コピーにおける「反社会性」の威力

反社会性、それは社会の規則を破り、他人を欺いたり権利を侵害することに罪悪感を持たない障害のこと。

コピーライティングにおける「反社会性」は、文章にインパクトを持たせ、読み手の好奇心を刺激する強力な要素になります。

 

しかし、コピーライティングにおける「反社会性」の要素は、あまり多用しすぎると、かえって読み手に「胡散臭さ」や「不信感」を与えてしまいます。

 

今回はコピーライティングにおける「反社会性」の要素についてお話ししていきます。

 

 

 

○コピーライティングにおける「反社会性」の要素とは

コピーライティングにおける「反社会性」の要素とは、

例えば下記のような言葉をタイトルや本文に用いることを意味します。

 

「元暴走族の告白」

「有名芸能人の二股疑惑」

「ヤクザの資金源の秘密」

「女子高校生がひき逃げ」

 

上記のような、一般社会的にあまり大きな声で堂々と発言できない「単語」や「フレーズ」を使うことで、読み手の「好奇心」を刺激する要素が、「反社会性」の要素なわけです。

 

 

 

○コピーライティングにおける「反社会性」の実例

ここでもう一度、例文としてあげた「反社会性」を用いた文章を読んでみてください。

 

「元暴走族の告白」

「有名芸能人の二股疑惑」

「ヤクザの資金源の秘密」

「女子高校生がひき逃げ」

 

上記の例文の中で「反社会性」という要素になっているフレーズは、

下記の単語になります。

 

「元暴走族総長」「二股」「ヤクザ」「ひき逃げ」

 

例えば、今回示した「反社会性」を用いたフレーズが、「Yahoo!Japanニュースの見出し」になっていたら、その「反社会性」を

用いたフレーズに反応して、思わずそのタイトルをクリックして記事を読んで読んでしまう人もいるはずです。

 

「反社会性」の要素が的確に読み手の「好奇心」を、刺激するタイトルコピーになっていると、読み手がその本文自体を、読んでくれる可能性は飛躍的に高まるわけです。

 

 

 

○「反社会性」の使い方&歴史

ここまでお話ししてきたように、コピーライティングにおける、「反社会性」の要素は、読み手に「その続きを読まざるを得ない」という強い好奇心を生み出す要素と言えます。

 

しかし、冒頭でもお伝えした通り、「反社会性」の要素は、あまり多用しすぎると、逆に読み手が「胡散臭さ」や「不信感」を感じて、文章全体が全く読まれなくなることもあります。

 

ですので、コピーライティングにおける「反社会性」の要素は、

あくまでも自身の主張を際立たせるための、「スパイス」的な要素であることを理解してほしいです。

 

例えば、読み手があなたが書いた文章本文に引き込んでいくために、冒頭の一ヶ所だけに「反社会性」の要素を

用いたフレーズを挿入する。

 

あるいは、タイトルコピーだけに「反社会性」の要素を入れてみる。

のように、本当に”ちょっとだけ”「反社会性」の要素を用いてみるというさじ加減が大事になってきます。

 

単純にコピーライティングを駆使して何かものを売る。

あるいは、何かをと長期的に売り続けていくことを考えたときに、

 

”「反社会性」の要素を用いて読み手の「好奇心」を刺激できることよりも、

 「反社会性」の要素が原因で、読み手に「胡散臭さ」や「不信感」を与える方が圧倒的にデメリットが大きいから

 す。”

 

そして追加情報として、日本における情報業界。

あるいはアフェリエイト業界の歴史から見ても、今から10年前ぐらいにある超有名なネット起業家が提唱していた、コピーライティングにおける「反社会性」の要素を、間違って理解したアフェリエイター達が、こぞって「胡散臭い」文章を書き綴っていたという経緯もあります。

 

このような日本における情報業界やアフェリエイトの歴史もありますから、コピーライティングにおける「反社会性」の要素は、読み手に強いインパクトを与えることができますが、同時に「やや上級者向け」のコピーライティングのテクニックであると言えます。

 

 

 

コピーライティングにおける「反社会性」の要素は、読み手の「好奇心」も強力に刺激する武器になりますし、逆に「胡散臭さ」や「不信感」を与えるデメリットにもなるので、扱いには注意しましょう。