コピーライターの仕事は「AI」に奪われる!?

今や世界中に注目されている「AI」。

現在、ほとんどの仕事がAIに変わってきています。

それはコピーライターも例外ではありません。

 

コピーライターを目指している方には少し不安にさせてしまう内容ですが、知っておいた方が良い事実だと思うので話させていただきます。

どうかご了承ください。

 

 

 

押し寄せるAIの波

コピーライターは、広告において巧みな言葉遣いで企業や商品の魅力を伝える職業。

私たちが普段使っている何気ない言葉でも、単語と単語の組み合わせにアレンジを加えたり、ちょっと型破りな表現方法を使ったりすることで、見る人の心を掴みます。

 

そんなコピーライティングの世界では型破りなスキルや感性が求められそうですが、コピーライターの世界にもAI進出の波が押し寄せてきているのです。

2019年7月末 米JPモルガン・チェース銀行は、広告制作にAIコピーライターを使用することを発表しました。

今後このような動きは加速するかもしれません。

 

 

同行は、AIが使った制作企業であるPersadoと広告制作の5年契約を結んだことを発表しました。

PersadoはAIが作ったコピー広告に使用し、2016年から行われていたパイロット試験でクリックスルー率が450%も伸びた成果を出したそうです。

 

 

PersadoのAIコピーライターは、タグ付けされた言葉が100万以上あるデータベースを使用するうえ、

データサイエンスや計算言語学機械学習を活用して、ウェブマーケティングの目的に最適な言葉を作り出し、マーケティングの成果を出しているのだとか。

 

 

JPモルガン・チェース銀行CMOは「主観的な判断や経験則からマーケティング担当者がこれまでに使わなかったようなコピーを、AIコピーライターは作る」と述べています。

人間のコピーライターが作る宣伝文句では「このフレーズは向いていない」「この言い回しでは成果が出ない」といった主観的な判断が下されるでしょうが、そんな決まりきった考え方に当てはまらないような予想外のフレーズを作れることもAIコピーライターの強みなのかもしれません。

 

 

 

日本の広告業界でも進む

AIコピーライターを導入する動きは、日本の広告業界でも見られます。

2019年5月に日本マクドナルドが行った期間限定販売の「改名バーガーズ」のプロモーションでは、

AIコピーライターが使われ話題となりました。

 

この時に使われたAIコピーライターは電通が開発した「AICO」。

キャンペーン期間中は公式サイト内で改名したい名前を自由に入力すると、AICOが改名を提案していました。

一般の方も気軽にAIコピーライターの能力を試せるとあって、SNSなどで盛り上がりました。

 

 

 

 

コピーライターという仕事は、完全にAIに取られたわけではありませんが、正直時間の問題だと思います。

AIに変わった仕事はいくつかあります。

 

人がやるよりも効率が良いといった理由もありますが、このままだとほとんどの仕事が変わり、職を失う人も大勢出るかと思われます。

そうならないためにも、改善策が欲しいところですね。