添削に役立つ 12のチェックリスト
コピーを書き上げた後、そのまま終わりにしていませんか?
本当にこの表現でいいのか、間違った使い方はしていないかなど「添削」をする必要があります。
添削・・・文章などを削ったり書き加えたりして直し、いっそう良くすること
しかし、添削といっても具体的にどう直せばいいのかわからない部分もあると思います。
今回は、添削チェックリストを用いて修正部分を解説していきます!
○添削に役立つ12個のチェックリスト
それでは、添削作業をする上で、または広告を作る際に役立つ
チェックリストをご紹介していきます。
広告の基本的な項目についてのチェックリスト
1 広告の目的は明確になっているか?
広告の目的が明確と言うのは何のことかと言いますと、
お客さんに対してどんな提案をしているかがはっきりわかることです。
例えば、
・無料のお試しセットを注文して欲しい
・無料相談のお問い合わせをして欲しい
など。
広告の目的がハッキリしていないと、お客さんもなんの広告かわからないです。
また、お客さんに訴えかける提案は一つの広告に対して一つにした方が効果的です。
あまり多くの提案を一度に書いても、一体何の広告なのか混乱してしまうので注意しましょう。
2 高額な商品の場合、いきなり購入を促していないか?
扱っているものが高額な商品の場合、
広告でいきなり購入を促すような文章を書いても、
成約させるのは難しいです。
高額な車を「買って!」と言われても買いませんよね。
実際に見てみたり、試乗したりと、段階を踏んで商品への理解を深めていき、
購入するというのが一般的です。
なので、高額な商品に関しての広告を書く場合は、
まず無料資料請求にしたり、無料相談にしたりと、
ハードルが低いものを用意するのが重要です。
3 商品のターゲットを絞り込んでいるか?
人は基本的に自分と関係ないと判断したものには興味を示しません。
そのため、「誰にでもオススメできます!」という商品は、
逆に「誰のための商品でもありません」ということになってしまい、
広告の反応率は低くなってしまいます。
高い反応率の広告を作るにはしっかりとターゲットを絞り込み、
その人に向けての広告にする必要があります。
例えば塾の申し込みをして欲しい場合は
× 高校生の皆さん
⚪︎ ~高校の3年の皆様
という感じです。
より具体的にターゲットを絞り込んだ方が、
そのターゲットの目に止まった時、読んでもらえる確率は高くなります。
4 連絡先は目立つところにあるか?
例えばあなたの広告を読んだ方が、商品に興味を持ったとします。
しかし、連絡先がどこに書いてあるかわからず、
結局「面倒だし買うのやめよう」となってしまったら・・・。
せっかくのチャンスを逃してしまうこととなります。
どこに連絡すればいいかわからない!という理由で商品購入を諦めてしまうケースはよくあります。
そのため、問い合わせ先の電話番号などは
しっかりと目立たせることが大切です。
webページの場合、画面下の追尾バナーで電話番号を表示したり、
文章の合間合間に連絡先バナーを複数回挟むなどして、
すぐに見つけられるようにするのが大切です。
また、電話番号のすぐ近くには、
・受付時間
・営業している曜日
・受付担当者の名前
この3つを添えておきましょう。
5 ターゲットの悩みや欲求に共感した内容になっているか?
人間には自分と共通点のある人に対して
興味関心・好意を持つ「類似性の法則」というものがあります。
この法則は、コピーライティングにも有効です。
読み手の悩みなどを先取りして文章を書くことで、
読み手も「この広告は自分のことをわかってくれている」と感じ、
興味を持って読み進めてくれるようになります。
あなたの商品のターゲットとなる方は、
どんな悩みや欲求を抱えているのか、よく考えてみましょう。
6 広告が単なる商品自慢になっていないか?
コピーライティングでは、
・〇〇大学の××教授が推薦!
・あの人気モデル〇〇さんも愛用しています!
・販売実績累計〇億本突破!
