乗ってる?書けてる? リズム・韻・メロディ
世の中にはたくさんのキャッチコピーが溢れています。
その中でも、ついつい言いたくなってしまうようなキャッチコピーってありませんか?
あれは音やリズムをうまく使って、印象に残りやすくしているのです。
そこで今回は、有名企業のキャッチコピー例、音がもたらす効果や重要性について見ていきましょう。
シンプルでわかりやすく! 音の数を揃える
「はやい、やすい、うまい」
こちらは「吉野家」のキャッチコピーです。
3文字×3単語という爽快な音になっています。
そして、3文字でしっかり伝えたい特徴を全て盛り込んでいます。
日本人は3・5・7という音を好む傾向があるので、違和感なくすんなり受け入れることができるのです。
つい口にしてしまう!? 韻を踏む効果
「やめられない、とまらない」
カルビー株式会社から発売されている「かっぱえびせん」のキャッチコピー。
1999年からは商品パッケージにも記載されるようになりました。
やみつきになる美味しさをシンプルな言葉で表現しているだけでなく、「ない」という音が脚韻いなっているため
思わずリズミカルに口ずさんでしまいます。
音とメロディで聴覚を刺激する!
「すぐおいしい、すごくおいしい」
こちらは、日清の「チキンラーメン」のキャッチコピーです。
このキャッチコピーを見ただけで、頭の中にあのメロディが浮かんでくるのではないでしょうか?
キャッチコピーにメロディを加えると、音だけよりもさらに強力な印象を与えることができます。
一度覚えてしまえば、メロディはそのままに、キャッチコピーを変えるだけで新鮮さも出せるので、いつでも長く愛用されるキャッチコピーとなるのです。
音をうまく使うことで記憶に残りやすく、みんなに愛されるキャッチコピーを作ることができます。
コピーを書き終えた後、一度口に出してみてリズムに乗って言えるかテストしてみてください。