きちんと見直そう、接続詞
文章の合間を繋げるために活用する「接続詞」。
おそらく小学3年生あたりで習ったのではないでしょうか。
これをうまく扱えるようになると、流暢な語り口調のように文章を組み立てていけるので、文章がスマートになります。
しかし、適切な部分で扱わないと文章が崩れ、意味が伝わってきません。
接続詞の役割を今一度再確認し、流暢な文章作成スキルを身につけましょう。
接続詞の種類
順接・逆説・並列・補足・対比・転換
①順接
前の事柄を原因・理由として、その順当な結果・結論をあとに続ける
「だから、それで、したがって」
例:たくさん食べた。だから、お腹いっぱいだ。
②逆説
前の事柄に対して順当でない事柄をあとに続ける
「しかし・ところが・けれども」
例:早く走った。しかし、間に合わなかった。
③並列
前の事柄にあとの事柄を付け加えたり、対等に並べたりする。
「そして・それから・また・および」
例:勉強を済ませよう。それから、遊びに行こう。
④補足
前の事柄について説明を加えたり、内容を補ったりする。
「つまり・なぜなら・ただし・もっとも」
例:お菓子を買っても良いよ。ただし、1個までね。
⑤対比
前後の事柄を比べたり、どちらかを選んだりする。
「それとも・あるいは・もしくは・または」
例:和食にしようか、それとも洋食にしようか。
⑥転換
話題を変える。
「さて・ところで・では」
例:ここは読み終えた。では、次に進もう。
接続詞がおろそかになってしまうと、文章のリズムが崩れてしまい伝えたいことがわからなくなってしまいます。
しかし、接続詞を削るとスラスラ読めて分かりやすい時もあります。
例:私はリーダーに選ばれた。
どうやら社長が私に期待をかけてくれているようなのです。
そして、私を鍛えるつもりなのかもしれません。
とはいえ、簡単なことではありません。
だから、まずは顧客管理から見直します。
接続詞は「そして」「とはいえ」「だから」の3つ。
この中からなくても意味が通じる接続詞を削ります。
私はリーダーに選ばれた。
どうやら社長が私に期待をかけてくれているようなのです。
私を鍛えるつもりなのかもしれません。
とはいえ、簡単なことではありません。
まずは顧客管理から見直します。
「そして」と「だから」を削りました。
鬱陶しさが消え、読みやすくなりました。
これはなくても良いんじゃないかな?と思った接続詞はどんどん削っていきましょう。
大体はなくて意味は通じます。
普段気にしていないであろう「接続詞」。
深く考えてみると、本当にこれであっているだろうか?ここは削っても問題ないのか?と疑問に思う部分が出てきます。
たかが接続詞と思わず、きちんと読みやすさに考慮して配置してあげましょう。
接続詞がちゃんとしているだけで、だいぶ読みやすくなりますよ。