3つのNOTを打ち破れ!

みなさんご機嫌いかがですか?

今回はコピーライティングの一番の基礎とも言える「3つのNOT」。

「コピー力を高めるにはゲームに習う」でも少し触れましたが、もう少し詳しくお話ししていきます。

 

 

 

○3つのNOT

 

1.読まない(Not Read)

 

2.信じない(Not Believe)

 

3.行動しない(Not Act)

 

3つのNOTとは上記の3つの壁のことを指します。

 

この3つのNOTをしっかりと理解することでわざわざテクニックを学ぶ必要がなくなります。

 

「嘘だ~」と思うかもしれませんが、本当です。

 

コピーライティングはこの3つのNOTを解消するためのテクニックです。

 

だからこそ、3つのNOTの本質が分かれば自分の力のみでテクニックを身につけることができます。

 

世の中にはコピーライティング講座やコピーライティング基礎セミナーなどがありますが、もちろんそちらに通っていただくのも十分にテクニックは身に付きます。

しかし、金銭面の問題などでちょっっと厳しいと思った方は、まずは独学で3つのNOTを学んでみてください。

 

 

 

○そもそも「3つのNOT」って?

3つのNOTとは、読者はあなたが書き上げた文章を・・・

 

1.読まない(Not Read)

2.信じない(Not Believe)

3.行動しない(Not Act)

 

といった意味をもつ言葉です。

 

あなたの書いた広告記事に注目してもらい「読まない」壁を突破し、具体例や体験者の声を入れ「信じない」の壁を突破し、最後に読者の背中を押してあげて「行動しない」の壁をぶち破る・・・

 

 

3つのNOTを乗り越えることができれば、

 

・反応率10%を超えるセールスレターが書ける

・web上での広告のクリック率が上がる

Twitterなどでイベントの告知をしたら満員御礼になったり

 

文章だけで人を動かす力を手に入れることができます。

 

とはいえ、3つのNOTを超えることは難しいです。

 

理由は、

 

「3つのNOTの対する意識が足りていないから!」

 

意識の低さが原因で、3つの壁を越えるどころか、最初の「読まない」壁に激突し、死んでいくのです・・・

 

ここから本質的なアプローチで3つのNOTを超えていく方法をお伝えしていきます。

 

 

読まない壁(Not Read)を超える方法

まず3つの壁の最初の壁「読まない壁」を超える方法について。

Not Readを超えるには、まずテクニックうんぬんの前に、ターゲット読者への理解を深めることが重要です。

 

そのために必要なのは、「読者の興味のある言葉を使う!」

 

ここができていなければ、どんなテクニックを使っても読んでもらえないです。

 

逆に、読者の興味のある言葉を使えばテクニックいらずで読んでもらえます。

 

たとえば、動物に興味を持っている人をターゲットにした場合、

「[画像あり]新種出現!? 新たに発見された犬種!」

のようなタイトルをつけるとか。

 

動物に興味があるなら、当然犬種など細かいところにも目がいくはずです。

 

今回はターゲット層を「動物に興味がある人」にしましたが、当然、ターゲットの興味関心によって使うべき言葉は変わっていきます。

 

占いに興味がある人なら、

「的中率100%! あの有名人も絶賛!」

なんて書かれていたら、

「いやいや、そんなわけないでしょ」

と思いながらもちょっと気になっちゃいそうですよね。

 

ワインに興味がある人なら、

「美味しいワインの見分け方」

みたいなタイトルだったら興味を惹けそうです。

 

 

結局のところ、「自分の言葉を聞いてほしい、伝えたい」と思っているターゲットに対する理解の深さが何よりも大事になってくるわけです。

 

読者の理解を深めなければ、どんなテクニックを駆使しても読まないの壁は越えられません。

 

 

○読者への理解を深めて読まない壁を壊す

「では、読者への理解を深めるにはどうすればいいの?」

と思いますよね?

