覚えてる? メッセージ性が強いAC広告のコピー
テレビでよく流れている「AC JAPAN」のCM。
強いメッセージ性や内容、コピーで私たちの記憶にとてもよく残っているものとなっています。
今回は私が特に印象を強く受けたコピーを3つ紹介していこうと思います!
もしかすると見たこと、聞いたことある!といった人がいると思うので、そういった方は初めて見た時を思い出しながら見ると
面白いのではないでしょうか。
「私 お母さん という者です」
こちらは「性別役割分業」をテーマにした作品です。
製作者は坂上 華梨 さん
お母さんだから、という無意識に役割を押し付けている社会ははおかしいと
訴えたいという狙い。
また「父親は外で働いているのだから、家のこと母親の役目」という
考えから、では「お母さん」が本当に「仕事」だったら?
果たして母親に家事を無闇矢鱈に押し付けようとするだろうか。
といった思いが込められています。
「親切な人に見つけてもらってね。」
動物愛護思想の普及啓発と愛護活動の推進する「日本動物愛護協会」(東京都港区)の新CM「犯罪者のセリフ」から。
簡単なストーリーを説明しますと、
夫の転勤を機に引っ越しをするも、そこはペット禁止。
悩んだ末捨てることを決意。
母親「ごめんね。ごめんね。どうか、どうか、親切な人に見つけてもらってね」
ナレーション「優しそうに聞こえても、これは、犯罪者のセリフです。
どんな理由があろうと、どんなに心を痛めようと、動物を捨てること、虐待することは犯罪です」
「犯罪者のセリフ」にした理由として、日本動物愛護協会常任理事で事務局長を務める廣瀬章宏さんは次のように述べています。
「以前より愛護動物の遺棄・虐待は動物愛護管理法にうたわれている犯罪行為であるにもかかわらず、軽く考えられ
がちなのではないか、と考えていた。
飼えなくなったからと言って簡単に捨てたり、軽い気持ちで虐待動画をSNSにあげたり、飼い主がお世話を怠った
り、このような状況下に置かれた
苦しんでいる動物たちを救うためには、動物の遺棄・虐待が立派な犯罪行為にあ
たるということを世の中に伝え、知ってもらい、抑止することだ、といった思いから」
動物のことについてもっと深く真剣に考えてほしい、と言う気持ちが込められた広告となっています。
AC JAPANは社会にとって必要なものを発信する団体であり、世の中を少しでも良くしたいという気持ちのもと活動をしています。
しかし、世の中が現代の問題を軽視しているせいからか、今回取り上げた広告のように少し過激なものとなっているのかもしれません。
今の時代だからこそ、みんなで手を取り合っていくのが必要なのでしょう。