自社の強みを売り出そう!
商品・サービスなどが持つ特徴を伝える「タグライン」。
キャッチコピーと混同されがちですが、互いに異なる役割を持ちます。
お互いの特性を理解して場面ごとに使い分けることによって、より企業のブランドを明確化できます。
ここでは、タグラインの役割やキャッチコピーとの違いを紹介していきます。
○タグラインとは
タグラインとは、企業やブランドが持つ感情面と機能面のベネフィット(優れた点)を
わかりやすく伝えるための表現をいいます。
タグラインは具体的に、誰にでも伝わる言葉で簡潔に書かれている必要があります。
目安として15文字程度が望ましいと言われています。
○タグラインの役割
タグラインは企業ロゴとセットで使われています。
ロゴは視覚に訴えかける役割を担っているのに対し、
タグラインは言語に訴えかける役割を担っています。
(例)
・あったらいいなをカタチにする (小林製薬)
・明日をもっとおいしく (meiji)
・おいしさを笑顔に (KIRIN)
・ひとのときを、想う。 (JT)
○タグラインの作り方
実際に、タグラインを作る際に押さえておきたいポイントを解説していきます。
①タグラインは、誰に何を伝えたいかを明確に
まず、タグラインを見て欲しい対象は誰なのかを考えます。
相手が顧客や取引先であれば、自社の品質や理念に関するメッセージを、
従業員向けであれば、感謝に言葉を、
外国人向けであれば、英語かつグローバル性を打ち出したメッセージにするなどが考えられます。
②タグラインには、顧客が得られるものを思い浮かべる言葉を
抽象的なタグラインでは、込めたメッセージが必ずしも全員に伝わるとは限りません。
顧客が得られるものを明確に思い浮かぶ言葉を心がけ、自社の商品やサービスにより顧客の問題が解決で
きるということをわかりやすく伝えるといいでしょう。
③タグラインに使う言葉は簡潔に
タグラインに使う言葉は、簡潔でリズミカルなものがいいでしょう。
ブランドロゴの下に表記する場合、長いタグラインでは理解できません。
そのため顧客に覚えてもらいにくくなります。
わかりやすい簡単な単語を組み合わせ、韻を踏んでいるような覚えやすいタグラインは多くの顧客に認知
してもらえるでしょう。
○タグラインとキャッチコピーの違い
キャッチコピーとタグラインの違いについて解説していきます。
キャッチコピーは流行や時代背景にあったものをそのときそのときで採用し、柔軟に変化する文言。
タグラインは企業の持つ理念を打ち出したものであるため、不変かつ核心的な文言。
タグラインとキャッチコピーをうまく使い分けることで、場面ごとに伝えたい特徴や理念をわかりやすく
消費者に伝えられます。
タグラインでキャッチコピーでは伝えられない企業の強みを全面的に売り出していきましょう!