 

残念ながら読者を理解するときに使える裏技みたいなテクニックは存在しません。

 

だからこそ、最初に言っていた「意識を高く持ちましょう!」という結論に至るのです。

 

普段から、

・相手の話に耳を傾け

・じっくりと観察し

・どんなことを欲して

・どんなことを避けたいのか

 

そういった部分を理解していくわけです。

 

 

あなたは今、目の前にあるものを見て「見えているものを見ている」と思っているかもしれませんが、実は「見たいものだけ見ている」のです。

 

なので、普段の生活から読者のことを知ろうとすれば、世界が変わります。

 

「読者が反応しそうな言葉ってなんだろう?」

 

この意識を持ちながら、3日間だけ過ごしてみてください。

 

たった3日間で、読者の心にグサッと刺さる言葉が見つかります。

 

あとは、そこで見つけた”刺さる言葉”をブログのタイトルや文章の最初のほうに入れ込みましょう!

 

 

 

信じない壁(Not Believe)を超える方法

「信じない壁」を打破するポイントを3つご紹介します。

 

1.自信を見せる

2.共感する

3.夢を語る

 

この3つのポイントを押さえると、「行動しない壁」までたどり着くことができます。

 

 

1.自信を見せる

人を信じようとするとき、あなたは何を基準にしますか?

 

たぶん、その人の雰囲気や言葉、外見など色々な要素を感じ取って、

「こいつは信用できないな・・・」

「この人のことは信じられる!」

など判断していますよね?

 

この自信があるか、ないかが言葉に影響を与えます。

 

特に、「~だと思います」「~かもしれません」といった言葉は、断言を避けているので使うのはオススメしません。

 

文章を書く際は「自分が書くことが正しい!」という気持ちで臨みましょう。

 

自信なさげに「この商品はオススメです」といわれるよりも、

自信満々に「この商品は絶対に買うべきです。買わなきゃ損です。」

と言われたほうが、信頼できそうじゃないですか?

 

たった一文、たった一言から、”自信のなさ”は想像以上に伝わってしまいます。

 

なので、自信をもってあなたの思いを語ってみてください!

 

 

2.共感する

 

一言で「共感が大事!」って言われても、よくわからないですよね?

 

↑これがまさに共感です。

 

読者の気持ちを先回りし、「そうだよね、やっぱりそう思うよね」と、相手の気持ちに寄り添うこと。

これこそが共感です。

 

ちなみにデキる営業マンはとにかく相手の話を聞くことに徹します。

人は自分のことをわかってほしい生き物なので、

「そうですよね。人生いろいろあるよね。大変だよね。」

と、相手の気持ちに寄り添うことができれば・・・

 

「この人は私のことをわかってくれる!」

      ↓

「この人は信頼できる人だ!」

 

と信用してもらえるようになります。

 

大事なのは、文章を書きながら、読者がどう感じるのかを考えること。

 

例えば、「下から2番目の成績だった僕が東大に合格しました」と書いたとすると、読者はどう思うでしょうか?

 

「マジ!?スゲー!」

「どうやって!?」

と肯定的にとらえる人もいるでしょう。

 

もちろん否定的にとらえる人も。

 

「嘘くさい」

「無理に決まってるじゃん」みたいな具合に。

 

この否定的な見方を変えてしまうのが「共感」のすごいところ。

 

「ビリッけつの成績で東大合格なんて

 夢物語と思いますよね?

 そう思われるのが普通です。」

 

↑この共感を入れるだけで印象がガラッと変わります。

 

 

文章を書いていて、「こんなこといっても信じてもらえないだろうな」と思ったら、すかさず読者の気持ちを先回りしましょう。

 

正直に「信じてもらえないですよね?それは正しい判断です!」と言いましょう。

 

こんな感じで読者の気持ちに寄り添うことで、

一気に信頼度が高まります。

 

 

3.夢を語る

最後のポイントは「夢」を語ること。

 

想像してみてください。

 

今、あなたの目の前に田中くんと鈴木くんが署名活動を行っています。

冤罪に対するものです。

 

(田中くん)

冤罪を無くしましょう!

署名お願いします!

 

冤罪に対する署名活動です!

どうか署名お願いします!

 

 

(鈴木くん)

冤罪に対する署名活動です!

 

やってもいない罪を被せられ、苦しんでいる方が大勢います!

そのような方達に何不自由ない生活を取り戻してほしいです!

 

 

どうでしょうか?

