「やらかしてしまいました」 説得力を高めるエピソード訴求
「文章を書いているけど、なかなか説得力を生み出せない」
「良質なものを書いているつもりだけど、反応が薄い」
と、文章を書いていてこのように感じたことはありませんか?
おそらくその原因は、「自分が書いた文章で相手を説得できていないこと」だと思います。
今回は、説得力を高める文章のポイントについて解説していきます。
○説得力のある文章を書くコツ
結論からいますと、説得力のある文章を書くには自分が経験した「エピソード」を入れることです。
エピソード・・・個人的な出来事、顧客(周囲の人)の出来事、
会社の出来事などの事例や体験談。
エピソードを入れるメリット
・体験談は、「その人にしか語れない」ので、圧倒的なオリジナリティになる
・「その話の結末はどうなるのだろう?」と読み手の好奇心を掻き立てる
・抽象的な理論や概念を具体的に説明できる
・実際に体験した結果なので、説得力が増す
○「失敗体験」を選ぶ
エピソードを載せるときは、「失敗体験」を選ぶと、読み手の共感を得やすくなります。
プロフェッショナルスピーカーのリップシャツ信元夏代さんは、著書『20文字に削ぎ落とせ』の中で、
「ストーリーはマイナスのものがプラスに転じるほうが、聞き手には興味深く響きます。
そしてどんなプロセスを経てマイナスをプラスに変えたのか、を是非知りたい! と引き込まれることで
しょう」
と述べています。
わかりやすく例を出して解説していきます。
×悪い例 (エピソードなし)
筋トレを習慣化すると、ボディメイクにつなげることができます。
○良い例 (エピソードあり)
筋トレを習慣化すると、ボディメイクにつなげることができます。
私も筋トレの効果を実感しているひとりです。
筋トレをする前は、好きなものを好きなだけ食べている生活でした。
約1年で、体重が10kg近く増えてしまったのです。
その後、筋トレを開始。
週3回、1回40分の筋トレを6週間続けた結果、体重が3kg、体脂肪率が5%減りました。
良い例には、「以前太っていた」「筋トレを6週間続けたら効果が出た」と実体験が書いてあるので、
説得力があります。
自慢話をひけらかさないで、「失敗→成功」のプロセスをエピソード化すると、
読み手の興味を惹くことができます。
人は「失敗体験」に興味を惹かれます。
恥ずかしがらずに、失敗体験を話し共感を得ましょう。