メリットを伝える ブレット文章
セールスレターのパーツの1つに「ブレット(ボレット)」と呼ばれるものがあります。
ブレットとは?という疑問から、効果的な使い方までお話ししていきます。
ブレット(ボレット)とは?
まず、ブレットの意味について、ブレットを英語にすると「bullet」となり、直訳すると「弾丸」という意味になります。
ブレットとは簡単にいってしまうと、「箇条書き」のことです。
下記のように文章の前に「・」「■」「✔︎」などの記号をつけます。
(例)
・ブレット文章
■ブレット文章
✔︎ブレット文章
文章の前につく記号が弾丸を打った後に見えるため、「bullet(弾丸)」と呼ばれています。
英語の発音の関係で、ブレットやボレットと聞こえるようですが、どちらで発音しても間違いではないようです。
ブレットについて
冒頭で少しだけお話ししましたが、ブレットは一言で言うとメリット(ベネフィット)の箇条書きです。
どんな商品・サービスにもメリット(ベネフィット)はあります。
それらを分かりやすく簡潔に、そして、読み手が具体的なイメージを持てるパーツのことをブレットといいます。
(例)
・焼肉屋に関する真実
焼肉屋さんに行ったとき、ご飯は食べるほうですか?
食べているのだとしたら、損をしている可能性があります。
・お米を食べると損をする
ご飯は炭水化物なので、たくさん食べてしまうとすぐお腹いっぱいになってしまいます。
さらに、ライスの単価は20~30円と非常に安いです。
・損をしない食べ方
意外と思われるかもしれませんが、野菜をたくさん食べたほうが元を取りやすいです。
野菜はお肉と違って、冷凍保存が効かないので新鮮なものを出すにはいくら原価が高くても、仕入れるしかないのです。
ブレットがセールスレターで効果的な理由
セールスレターでなぜ、ブレッドが必要とされているのか?
これを理解しておかないと、書くときに手が止まってしまいます。
読み手が何が得られるかを理解できる
多くのセールスレターでは、それを購入することで読み手はどんな未来を得られるのか?ということがわかりづらいこともあります。
商品・サービスの良さを伝えているつもりでも、結果、しっかり伝わっていなかったことも多いのです。
この商品・サービスを得ることで、日常にどんな変化が起こるのか?どのような感情を生み出し、悩み・疑問を消してくれるのか?
読み手が知りたいのは、それを使うことで得られる日常の出来事です。
商品・サービスの機能や特徴ではありません。
それをブレットとして伝えることで、読み手が最終的に自分にとって得られることがイメージできることが購入の一歩につながります。
効果的なブレット 2つの特徴
1 あえて言わない
セールスコピーのテクニックとして具体的に伝えることが知られていますが、ブレットではあえて方法や秘密を明かさないことが効果的です。
読み手に、興味・関心・好奇心を起こさせるようなことが重要です。
明確なイメージを与えつつ、具体的な方法はわからないようにするのもポイントです。
「いったいその魅力的な方法やモノ・サービスは何なのか?」
そう思わせ購入という決断に導くことがブラインドブレットの目的です。
(例)
料理をするとき、いつも捨てていたあの部分が万能調味料に大変身!
お肉、サラダ、魚からなんでも合う!
2 ベネフィットが1つではなく2つ3つある
読み手がどんな言葉で響くかは人それぞれ違います。
だからこそ、ふんだんに盛り込んだ複数のベネフィットを伝えましょう。
(例)
「簡単」「継続性」「魅力的になれる」
腹筋を鍛える方法という商品で上記3つのベネフィットがあるとした場合の例:
ベネフィットが1つしかない場合
・腹筋をシックスパックに割る方法
ストレートで悪くはありませんが、ベネフィットが「魅力的になれる」しかありません。
ベネフィットが3つある場合
・美女を虜にできる1日10回だけの簡単やさしい魅惑トレーニング
(この方法を行えば、あなたの肉体は多くの女性から釘付けになること間違いなし!)
見比べてみてどうでしょうか?
「簡単やさしい」「美女を虜(魅力的になれる)」「1日10回(持続性)」と3つのベネフィットが合わさることで、大きなパワーを発揮することができます。
簡単2ステップ! ブレッドの具体的な書き方
ステップ① 多くのメリット(ベネフィット)を書き出す
まず、ブレッドを書くために、ベネフィットを書き出す必要があります。
その商品・サービスではどのようなメリットやベネフィットがあるか?
思いつく限り多く出してください。
そこででたメリット・ベネフィットはブレットだけではなく、ヘッドラインやボディコピーなどセールスレターでのパーツに書くこともできます。
そもそもセールスコピーライティングでは商品・サービスの良さを最大限に引き出し伝えることなので、
商品・サービスを熟知しておく必要があるのです。
ステップ② テンプレートから巧妙にパクる!
白紙の状態から書くなんて、正直バカげています。
時間や多くのお金を無駄にしてしまいます。
世の中には素晴らしい一流のセールスコピーライターが書き上げたボレットコピーがたくさんあります。
それらを参考にし、あなたが取り扱う商品・サービスに当てはめるのです。
例をお見せします。
・焼肉屋に関する真実
焼肉屋さんに行ったとき、ご飯は食べるほうですか?
食べているのだとしたら、損をしている可能性があります。
パクった例
商品・サービス:エアコン
・エアコンに関する真実
外出する際、エアコンはこまめに消しますか?
少しの外出でも消しているのなら、もったいないです。
このように、巧妙にパクってボレットを書いていきます。
もちろん、丸々パクるのはいけませんよ。
ブレットを書くには、商品・サービスの魅力を最大限に引き出せるベネフィットを知らなければいけません。
そのベネフィットを知るには、商品・サービスの特徴、お客さんの声などから見つけることができるので、リサーチが欠かせません。