 

ただ署名活動を行うよりも、ほんのちょっと想いが乗っているだけで、印象が変わりませんか?

 

ただ淡々と事実を語るよりも「あなたの想い」を乗っけたほうが圧倒的に信頼されるのです。

 

 

以上、信じない壁を打破する3つのポイントでした。

 

 

 

行動しない壁(Not Act)を超える方法

行動しない壁を越える方法は3つ。

 

1.行動する理由を与える

2.行動を邪魔する要因を取り除く

3.行動してほしい内容を明記する

 

読者に行動させるといっていますが、無理やり行動させるわけではありません。

どちらかというと「自発的に行動したくなる」ように工夫するのがコピーライティングです。

 

無理に煽るような文章だと逆に反応が悪くなるので、これからご紹介する3つの方法をつかい読者に

”一歩踏み出す勇気”を与えてください!

 

 

1.行動する理由を与える

読者を行動させるうえで重要なのが、「行動する理由を与える」ことです。

 

無理やり行動させるのではなく、行動する”理由”を与えるのです。

 

たとえば、記事の前半を思い出してみてください。

 

「最後まで読んでもらう」という行動をとってもらうために、文章の前半にちょっとした”仕掛け”をしているのがわかるでしょうか?

 

(引用マーク)3つのNOTを乗り越えることができれば、

 

・反応率10%を超えるセールスレターが書ける

・web上での広告のクリック率が上がる

Twitterなどでイベントの告知をしたら満員御礼になったり

 

文章だけで人を動かす力を手に入れることができます。

 

など、読者が最後まで読みたくなるような文章を意図的に盛り込んでいます。

 

これを読むことで、

「売り上げをあげたいから、最後まで読もうかな」

「反応ゼロなんて嫌だから、続きも読もう」

という気持ちになってもらいやすくなります。

 

これが読者に行動する理由を与えるということです。

 

あなたが読者に求める行動をしたくなる文章をちょこっと盛り込むだけで、読者の反応は大きく変わるんですね。

 

もちろん、行動する理由がたくさんあるほどいいのですが、ほんの一言でも行動する理由を付け加えるだけで、簡単に「行動しない」の壁を壊せるのです。

 

 

2.行動を邪魔する要因を取り除く

リスクリバーサル」と呼ばれるテクニックを使った方法となります。

 

リスクリバーサル・・・行動を妨げる心理的な要因を取り除いてあげること

 

例えば、あなたが塾の案内文を書くとしましょう。

 

「こんなにも素晴らしい塾です!」

と書いても、入塾する人たちからすると、

 

「どんな塾なんだろう?」

「授業料に見合った価値はあるのかな?」

「どんな人たちがいるんだろう?」

などなど、さまざまな不安が出てくると思います。

 

そこで、こんなふうに不安を取り除いた文章を書いてみます。

「元教員の方がマンツーマンで教えてくれます」

難関大学合格率90%を毎年出しています」

「小学生~高校生まで幅広い年代の方が勉強しています」

 

このようにして行動を妨げる要因がなくなれば、実際に行動する人は増えていきます。

 

リスクリバーサルのある文章を書くだけで、他と大きく差をつけることができます。

 

 

3.行動してほしい内容を明記する

行動しない壁を越える方法、最後は「オファー」を出すということ。

 

「〇〇してください」という提案のことです。

 

ブログを最後まで読んでほしいから「最後までお読みください」と書いておく。

商品を購入してほしいから「お申し込みはこちらからお願いします」と記載しておく。

 

シンプルですが、読者はあなたの心を理解していません。

言葉にしないと伝わらないのです。

 

何か商品を売りたい場合、いくら商品の素晴らしさを述べた説明があったとしても、

「ご購入希望の方はこちらをクリックしてください」

という一言がなかったら、購入しようにも、わからないですよね。

 

強引に「行動させる」必要はありませんが、興味を持ってくれた読者が何をすればいいのか、という具体的な内容を明記することをお忘れなく!

 

 

 

 

読者に行動してほしいとき、自分が同じ立場だったらどんな言葉だと動くのだろう?と考えると、取り掛かりやすいと思います。

常に読者はどんな言葉を期待しているのか、を考えるようにしましょう。