フリーランスのコピーライターになるには

コピーライターになってある程度経験を積んだら、フリーランスで働きたい。

そう思っている方は少なくないと思います。

フリーランスになった後の働き方や、メリット・デメリットまでお伝えしていきます。

コピーライターは、広告代理店や広告制作会社などの企業に所属して働いている人が多数いますが、一方で独立してフリーランスで仕事している方も少なくありません。

よくあるのは、学校を出て広告系の企業へ就職し、コピーライターとしての経験を積んだのちに独立というルートです。

広告業界の特徴や仕事の流れを学ぶためにも、一度は会社で働いてから独立するのが一般的です。

一応言っておきますが、「コピーライター」と名乗ることは誰にでもできますが、この仕事で独立して生計を立てていくのはとても大変です。

仕事もさまざまあり、独立して、誰もが知る大手企業のブランドや商品広告のコピーを手掛けられるのは、業界内で知名度のある相当な実力者のみといえます。

最近ではクラウドソージングの普及によって単価の低い案件も増えており、そのような案件を多数こなすことで何とかやっている人も大勢います。

また、ホームページ制作やデザインなど、他のクリエイティブ系の仕事と両立させながらやっている人も少なくないようです。

コピーライターを目指す人の中には、「いつかフリーランスで活躍したい」と思っている人もいるのではないでしょうか。

しかし、あまり経験がないうちにフリーランスになるのは、非常に厳しいです。

理由は大きく分けて2つ。

1つ目は、「仕事がない」ということが挙げられます。

フリーランスになると、基本的には全て自分で仕事をとってこなければいけませんが、そう簡単に仕事がもらえるとも限りません。

業界に人脈やコネがないうちにフリーランスになってしまうと、安定した収入が確保できず、生活が苦しくなってしまいます。

2つ目は、「スキルが追いつかない」ということ。

せっかく仕事をもらえたとしても、良いコピーが書けなければクライアントに満足してもらえませんし、次の仕事にもつながりません。

コピーライターは個人の力量が問われる仕事です。

そのため、きちんと実績とスキルを身につけたうえでフリーランスを考えた方がいいでしょう。

メリット

低予算での独立が可能

職種によって、独立をする際に非常に大がかりな準備をしなくてはいけないこともありますが、コピーライターの場合は比較的簡単に独立することが可能です。

特別な設備など必要なく、とりあえずパソコンとインターネット環境さえ整っていれば、全国どこでも仕事ができます。

その他、自己紹介用の名刺やポートフォリオ、取材および打ち合わせ時などに使用するICレコーダー程度のものを揃えておけば仕事はできるでしょう。

デメリット

安定して続けられるとは限らない

広告業界は人脈も重要で、仕事で評価されなければ次の仕事にはつながりません。

フリーランスのコピーライターとして、安定して大きな収入を得るには、地道な努力・信頼・実績の積み重ねが必要だと言えるでしょう。

また、広告の仕事はクライアントありきなので、クライアントの都合でいつ仕事がなくなるかはわかりません。

報酬も個人の実力や案件の種類、クライアントの状況などによっても大きく変動します。

フリーランスの場合、会社員のように決まった収入が手に入るわけではありませんので、ある種の不安を常に抱えながら働き続ける覚悟が必要です。

フリーランスのコピーライターは、案件ごとに報酬を得て生活しているケースがほとんどです。

報酬額は、契約を結んだクライアントと話し合って決めることもあれば、先方の言い値でやらざる得ない場合もあります。

実績を積んだ一流コピーライターになると、次から次へと仕事が舞い込んできて、会社員の平均年収以上を手にする人もいます。

しかし、それだけ安定して稼げる人は多くなく、別の仕事をしながら生活している人が大半です。

収入をアップさせたいのなら、地道にスキルアップを目指しながら、「こういう仕事をした」と周囲にわかりやすくアピールできる実績を作っていくことも大事です。

フリーランスを目指している人に少しでもタメになったら嬉しいです。