頼む前に知っておきたい コピーライターへの報酬額はいくら？
自社商品や自社をPRしたいと思いコピーライターに依頼を頼みたいけど、依頼の際の料金ってどのくらいかかるのだろうか？と思ったことはありませんか。
やはり依頼の前に、コピーライターに対してどの程度の予算を咲けば良いのかは知っておいた方が良いでしょう。
ここでは、依頼するにあたってのコピーライターへの報酬や、ざっくりとした料金の相場などをお伝えしていきます。
○コピーライティングの種類で単価が変わる
コピーライターに依頼したい場合、以下の3種類の報酬形態が考えられます。
・単発報酬
・成果報酬
・継続報酬
単発報酬
もっともわかりやすいのが単発報酬です。
セールスレターやランディングページなど、希望の制作物を打ち合わせて書いてもらい、一回支払って取引が終了となるためです。
メリット・・・支払う金額が決まっているため、商品が大ヒットすればするほど経費のパーセンテージが
下がっていく。
デメリット・・・商品が売れなかったとしても同額の出費となってしまい、赤字リスクがある。
セールスレター制作に50万支払ったとして、商品が20万しか売れなければ30万の赤字になります。
しかし、1000万売れたとしてもコピーライターへの報酬は上がることなく、セールスレター分の経費は
5%と下がり、大きく儲けることができます。
成果報酬
メリット・・・依頼をするクライアントにとっては最初にお金がかからなかったり、売れなかった場合の
赤字リスクが少ない。
デメリット・・・大ヒットすれば費用が増える。
長期的に販売する商品であれば長期的に支払う必要があり、管理の手間が増える。
こちらの報酬は、特に個人事業主や中小企業であればメリットの方が非常に大きいはずです。
最初の資金が必要ないことや赤字リスクが少ないことから、資金操りが楽になることは間違いないからです。
継続報酬
気に入ったコピーライターが見つかれば、月額制などで長期契約を結ぶ経営者さんもいらっしゃいます。
社員を一人雇うのと同等以上の結果が出るのであれば会社としてもプラスになるはずですし、
コピーライターも専属として、他のクライアントよりも優先して仕事をすることができるからです。
あくまでコピーライターとして、セールスレター以外に日々のメルマガの代筆などをすることもあれば、
「マーケティングコンサルタント」としてマーケティング全般のお世話をすることもあります。
コピーライターであれば、DRM（ダイレクトレスポンスマーケティング）を始めとした
マーケティング全般にも精通していることが多いからです。
費用は月額20～30万円が相場といったところですが、もちろんピンキリですので目安としてお考えください。
○コピーライティング・セールスコピーの種類や単価
主なコピーライティング案件の内容と、単発報酬の相場をお伝えします。
ただし、単価というのは業者やライターによってピンキリですので、あくまで目安程度にお考えください。
DMやチラシ 3万～15万円
DMやチラシの依頼はおよそ3万円～15万円程度といったところです。
「自分で作れそう」と思ってしまうかもしれませんが、実はそれで失敗している会社というのが非常に多いです。
やはり自社製品ともなると思い入れも強いでしょうから、客観的視点で見ることができなくなってしまう可能性が高いのでしょう。
お客さんにとって商品のメリットと、その商品を作っている企業の強いこだわりに差があるというのはよくあることです。
そのため、企業側にとってのこだわりを必死にアピールしているのに、お客さんからは全く反応がないというようなケースはザラにあります。
効率よく反応を取るためにも、お客さんの心理を理解し、客観的視点でのライティングができるコピーライターに任せるようにしてください。
メルマガ 1通 5000円～3万円
メルマガは1通につき5000円～3万円程度です。
やはり自分で作ってしまうよりも、お金を払ってでもプロに任せたほうが反応率が良いメルマガを作ってくれます。
また、メルマガの場合は1通につきいくらという報酬形態よりも、長期契約前提で考えた方が良いでしょう。
メルマガの書き手が頻繁に変わっては、文体も少なからず変わってしまい、読み手が違和感を感じてしまう可能性があるからです。
ランディングページ 5万～30万円
ランディングページの相場は5万～30万円程度です。
※ランディングページ・・・検索結果や広告などを経由して、訪問者が最初にアクセスするページ
基本的に無料のため、お客さんにアクションをとってもらうための心理的ハードルは高くなく、しっかり魅力が伝わっていれば良いので下記のセールスレターよりは安くなります。
「無料登録だから自分で書いてしまおう」と思いがちですが、お客さんの連絡先（リスト）を集めることはビジネスの要です。
ご自身で作ったとしても、反応が薄い場合はなるべく早くプロに依頼することをお勧めします。
セールスレター 10万～50万円
商品を販売するためのセールスレターは10万～50万円といったところです。
お金を実際に支払ってもらうための文章であり、無料登録の欄でランディングページよりも制作難易度が高いため、料金も高くなります。
セールスレターについては妥協したり、予算をケチったりすることはお勧めしません。
いくらお客さんを集めたところでそのお客さんが商品を購入してくれなければ全く意味がないように、
セールスの同線で最初に改善すべき大事な箇所は成約率だからです。
よって、セールスレターの出来は商品の売り上げ、企業との存続と繁栄に非常に深く関わってきます。
○コピーライティングの費用を抑える秘訣
コピーライターへの報酬の予算が十分に確保できない場合、フリーランスやクラウドソージングサイトで
人材を見つければ安く済む可能性があります。
ただし、その分注意したいこともあります。
・フリーランスに依頼すると安いケースがある
企業ではなくフリーランスのコピーライターに依頼すると安いケースも多いです。
企業が中間に入っていないため、企業の取り分が必要ないため。
ただし、フリーランスのコピーライターはそんなに数が多いわけではないですし、金額だけでなく
コピーライティングの技術まで含めてピンキリとなります。
よって、クライアントが自身で相手のライターの技術を判断しなくてはなりません。
また、コピーライターと一口に言っても、セールスコピーライターかイメージコピーライターかで仕事内容は全く違います。
例えばカルピスの「カラダにピース。」、ニトリの「お、ねだん以上。ニトリ」のような、企業のブランドイメージを上げるためのおしゃれなキャッチフレーズを書くイメージコピーライターでは、売り上げを直接上げるといった目的には合致しません。
売り上げを上げることが目的ならば、セールスを熟知したセールスコピーライターであることをしっかり確認しましょう。
・クラウドソージングで依頼する
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソージングサイトでの依頼も、安く済む可能性があります。
以下にクラウドワークスとランサーズの手数料計算式を載せますが、企業に頼む場合に比べ、クラウドソージングサイトの仲介手数料は安い可能性が高いです。
クラウドワークスとランサーズの手数料について
・10万円以下の部分に対し、契約金額の20%
・10万円超～20万円以下の部分に対し、契約金額の10%
・20万円越の部分に対し、契約金額の5%
こういった計算によって、手数料がかかります。
例えば30万円のプロジェクトの場合、以下のような少々複雑な計算で手数料の額が決まります。
・10万円以下の部分×20%＝20,000円
・10万円超～20万円以下の部分×10%=10,000円
・20万円越の部分×5%=5,000円
これらを合計して20,000+10,000+5,000=35,000円となります。
ただし、気軽な副業気分の働き手も多いので、フリーランスに依頼する際よりもさらにしっかり見極める必要があるでしょう。
コピーライターの報酬形態と、ざっくりとした相場についてお伝えしました。
もちろんあくまで目安なので、実際はしっかりと依頼するコピーライターまたは企業とご相談ください。