といった風に、商品の実績や権威性を紹介するのはとても重要です。
しかし、もっと重要なのは
「あなた(読み手)もこの商品のメリットを受けることが出来るんですよ!」
と伝えること。
例:料理のレシピ本
難しい工程一切なし!真似するだけでプロ並みのチャーハンが作れます!
この「あなたも商品のメリットを受けられる!」という趣旨を伝えずに、
ただ権威性だけを紹介していては、広告が単なる商品自慢で終わってしまいます。
反応率の高いコピーライティングは「あなた」がキーワードだと考えましょう。
7 読み手に安心感を与える要素はあるか?
現代は悪質な詐欺なども横行する時代なので、広告を見る人も
・悪質な業者だったらどうしよう・・・
・もし役に立たない不良品を買わされたらどうしよう・・・
と不安な気持ちを少なからず持っています。
そうした不安を和らげ、安心感を与えることが
広告で商品購入を後押しする上では重要です。
(安心感を与える要素)
・商品の写真 ・商品を使っているところの写真
・社長や社員の笑顔の顔写真 ・会社の電話番号
・会社の住所 ・会社の内観、外観の写真
・会社周辺の地図 ・実名や写真付きのお客様の声
・商品の価格を明確にする
などが挙げられます。
また、お客様の声は信用の証としてだけではなく、
商品の品質の高さをアピールするという面でも活躍できますので、
ぜひ掲載していきたいですね。
8 広告の内容が必要以上に難しくなっていないか?
広告の文章が聞いたこともない専門用語だらけだったり、
何と読めばいいのか分からないような難しい漢字ばかりだった場合、
あなたは最後まで読もうと思いますか?
大体の人は「何を言っているのか分からない! 読むのやめよう!」となってしまいます。
難しい文章というのは最後までちゃんと読んでもらうことが難しく、
当然成約率も下がってしまいます。
なので、極力専門用語は避け、難しい漢字は使わないようにし、
読みやすい文章にすることが大切です。
ポイントは小学5年生くらいの子供でも読めるような文章にすることです。
9 期間限定や数量限定など、限定要素はあるか?
「夏の特別商品!」 「1日〇〇個限定」 などのように、
限定生を打ち出すというのもコピーライティングにおいて非常に重要な要素の一つで、
これがあるとないとで成約率は何倍も変わることもあります。
あなたの商品にも、何か限定要素を付け加えることはできないか?
検討してみてください。
10 ベネフィットは書いてあるか?
ベネフィットとは、「商品を使った後、どんな未来が待っているか?」
というものです。
プロテインを例にすると、
・筋肉がつく→メリット
・筋肉がついてたくましい体つきになることで異性にモテるようになり、
素敵な彼女ができます!→ベネフィット
このような感じで、商品のメリットのさらに先に待っている未来がベネフィットだと思ってください。
このベネフィットを文中でしっかりと伝えることで、
読みても自分が商品を使った後の姿を想像しやすくなり、
購入につながりやすくなります。
チラシ広告の項目についてのチェックリスト
11 チラシのサイズは適切か?
チラシ広告の場合、どのサイズの紙を使っているかも重要です。
(一般的なポスティングチラシ)
・A4
使い勝手がよく、取っておきやすいのでオススメ。
(新聞の折り込み広告)
・B4
新聞の折り込み広告は大抵の場合、A4だと小さくて他の広告に埋もれてしまいがちです。
そうならないためにも、大きいB4の方がいいでしょう。
12 両面印刷で作っているか?
チラシ広告は紙の大きさに限りがあるので、
WEB広告のようにアピールしたい要素や伝えたい要素を好きなだけ書けるわけではありません。
しかし、少しでも伝えられる要素が多い方が広告の反応率も高まりますので、
裏面までしっかりと商品をアピールしましょう。
広告は一度作って終わりにするのではなく、本当にこれでいいのか見直すようにしましょう。
見直しの方法として、すぐに見直すのではなく「1日時間を空けてから再度確認する」ようにしましょう。
出来上がった直後だと、できた嬉しさから冷静な判断ができないのです。
そのため、時間を空けて第三者視点から見ることをおすすめします。