セールスライティングの基礎 PPCの法則
セールスライティングにおける、PPCの法則といったものをご存知でしょうか?
PPCの法則は、セールスライティングの型の中でも最も基本的なものです。
セールスライティングでは、AIDMやPASONAの法則などが有名ですが、使える場面が限られているため、
どれか一つの型をマスターしていても不十分。
いろいろなパターンに応用できるようになるには、多くの型を勉強しておく必要があります。
しかし、PPCの法則は基礎的なもの。
最低でも「これだけ知っておけばなんとかなる」というものです。
シンプルで融通がきくため、知っておけばいろいろな場面で活用できます。
○「PPCの法則」とは
PPCとは以下の頭文字をとって組み合わせた法則となります。
・P:Promise=約束
・P:Proof=証拠、証明
・C:Call To Action=行動の呼びかけ
お客さんから信頼を得て、商品を購入するアクションを起こしてもらうための法則です。
一つずつ説明していきます。
P:Promise=約束
最初にお客さんや見込み客に提供するサービスで得られるベネフィットやメリットを約束します。
お客さんにどんなお得があるのかを示すことで、興味を持ってもらいます。
たとえば、「こちらのダイエットサプリを使えば、運動しなくとも-4キロに」や「こちらの教材を使えば、英会話スクールに行かずとも英語がペラペラに話せるようになります」など。
P:Proof=証拠、証明
もしいきなり、「簡単にダイエットできます」とあまり親しくない人に言われても、信用できませんよね。
「簡単に痩せられるなら、こんなに苦労してませんよ」と反論したくなるはず。
だから証拠を示したり、証明できる資料を提示したりします。
購入者の口コミや、専門家の記事を引用するなどしてかまいません。
説得力のある根拠を示すことができれば、お客さんは信用して「この商品を購入してもいいかな」といった気になります。
なお、根拠を示す際は、以下の構成で書くといいでしょう。
理由→具体的(口コミや資料)
C:Call To Action=行動の呼びかけ
最後にお客さんにアクションを促します。
お客さんは「このサービスを使いたい」「この商品をこの商品を購入したい」と思っても、
欲しいという欲求がよっぽど強くない限り行動してくれません。
そこで背中を押してあげ、行動へ移してあげるのです。
代表的なもので言えば、「購入ボタンを押してください」や「以下の電話で受け付けております」などといったもの。
○セールスライティングのPPCの法則の使い方
セールスライティングのPPCの法則を使うときは、AIDAの法則やPASONAの法則、
QUESTフォーミュラと組み合わせると良いでしょう。
⇦このタイミングで使います。
AIDAの法則・・・注意(Attention)、興味(Interest)、欲望(Desire)、行動(Action)
PASONAの法則・・・問題(Problem)、扇動(Agitation)、解決策(Solution)、
絞り込み(Narrow down)、行動(Action)
QUESTフォーミュラ・・・絞り込む(Qualify)、共感する(Understand)、教育する(Educate)、
興奮させる(Stimulate)、変化させる(Transition)
PPCの法則は、「他のセールスライティングの型をさらに抽象化したもの」と考えてもらっても構いません。
一度マスターしてしまえば、いろいろなパターンに応用できます。
セールスライティングの基礎となる考えなので、早い段階でマスターしておいた方が他のセールスライティングの型も学びやすくなると思います。
・P:Promise=約束
・P:Proof=証拠、証明
・C:Call To Action=行動の呼びかけ