注意を惹きつけるには「あれ」を意識しよう

キャッチコピーの役割は、商品・サービスを買ってもらうことと、お客さんの注意を惹くことです。

しかし、商品・サービスを買ってもらうことに意識しすぎて、「注意を惹く」部分が疎かになってしまいがちです。

 

どうすれば注意を惹けるのか、注意を惹くためのポイントをご紹介していきます。

 

 

 

○注意を惹くキャッチコピーの作り方

 

 

あなたはこんな風にキャッチコピーを考えていませんか?

 

 

上記の見出しを見て続きの文章を見たあなた!

これこそが意識を惹きつけるキャッチコピーなのです。

 

ポイントは「こんな」という言葉です。

 

「こんな」と言われても「どんな?」とはっきりしませんよね。

そうすると答えを求めて、続きを見ようとします。

 

先ほどの見出し文

 

「あなたはこんな風にキャッチコピーを考えていませんか?」

 

を見て思うことは、

 

「私は電車の中で考えているがそれはいいのか・・・」

 

「もしかしたら続きの文章に答えが載っているかもしれない」

 

などといったことでしょう。

 

 

「こんな風に考えていませんか?」

 

「これらのやり方は間違っています」

 

「その考えは捨ててください」

 

このような文章を見ると不安に襲われます。

その原因は「これ」「その」「あの」といった指示語にあります。

 

指示語・・・話し手のいる地点と状況をもとにしてものを指し示す機能を持つ語であり、特に代名詞

      限として用いられる[1]。 (https://www.weblio.jp/content/指示語) 

 

あえてコピーの中で答えを出さずにいることで、続きが気になる状態へ誘導することができます。

テレビ番組でいう「衝撃の結果はCMの後で!」といったテロップみたいな役割です。

 

 

ちなみに、キャッチコピーの出来で、広告を見るか否かが

心の中で75%の確率で決まるそうです。

 

良いキャッチコピーなら75%の確率で文章を読んでもらえる、

悪いキャッチコピーなら75%の確率で文章を読んでもらえない。

 

75%って大きな数字ですよね。

なので、キャッチコピーの段階で続きを読んでもらうように誘導する必要があるのです。

 

 

 

○着眼点を変える

 

「この」「あの」「そちら」といった言葉だけですと、

単純なキャッチコピーとなってしまいます。

 

着眼点を変えたり、文章に合わせて指示語をいじったりしてみましょう。

例えば・・・

 

「え、借金が『そんな』に減るの!?」

 

『こんな』自分が司法試験に合格した理由」

 

などといった感じにしても良さそうですよね。

 

程度を表す言葉を使うことによって「え、最初はどのくらいだったの?」「初めからどれくらい変わったの?」と思わせ、その結果、方法を知りたくなり続きを読もうとします。

 

 

 

指示語を正しく使うことで、相手の注意を惹きつけることができます。

文章に合うように指示語を変えていきましょう。