「嫌い!だけど好き、、、」 感情揺さぶるギャップ法とは
言葉に強みを持たせたい、相手の感情を動かすような文章を書きたいなど思ったことはありませんか?
これらの悩み・疑問はある方法を使えば解決します。
○感情を動かす文章とは
感情を突き動かしたいなら「ギャップ法」がおすすめです。
・ギャップ法とは
ギャップ法とは、本当に伝えたいこととは反対の言葉を先に述べ、
その後に本題を伝えることで、言葉に力を込めるテクニックです。
このギャップ法を使うことで、相手の感情を揺さぶることができます。
(例)
「No.1になれなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」
「お前のためにチームがあるんじゃねぇ、チームのためにお前がいるんだ」
「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きてるんだ」
(青島刑事:踊る大捜査線 THE MOVIE)
いずれも有名なセリフですが、ギャップ法を使い私たちの心を動かすものとなっています。
○ギャップ法の作り方
作り方として、次の3工程で練ります。
① 伝えたい言葉を決める
② 伝えたい言葉とは反対の言葉を考え、前半に入れる
③ 前半(反対の言葉)と後半(伝えたい言葉)がつながるようにする
(例)
「嫌いになりたいのに、あなたが大好き」
① あなたが大好き (伝えたい言葉)
② 嫌い (反対の言葉)
③ になりたいのに (つながる言葉)
はじめに「嫌い」と言い、次に「大好き」と本当に伝えたいことを伝え、最後に2つをつなげる言葉を
真ん中に配置します。
○感情が揺さぶられる理由
では、なぜギャップ法を使うことによって、相手の感情に訴えかけることができるのでしょうか?
考えられる理由に一つとして「ゲインロス効果」が働いているおかげと思われます。
ゲインロス効果・・・マイナスの印象からプラスの印象、またはその逆に変化する度合いが大きいほど、
相手に与える影響が大きくなる心理効果
前者には「反対の言葉」、後者には「本当に伝えたい言葉」を配置することによって、
ゲインロス効果が働き、感情が揺さぶられるのではないでしょうか。
ギャップ法の作り方はさほど難しくないので、簡単に作ることができます。
キャッチコピーや文章の中にギャップ法をうまく取り込み、読み手の感情を突き動かしましょう!