパクトは大きく変わっていきます。

なぜ、キャッチコピーをつけることがそれほどまでに重要なのか、具体的な理由を見ていきましょう。

 

お客さんの興味を刺激する

例えば飲食店で新メニューをオススメしようと思った時、ただ「新メニュー!」と書いただけでは「食べてみよう!」と思わせることはできません。

「〇〇B級グルメついに登場!」や、「食べたらやみつき間違いなし!」などのひと言が添えられているだけで、見た人に与える印象は違ってきます。

キャッチコピーをうまく活用することで、商品の美味しさ、希少性、特別感といった魅力を最大限にアピールして興味をつかむことができます。

 

 

ひと目で購買意欲を刺激する

キャッチコピーの大切な役割の一つとして、見た人に「買ってみたい」、「食べてみたい」、「使ってみたい」と思わせること。

例えば、特売商品をアピールする場合、価格だけを表示するのと、「期間限定!季節の~が〇〇円!」と

キャッチコピーを添えるのとでは、お客さんへのインパクトが全然違います。

お得感を伝えることで、購買意欲を刺激できるのです。

 

 

狙ったターゲットに直接届く

商品を売る上で大切なのが、ターゲットや利用シーンを明確にすること。

「ダイエットしたい!」「良い成績を取りたい!」「肌荒れを防ぎたい!」というように、誰に伝えたいのかをキャッチコピーで表現することで、ターゲットとなる客層へダイレクトにメッセージを伝えることができます。

 

 

 

○POPキャッチコピーを作る際のポイント

キャッチコピーを作るときのポイントを10個紹介していきます。

 

 

1.ターゲットを明確にする

対象となるターゲットをはっきりさせることで、あなたのためにと訴えかけることができます。

自分に向けられた言葉だと思ってもらえると注目します。

 

 

2.行動を誘導する

やって欲しいことをそのまま文字で伝えることで、意外とすんなり人は動いてくれます。

買う・申し込む・向かう・電話をかける・紹介するなど行動を示す言葉を使いましょう。

 

 

3.必要性に気付かせる

「欲しい」「必要」だと気づいてもらいましょう。

欲望、快感、解決、知識、好奇心などを刺激する言葉を加えることで気づきが生まれ興味を持ってもらえます。

 

 

4.今しかないと認識させる

時間や期間を示すことで今しかないという限定感を作れます。

時間・期間・季節などを意識させて今を逃してはいけないという印象を作りましょう。

 

 

5.人気があることを伝える

人気があることや注目されていることが伝わると支持されやすいです。

売れている・嗜好性・流行といった言葉を加えて人気の度合いを表現してみましょう。

 

 

6.感情を刺激する

感情が湧くとそれに興味を持ちます。

互換や体験などから訴え、心を刺激するとその感情表現に同調する効果が期待できます。

 

 

7.数字や資料で信頼を得る

情報があることを連想させると関心を示してくれます。

数字やデータがあることによって信憑性が生まれ、どんな内容なのかと興味を持ってくれるようになります。

 

 

8.お得という印象を与える

お得感を与えるとお客さんは喜びます。

安さや付加価値を感じさせる言葉を加えることで興味を持ってもらえます。

 

 

9.特徴を伝える

新しさや歴史、品質、限定感、信頼性、希少性、安心感、利便性など、

他とは違うという価値を感じさせる言葉を加えて訴えましょう。

 

 

10.優れていると強調する

伝えたいことに優れているという言葉を足して強調することで意識を向けられます。

付加価値や他との比較、特別感を加えてみましょう。

 

 

 

 

その商品の特性やターゲットとなる顧客層など目的に合わせて、切り口を変えていくことも大切です。

景品表示法薬事法などに注意しながら、魅力的なPOPを作ってみてください。