商品が売れる! ネットショップでポチってもらえるキャッチコピーのテクニック

Amazon楽天、BASEなどネットショプを閲覧していると、買うつもりはなかったのに、なんだか妙に惹かれ購入ボタンを押してしまった、なんて経験はございませんか?

 

おそらく、商品説明にキャッチコピーのテクニックが含まれていた可能性があります。

 

自分が物を売る側として、相手に購入を決断してもらう文章を書くにはどうすればいいのかといった

考え方・テクニックをご教授していきます!

 

 

 

 

(買ってもらうためのキャッチコピー:準備段階)

 

1. ターゲット層を決める

 

キャッチコピーを考えるときは、誰に向けてか、いわゆる「ターゲット」を決める必要があります。

 

ターゲットを決める際、以下の項目を考えると決めやすくなります。

 

 

▽ターゲット層を考えるヒント

 

・属性 (性別・年齢・職業・居住地など)

 

・価値観 (性格・趣味・ライフスタイルなど)

 

・課題 (解決したい悩み・抱えている問題・購入動機など)

 

 

 

みんなに配る義理チョコよりも、たった一人を思って作った本命チョコの方が心に来ますよね。

キャッチコピーも同じで、ターゲット層をピンポイントに絞らないと、誰も足を止めてくれません。

 

とても繁盛しているECサイトでも、実際に商品を買ってくれるのは100人中10人程度です。

 

まずは100人中1人のお客さんに買ってもらえることをイメージすると、

ターゲット層を絞りやすくなります。

 

 

2. 商品の強みを探し出す ~QPC~

 

ターゲットが決まったら、次は売りたい商品の強みを探し出します。

 

競合商品に負けない部分はどこか、他にはない画期的な機能は何か、などを伝えるのです。

 

しかし、お客さんの目線に立って考えた時、本当にその性能が購入につながるようなモノなのか、と不安に感じてしまうことも。

そんなときは、「QPC」を活用しましょう。

 

QPCとは、商品の価値を「品質(Quality)」「価格(Price)」「利便性(Convenience)」

3つに分けた分析方法です。

 

 

① 品質(Qualtiy) : 高機能、安全性、ブランド など

             (例 無添加で作りたて、日本国内で製造された)

 

 

② 価格(Price) : 低価格、コストパフォーマンス など

            (例 訳あり商品で特別価格、セットの購入でお得な割引)

 

 

③ 利便性(Convenience) : 使いやすさ、簡易性 など

                 (例 初心者の方でもできる、レンジでチンするだけお手軽料理)

 

 

3. どう伝えるかを考える

 

ターゲットを決め、強みも探し出したら、最後の段階です。

「どのように伝えれば興味を持ち、購入してくれるか」を考えましょう。

 

ただ使いやすいです、値段が安いです、とても便利です、と言われてもあまり心に響きません。

大事なのは、往来のものと何が違うのかといった部分になります。

 

今まで販売されてきた商品、他社の製品との決定的な違いを提示する必要があります。

 

「フライパン」を例にしますと、ダイヤモンドコーティングといった錆びにくく、汚れが簡単に落ちる成分を配合されているものが多く見られます。

その中でも、上の特徴はもちろん、洗剤が一滴もいらない簡単水洗いOKといったメリットが加えられたフライパンがあったらどうでしょう。

 

水洗いのみで簡単に汚れが落ちるといった、他者にはないメリットを伝えることによって、数あるフライパンの中でも特に目を引くものとなります。

 

 

 

(買ってもらうためのキャッチコピー:テクニック)

 

1. キャッチコピーはできるだけシンプルに

 

商品の魅力を詰め込もうとした結果、長文になってしまうケースは多いです。

しかし、広告をじっくりと読む人はほとんどいませんし、キャッチコピーは長いだけで読む人にストレスを与えてしまいます。

 

道行く人が一目見ただけでスッとわかるように

基本的にはシンプルで短いキャッチコピーを目指しましょう。

 

具体的な文字制限はありませんが、できるだけ無駄な言葉は省くようにしましょう。

必要な情報だけを選択して、キャッチコピーに取り入れましょう。

 

 

2. ターゲットを主役として考える

 

キャッチコピーの主語に、ターゲット層をそのまま盛り込むと効果的です。

 

キャッチコピーを見て、「あ、私のことだ!」「自分に関係ある商品かも」と思ってもらえれば、

そのまま商品ページを読み進めてくれる可能性がグッと高まります。

 

例えば、パソコンの説明書にキャッチコピーを入れる場合、、、

 

・誰でも簡単に操作できるようになる!

 

・初心者でも簡単に操作できるようになる!

 

という2つのキャッチコピーがあるとしたら、後者の方がより反応が良くなります。

 

 

3. 数字やイメージを使って具体化させる

 

「英語が話せるようになります」と書かれた教材があったとします。

これだけでは、どのくらいの期間で話せるのか、英語力がどの程度身につくのか、と具体性に欠ける部分があります。

 

ここで、数字・イメージを使ったコピーに変えてみましょう。

 

「たった2週間で英語が話せるようになります」

 

「ペラペラとネイティブに発音することができるように」

 

2週間、ネイティブといった数字やイメージを持たせることによって、自分がこれを購入したらどうなるのかといったベネフィットがリアルに想像できるようになります。

 

 

4. 商品の説明ではなくベネフィットを伝える

 

キャッチコピーを書く際によくやってしまいがちなのが、単なる商品説明になってしまうこと。

 

キャッチコピーは、お客さんに商品の魅力を知ってもらい、購入意欲を刺激するものでなければいけません。

 

そのため、

その商品を買うことで得られるベネフィット(利益)や価値にフォーカスを当てましょう。

 

例えば、ふっくらとした仕上がりが売りの炊飯器に対して、「ふっくらとした仕上がりにこだわった炊飯器」のように、そのまま表現しては、その商品をわざわざ選ぶ必要性がわかりにくいです。

 

しかし、

 

・短時間で美味しいお米ができる炊飯器

 

・時間が経ってもツヤ・もちもち感が失わない炊飯器

 

などのように書けば、商品の価値を訴求できます。

 

 

5. お客様の声をキャッチコピーに活かす

 

実際に商品を購入したお客様にアンケートを実施し、その声をキャッチコピーに活かすのも有効です。

 

どんな悩みを持って、なにに惹かれて商品を買ったかは、お客様自身がよくわかっています。

それらをアンケートで聞き出すことができれば、ダイレクトにターゲット層に響くキャッチコピーをつくれます。

 

 

▽アンケートで聞く質問の例

 

・商品を購入する前は、どのようなことに悩んでいたか (ターゲット層)

 

・購入の決め手はなにか、商品のどこに魅力を感じたか (商品の強み・特徴)

 

・実際に使ってみた感想はどうか (ベネフィット)

 

 

 

 

 

ネットショップを閲覧する人は何を目的としてみているのか、1ヶ月間で最も検索されているものは何か、

売れている商品の説明文はどんなものか、など事前にリサーチすることも重要となってきます。

 

商品の強み、ターゲットをきちんと定めて、売り上げを上げていきましょう!