「ひらがな・カタカナ・漢字」の特徴と使い分け
皆さんご存知の通り、日本語には「ひらがな・カタカナ・漢字」の3種類の表記が存在します。
普段は意識することは少ないと思いますが、この3種類には異なった特徴があります。
どの表記を使うかによって印象がガラッと変わるので、それぞれの特徴を理解し、ライティングに生かしてみてください。
○ひらがな・カタカナ・漢字の特徴
前述の通り、ライティングにおいて「ひらがな・カタカナ・漢字」は使い方によって読者に与える印象がそれぞれ
異なります。
(例)
・いぬ、イヌ、犬
・かばん、カバン、鞄
・からだ、カラダ、体
・げんき、ゲンキ、元気
・きれい、キレイ、綺麗
これらのような言葉は「ひらがな・カタカナ・漢字」のどの表記でも使われる言葉です。
もちろんどの表記を使っても正解・不正解はありません。
しかし、パッと見た時の印象は違って見えるはずです。
○それぞれのメリット・デメリット
「ひらがな・カタカナ・漢字」のメリット・デメリットについて解説していきます。
ひらがなのメリット・デメリット
メリット・・・最大の特徴は「読みやすさ」です。
また、読者に「親しみやすさ」を感じさせるので、情報を伝える側と受け取る側の距離を縮める
ことができます。
デメリット・・・絵本などに多く使われているので、読者に「幼い印象」を与えてしまう可能性があります。
よって、知的なイメージを与えたい場合には、ひらがなを使うのは避けたほうが良いでしょう。
カタカナのメリット・デメリット
メリット・・・「シャープな印象」を持っており、「斬新さ」や「躍動感」を感じられます。
そのため、読者に対して「新しい」「カッコいい」などのイメージを与えられます。
デメリット・・・カタカナは「頭に入りにくい」「記憶に残りにくい」といった点もあるのでご注意を。
漢字のメリット・デメリット
メリット・・・読者に対して「きちんとした印象」を与えます。
よって「誠実さ」や「信用性」を示したい場合は効果的です。
また、「記憶に残りやすい」というメリットもあります。
デメリット・・・「堅い」「真面目すぎる」といった印象を与えてしまう場合があります。
さらに、難しい漢字においては「読めない可能性がある」というデメリットもあります。
○ひらがな・カタカナ・漢字の使い分け
ではこの3つはどのように使ったらいいのか?といった疑問を取っ払っていきます。
・言葉を強調したいとき
ある言葉を強調したいときは、
あえて「ひらがな」や「カタカナ」を使います。
漢字を使うのが一般的ですが、あえて「ひらがな」や「カタカナ」を使うことで、自然とそこに目が行きやすくなります。
・言葉の印象を和らげたいとき
こちらは「ひらがな」を使用します。
メリットの部分でも記述した通り、ひらがなには「親しみやすさ」を感じさせることができます。
・言葉の意味を理解してほしいとき
ひらがなやカタカナにしたとき、二つの意味を持つ言葉が存在します。
「どっちの意味で言っているの?」といった疑問を払拭するのに「漢字」を使いましょう。
意外と「ひらがな・カタカナ・漢字」の使い分けってわからないですよね。
それぞれに適した使い分けをして、ライティングの質を上げましょう!